1997 Toyota Supra RZ – 全ては変化する 詳細ページ(14520) - イベント・レースレポート

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1997 Toyota Supra RZ – 全ては変化する




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数々のペイント、タービンキットとホイールを終え、ようやくMarcel Lechの理想のスープラが現実した

 
6年前のMarcel Lechは何も要求しなかった。スープラを楽しむには450hpは十分だと思っていた。しかし、天気のいい日にしか乗らない1000hp近く発生する2JZを持つことになった。「時間が経つことによって欲しいものが変わったので車の塗装、外装エアロ、ターボキット、エンジンリビルドx2、ホイールx5セットなど次々と交換した。何をやっても満足できなかった。」とMarcelは語った。
 
しかし、日本からバンクーバー、ブリティッシュコロンビアに送られてきた右ハンドルハードトップSupra RZは全ての条件をクリアしていると彼は信じている…かもしれない。「厳密に言えばプロジェクトカーは永遠に完成することなく、常に改良するところがあるはず。」と彼は言うが「この車はこれで完成したと思う。」

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Marcelが言う完成は最新取り付けたVaris RidoxエアロとCartech Collisionが塗ったカスタムガンメタリック塗装のこと。しかし君たちは4200回転で935馬力と800 lb-ftトルクを発生する直6エンジンの事だと思っているだろう。「レスポンスの良い特性を持ちながら高出力を狙うことが目的だった。」とMarcelは言う。「AEM 3.5bar MAP センサーはもう限界だがブーストを上げていけば1000馬力以上は可能だ。」
 

BurnabyのEvolution Autoがエンジンを担当し、32psiのブースト圧をシリンダー内に抑え込んだ。「長年に渡り数え切れないくらいの作業時間を車につぎ込んできたが、彼達が行ってくれた作業も欠かせなかた。」スープラを愛する、2JZに詳しいショップのことを言うMarcelだ。Borg Warnerが主役となるシングルターボコンバージョン 、鍛造エンジンパーツ、GReddy とTiAL インタークーラー・ブースト制御パーツでエンジンは組み上げられている。
 

トヨタ2JZの鋳鉄ブロックは元々強いと評判だが、実際強度製を上げるとかなりコストがかかる。「1番の誤解は2JZ-GTEは安く、パワーを作れると言うことだ。高品質のパーツを使うとかなりの値段がつく。」とMarcelは今までつぎ込んで来た高額をほのめかす。「1000馬力ハイパフォーマンスカーを持つ人なら誰でも共感できるが、車をハードに乗ると物事は決してスムーズには行かない。パーツの不具合や破損も多く、それは当たり前のことだ。
 

でもMarcelは最初からこうなる事を知っていた。幼い頃からスープラは彼のドリームカーであり、大人になってFR,6速プラットフォームが彼の興味を注いだ。当初18歳でノンターボモデルを選んだが、そのモデルが自分に合わない事は既に分かっていた。「ターボ車じゃなかったので長期間所有するつもりなかった、」とMarcelは語り、それから乗ってきた車をリストアップしてくれた。その中にはツインターボスープラ2台とR33スカイラインGT-Rも入っていた。日産も乗っていたが、気付いたらトヨタ車に戻っていた。「90年代と00年前半のトヨタは最先端のクォリティーを持っていた。」
 

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海外から輸入したスープラは、6年後にこうなるとは夢にも思っていなかった。「数年間に渡り、目標も頻繁に変わっていたので、常に次のレベルを狙っていたと思う。」ただの良いものから最高のものに進化するというのは最高の変化だ。
 

チューニングメニュー

オーナー: Marcel Lech
出身地: Vancouver, BC, Canada
職業: 自動車カメラマン
Instagram: @marcel_lech
パワー: 935whp; 800 lb-ft of torque
エンジン: カスタム 10.0:1 ピストン大型リストピン、吸気ファンネル、インテーク、Brian Crower Heavy Duty BC625+ ロッド、 GSC S2 ビレット製カムシャフト、チタンバルブスプリング、Titan Motorsportsカムギヤとテンショナー、 BorgWarner ターボ、 GReddy インタークーラー、TiAL 44mm デュアルウエーストゲート、ブローオフバルブ、 DocRace エギゾーストマニホールド、4-インチフロントパイプ、HKS マフラー、 DLI イグニッションアンプリファイアー、 Injector Dynamics 1,700cc インジェクター、Walbro デュアル 450-lph 燃料ポンプ、Toyota Denso コイルパック、Titan Motorsports オイルポンプ、ATI クランクプーリー
駆動系: Clutchmasters FX850 ツインディスククラッチ、ソリッドデフブッシング
ECU: AEM V2 ECU 、 MAP センサー
足回り &シャーシ : BC Racing DR-Series 車高調整ダンパー、Cusco フロント・リヤスタビライザーバー、フロント・リヤショックタワーブレースバー
ブレーキ: AP Racing 6ピストンフロントブレーキ、StopTech リヤローター
ホイール & タイヤー: 18×10 フロント、18×11 リヤ Advan GT ホイール、265/35R18 フロント、305/35R18 リヤ Toyo R888 タイヤ
外装: Varis Ridox エアロw/ カーボンファイバー&カスタムリヤエンド、Seibon TS-スタイルボンネット、Shine Auto Top Secret-スタイルディフューザー、カスタム Top Secret-スタイルLED テールランプ、カーボンファイバー Ganador サイドミラー、Sard GT Fuji M-Spec リヤウィング、ダークガンメタルメタリックペイント
内装: Recaro Confetti シート、TRD ステアリング、BTI メーター
Thanks: Evolution Auto; Cartech Collision

 

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