ゴールドを狙え: 1200hp ストリートGT-R 詳細ページ(13446) - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 海外イベント・レースレポート
  3. ゴールドを狙え: 1200hp ストリートGT-R

ゴールドを狙え: 1200hp ストリートGT-R




Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-5-1200x800

 

オーストラリアで育つと車の選択はGM HOLDENかFord Blue しかない。Matty Hainesはゴールドを狙い、違う夢を追いかけた。

 
V8 パワーFordかHoldenのどっちが良いかの言い合いに疲れ、Mattは違う道を歩むことにした。ユニークで「サウンドと見合う速さ」を持つ違う車を選ぶ事にした。日産GT-Rは昔から魅力的であり、直6ツインターボから出た低音のサウンド、アグレッシブなスタンスとフルチューンGT-Rが出す圧倒的なオーラがたまらなかった。簡単な選択だった。

Mattが初めて乗った「本物」の車はRB26/30(RB26ヘッド、RB30ブロック)を乗せたNissan R33 Skyline GT-R だった。当時は500馬力以上出していた。2012年としては立派な数字だった。しかしオーナーはそれでは満足できず、車がガレージで眠っている間に新しいエンジンのプランを立てていた。残念ながら、途中でスカイラインの登録が切れてしまい、モチベーションも下がってしまった。

しかし、ある日オーストラリアのGumtree(人気個人売買サイト)に程度のいい白いR32が出てきた。予備パーツも豊富で、一年分の登録も残っていた。この新しいGT-Rは通勤業務に使い、R33プロジェクトと再スタートするはずだった。しかし、R32をしばらく乗っていたらそのプランもまた変わってしまった。
 
真剣になる

R33のRB26/20エンジンはR32に乗せ替えられ、少しリフレッシュしてからシャーシダイナモに送り込まれた。元のパワーからさらなるパワーアップを狙っていたMattは660hpをマーク。ビッグパワーを期待していたMattはこの160馬力のジャンプで満足できず、真剣になると確信した。

数ヶ月の調査を終え、カスタムPowertuneマニにPrecision 7175 タービンを付け替えた。今後エンジンパワーはもっと上がるということで破壊する前にノーマルの5速ミッションをホリンジャー6速ミッションに変えた。新しい組み合わせは32psiで885hpを記録した。

これでやっとオーナーを驚かせるほどの速さになった。怖いほど早かった。新しいエンジンのポテンシャルを試すべく、Mattはドラッグサーキットで 9.67@148mph (238km/h) にタイムを記録した。

タイムスリップを手に入れ、特別なナンバープレートを注文した: RH9GTR。このプレートで車の外見が決まった。これは日本の9秒台で走るストリートカーグループRH9に対してのオマージュでもあった。

R33からF40 Brembo ブレーキを取り外し、7×10-inch Enkei RPF1s.にMickey Thompson 275/40R17 タイヤを履かせた。
 
CHAPTER 3
3回目で最後の仕様

2015年オーストラリア西海岸のカーシーンは新しいイベント「Racewars」の噂で賑わっていた。ハイスピード走行、砂漠の空港ランウェイとPerth市の車コミュニティのフルサポートで見逃すわけにはいかないイベントだった。いくつかの記録更新も手に届くレベルだったのでMattはそこでエンジンの限界を試すことにした。全てをマックスセッテイングにして挑戦に挑んだ。

35psi (2.4bar)用にセッテイングし直されたRB26/30は920馬力を発生したが、長く持たなかった。Racewar 2015の挑戦は短く、詰まったインジェクターが原因でバルブとスパークプラグが溶けてしまい、エンジンは走行中に破損。車はトレーラーに乗せられ、Mattはそのまま帰った。

2017年にまたAlbany AirportでRacewarsが戻ってくる噂が立った時、Mattは2年前のリベンジ することにした。しかし今回はリスクを取るわけにはいかなかった。最高の状態のエンジンが必要だった。「ショートカットなし、リスクなし、爆弾なし」というモットーでチューニングメニューがエスカレートした。

ダメージを受けていたRB26/30はバラされ、Nitto 3.2リッターキットがAndrew “Smiley” Smith の手によって新しく組み込まれた。ヘッドは手でポート加工され、Tomei 280度11.5mmリフトのカムシャフトが使用された。Hypertune V2 デュアル燃料デリバリーパイプに1250cc x 12のインジェクターが使われた。やりすぎに見えたがとにかく今回はリスクを取るわけにはいかなかった。

Walbro 460 x 4の燃料ポンプにAftermarket Industries SP サージタンクでe85をたっぷりエンジンに送り込んだ。さらに90mm HypertuneスロットルボディーとR35 GT-Rのコイルパックで十分な点火をサポートしていた。

前のタービンが気に入っていたため、今回はGen 2 Precision 8685を選択した。とんでもない38psi (2.6bar)のブースト圧で信頼できる1181馬力を発生した。

信頼性をさらに高めるため、カスタムドライサンプシステムに排油ポイントを3か所入れ、4ステージAviaidオイルポンプとオイルタンクを付けた。

Link G4+ エンジンマネージメントシステムにオイル、燃料、ラムダセンサーでエンジン制御を行い、MoTeC C125 デジタルダッシュモニターで重要な情報をチェック。

カスタムなアルミ製ラジエーターにカスタムラジエーターシュラウドにツインSpalサーモファンを組み合わせ、クーリング性を高めた。最後に4インチのカスタムステンレスパイプに5インチマフラーで排ガスを効率よく逃している。
 
Chapter 4
キラキラ光る

エンジンパフォーマンスに満足し、これ以上チューニングする必要もなく、Mattは外見に目を向けた。運転席とエンジンルームから見た車は異常だったが、外から見たら普通の白いR32 GT-Rだった。ボデイーをリフレッシュし、イメージを変える時期が来た。しかし問題が一つあり、Racewar2017はあと数ヶ月後だった。

運良くボディーの状態は悪くなく、塗装する前の板金作業は少なかった。板金はMetalcraft Marineに任し、純正のインタークーラーパイプ穴を含むエンジンルーム内の必要のない穴は全て埋めた。ラジエーター、ドライサンプタンク、インタークーラー、マフラーとウェーストゲート用のカスタムマウントも取り付けられた。

GT-Rは問題なくNissanのHornet Gold色に塗られた。塗装作業はPerthにあるMeltham Motorsの’Big O’が担当した。私も国の反対側に住んでいるが、彼の名前は最近よく聞く。

これでスカイラインはやっとRacewars 2017に参加する準備ができた…ように見えたのだが…
 
FINAL CHAPTER
Racewarsまでの道

R32は完成に近く、全てが順調に見えた。しかしRacewarsイベントの1週間前に油圧の問題が発生し、エンジンのメインベアリングを破損させてしまった。原因は負荷に耐えられなかったオイルフィルターであった。

イベントまで1週間しかなく、交換部品を慌てて注文し、GT-Rのエンジンは再び下ろされ、全てチェックすることに。RB26/30はRacewars前の水曜日に下され、完全にバラされ、木曜日の夜までにはベアリングも取り替えられ、金曜日の晩までにエンジンはまた車に乗せられていた。

エンジン載せ換えを終え、Mattはしっかり5km近所で慣らし運転をした。マフラーからの煙、他のエンジントラブルもなく、レース準備ができたと確信した。既にRacewars前日の22:00だった。車をトレーラーに乗せ、Albanyまで4時間ドライブして、3時間車の中で寝て、イベントの1日目を迎えた。

決してMattが羨ましいとは思わないがこういうストーリーは好きだ。プレッシャーとモチベーションが高い時の人間ポテンシャルを感じる瞬間だ。

この日は神様も微笑んでくれ、家にトロフィールームを作らなければならない程のトロフィーを持ち帰った!RH9 GT-Rはその日6個の賞を勝ち取り、トップのBest of Show賞も勝ち取った。Racewars参加車両のレベルを見ればこの賞がどれだけすごいかは分かるはずだ。他には2nd Place Vmax 1000m Challenge、Fastest ET 800m、Fastest ET 1000m、Fastest Speed 800m、とFastest 6 Cylinder賞をもらった。

Racewarsで見事な実績を残し、Matty Hainesは今度ドラッグコースで8秒台のタイムを狙う予定。それを達成したらしばらくの間はストリートで車を楽しむつもりだ。

 

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-2-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-8-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-13-680x453

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-15-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-16-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-18-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-19-680x453

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-21-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-22-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-24-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-28-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-29-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-30-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-34-1200x801

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-35-680x453

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-37-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-38-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-39-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-41-1200x801

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-49-1200x801

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-54-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-55-680x453

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-58-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-60-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-62-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-66-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-67-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-68-680x453

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-69-680x453

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-69-1200x800

Matt_Everingham_Gold_R32_GTR_Speedhunter_2017-70-680x453

 
 
 
■詳細記事

http://www.speedhunters.com/2017/05/chasing-gold-1200hp-street-gt-r/










スポーツカーの中古車情報ならGTNET