R’s Meetingのパーキングエリア
R’s ミーティング特集のファイナル編、パーキングエリアの紹介だ。
一般オーナーの車が見れるからイベントの中でも重要な取材だ。その世界の実態を確認するには最高の場だ。メーカーやチューナーが売り込んでいる車両とは違い、バランスが取れたユーザー目線の車が見れる。早速だが取材を始めよう。最初は近日中発売予定のGT-Rマガジンオーナーハンドブックの載せようと思う車だ。
GT-Rファミリーのレアモデルを見たければ、このイベントは最高。4ドアAutech BCNR33はスカイライン40周年記念のため限定販売されたレアものである。R’sミーティングに数台来ており、各車両はユニークにチューニングされていた。370Z用のホイールを履いたミッドナイトパープルは特に目立っていた。
次は34を見てみよう。最初はこのTop Secretバンパーをつけた車だ。当時は人気アイテムであり、大きなインテークとオーバーサイズのサイドダクトを利用してインタークーラーやオイルクーラーへの空気の流れを最適化した。
チューニングされた34のほとんどはNismoスタイルで、その理由は分かりやすかった。スタイルと機能性のバランスが良く、最近当たり前になってきたメーカーの品質と仕上げが魅力的だ。
RB26世代のGT-Rとは違い、R35は独自のムーブメントを起こしている。
メカニカルチューニング面では遅れているものの、日本のR35ユーザーが生み出しているスタイルとアプローチはバラエティーあふれている。進化を見るのが楽しい別のGT-R 世界だ。
CHAPTER TWO
日本は天国
次に寄ったのはパドックとピット近辺のパーキングエリアだったが、そこも期待を裏切らなかった。
GT-R とは関係のないスポットもあり、ついカメラを向けてしまった。
年に二回ほど、数えきれないGT-Rが並ぶ列の間に立つことがある。それはR’s MeetingとNismo Festival。こういうイベントはいつまで経っても飽きない。慣れるかもしれないが、ありがたみが消えることはない。
各車はオリジナリティに溢れ、一つずつ細かく見てしまい、どのパーツが使われているか見たくなる。この赤いR33もそういう一台だ。シンプルで美しく、目立つ色、そしてCraft SquareサイドミラーとBNR34ホイールだけで魅力的な仕上がりになっている。
この車は似ているが全然違う:Autech セダンにMidnight Purple III BNR34のホイールを履かせたものだ。
数々の素晴らしいR33もR‘sミーティングで展示されていた。Enkei RS05RR を履いているV-Spec II Nür Millennium Jade 色に塗られた車も素晴らしい。
カメラをどこに向けてもいいショットが待っていた。
厳密に言えばこれはGT-Rではなく、スカイラインでもないがAutech Stagea 260Rはちょうどいい。 この Skyline GT-R ワゴンは正式に発売されることなく、幻の車だ。日産もAutechと組み、是非ファンのためにこういうスペシャルティカーを少量作ってもらいたい。
これも予想していなかったワイドボディ BNR32.
先週紹介したWise Sports R33と同じく、オーバーフェンダーを使わなくてもかっこいいワイドボディが作れることが分かる。違う?
FINAL CHAPTER
レーシングブーツを忘れずに!
GT-R Magazine主催の走行会セッションを見にメインパドックエリアまで行った。イベントに参加したいけど、展示だけでは物足りないオーナー用の企画だった。R33ファンは今年の取材を見て喜んでいるはず。かっこいい車が多すぎて何台撮ったか途中で分からなくなった。
ここにある車はルックスより機能性を重視している。サーキットで速く走るために作られ、耐久性も求められている。今となって高い価値を持つ車が本気でサーキットを走るのはクールだ。
このNismo R2 R34は過去のR’s Meetingでも見た事があり、毎回サーキット企画に参加している。一生懸命稼いだお金をオーナーが気にしないで目立つように車に掛けるいい例だ。
外装を纏おうカーボン以外にカーボンNismoインレットパイプがエンジンルームに取り付けられている。これはコンプリートOmori Factory R2エンジンパッケージだ。GT-Rではないが、十分かっこいいよね?
オープニングで紹介されたPandemエアロ BNR32の後ろ側はこれだ。
そしてPro Stock Racingが作ったサーキット仕様R32。
いろんなRを眺めていたら、パドックで騒いでいたグループに気づいた。富裕層向けにレーシングサポートを提供するFuji Speedway の数少ないビジネスの前に見慣れた3台のMcLarenがワォームアップしていた。P1や720が実際サーキットで走っているのは新鮮だ。
このイベントも終わり、日本人は本当に車の楽しみ方をわかっていると確信した。R’s Meeting の取材はここで終わるが、次はNissanが先週代官山 T-Siteで企画したサプライズイベントの紹介をする。そこには特別な3台の車両がいた…
Dino Dalle Carbonare