2015年 WEC 富士6時間耐久レース - イベント・レースレポート

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2015年10月12日 更新

WEC富士、17号車ポルシェが完勝

10月11日、静岡・富士スピードウェイにおいてWEC、世界耐久選手権第6戦富士の決勝レースが行われ、

予選でポールポジションを獲得した17号ポルシェが勝利。ドイツ•ニュルブルクリンク、アメリカ•オースティンに続いての3連勝を達成した。

雨が一度は上がったものの、6時間のレースはセーフティカー先導によるスタートになった決勝日。

ウェットコンディションを有効に使うべく、力を発揮したのが1、2号車のトヨタ不安定なコンディションで一旦失速したポルシェに代わって力走、

中でも1号車の中嶋一貴と17号車のM.ウェーバーが繰り広げた抜きつ抜かれつのバトルは観客を大いに沸かせるものとなった。

ポルシェ勢は、のちに路面コンディションが回復すると、再び本来の安定した速さを披露。気がつけば、予選順位同様の1ー2体制を再構築、以後、隙のない戦いを見せてそのままチェッカーを受けた。

ワン•ツーフィニッシュを果たしたポルシェはWEC富士戦で初勝利。

アウディ勢が3、4位で続き、トヨタ勢は1号車が5位、2号車は6位だった。

WEC第6戦富士・決勝結果(総合TOP3および各クラストップ)

1.No.17 ポルシェ・チーム 216Laps

2.No.18 ポルシェ・チーム +14.306

3.No.  7 アウディ・チーム・ヨースト +1Lap

・LMP2

No.26 G-ドライブ・レーシング +18Laps

・GTE-Pro

No.51 AFコルセ +23Laps

・GTE-Am

No.77 デンプシー•プロトン•レーシング +29Laps



2015年10月11日 更新

WEC富士、ポールポジションは17号車のポルシェが奪取

10月10日、静岡・富士スピードウェイにおいてWEC、世界耐久選手権第6戦富士の予選セッションが行われた。
今季、予選での快進撃が続くポルシェが富士でも底力を見せ、17号車がポールポジションを獲得。
新たに刻まれた最速ラップは、今シーズンのスーパーフォーミュラで更新されたコースレコードと0.3秒ほどの差しかなかった。
WECでは1台につき2選手がアタックすることから、結果、17号車ポルシェがポールを手にし、
2番手には僚友の18号車ポルシェが続き、現在、ドライバーズランキングでトップを死守する
8号車アウディが3番手となった。
一方、ホームサーキットでの一戦を迎えたトヨタ中嶋一貴がアタックを担当した1号車が5番手につけている。
決勝は、11日・午前11にスタート、6時間に及ぶ戦いとなる。

 

WEC第6戦富士・予選結果(総合TOP3および各クラストップ)

1.No.17 ポルシェ・チーム 1’22.763
2.No.18 ポルシェ・チーム 1’23.071
3.No.  7 アウディ・チーム・ヨースト 1’23.082

・LMP2
No.26 G-ドライブ・レーシング 1’31.529

・GTE-Pro
No.71 AFコルセ 1’38.295

・GTE-Am
No.50 ラルブル・コンペティション 1’39.901



2015年10月7日 更新

4連覇を目指し、トヨタが地元富士で奮闘を誓う!

秋が深まる10月、再び富士スピードウェイに世界最強のスポーツカーが集結! WEC・世界耐久選手権第6戦が9~11日、静岡・富士スピードウェイにて開催される。昨年、WEC参戦から4年目にしてドライバーズタイトルとマニファクチャラーズタイトルを獲得した日本のトヨタは、ディフェンディングチャンピオンとしてホームサーキットでの奮戦を誓う。一方で、今季上昇気流に乗るライバルのポルシェ、そしてアウディとの攻防戦も見どころとなるだけに、今年もまた激戦が繰り広げられるはずだ。

■富士3連覇のトヨタ、今年の戦いは?

これまでの勢力図とは形が異なっている今シーズンのWEC。2014年から復活を果たしたポルシェが躍進を見せ、シリーズの中でもスペシャルなレースとして位置づけされるル・マン24時間レースで悲願の優勝。速さはもちろんのこと、タフな強さをしかとアピールするレースを見せている。一方、先輩格のアウディは安定した速さ、強さ、そしてチームの総合力で対抗。5戦を終えて勝利数ではポルシェが3勝、アウディが2勝となっており、マニファクチャラーズポイントではポルシェがリードするものの、ドライバーズポイントでは、7号車アウディが2勝さらに全戦で表彰台に上がる活躍を見せてトップに立ち、これを17号車ポルシェが10ポイント差で追う形となっている。

これに対し、トヨタは開幕戦のシルバーストン戦で1号車が3位表彰台に上がったものの、シリーズを追うごとにライバルたちとの差が歴然としており、アウディとポルシェの戦いに割って入ることは極めて難しいと考えられる。昨シーズンの飛躍を考えるとなんとも残念な展開とも言えるが、レースは水物であり、しかも今回の戦いはトヨタが得意とする地元富士での一戦ということをメリットとして捉え、なんとしても一矢報いるシーンを見せつけてもらいたいもの。2012年から日本でもシリーズ戦としてWECが開催されることとなり、その中でトヨタは毎年表彰台の真ん中に立っており、昨年は1-2フィニッシュも果たしている。当然、今年は富士4連覇がかかった大事な一戦であるため、チーム一丸となって苦戦が続く戦いを打破しようと準備を進めているはずだ。


■F1からWECへ。豪華なドライバー布陣

ここで、アウディ、ポルシェ、そしてトヨタとワークスチームでステアリングを握るドライバーの顔ぶれの一部を紹介しよう。現在ドライバーズポイントトップの7号車アウディ。M.ファスラー/A.ロッテラー/B.トレルイエの3選手はもうすでに日本でお馴染のトリオ。中でもロッテラーは今季も日本でスーパーフォーミュラに参戦中であり、トレルイエもまたかつてフォーミュラニッポンやSUPER GTで活躍した人気ドライバー。日本に一番近い外国人ドライバーとしての存在感は今もなお健在。一年ぶりとなる第2の祖国・日本でまたアグレッシブなパフォーマンスを見せてくれるに違いない。

このほか、F1ドライバーとして活躍した経験を持つドライバーも数多い。1号車トヨタのA.デイビッドソン/S.ブエミ/中嶋一貴組しかり、2号車トヨタのA.ブルツ/S.サラザン/M.コンウェイ組は、サラザンが1レース、コンウェイがテストドライバーとキャリアこそ短いがF1経験者であることは確かだ。ポルシェ勢では、なんといっても17号車のM.ウェーバーが突出している。F1歴12年、しかもタイトル争いをもしたキャリアを持つ。このほか、ポルシェチームはF1テストドライバーとしての経験を持つドライバーも多い。もちろん、F1に限らず、他の選手権などで活躍したドライバーも揃うWEC。シリーズトップクラスのLMP-1クラスに限らず、アマチュアドライバーとのコンビで出場するLM-GTEクラスにもかつてトップカテゴリーで活躍したドライバーの名前を多く見ることができる。これもまた、WECの特徴のひとつといえるのだ。

■レースウィークは楽しいイベントも盛りだくさん

通常、日本のシリーズレースでは土、日曜日の2デーレース開催となるが、このWECは3デーイベント。9日、金曜日は、練習走行のみだが、1時間30分の走行が2回。存分にバラエティに富んだWECカーの迫力を堪能できること、間違いなし! 一方、サポートレースとしてAudi R8 LMS CupやAsian Le Mans Seriesも行われるため、見慣れた富士とはいえ、日頃とひと味もふた味も異なるパドックの雰囲気を味わえるハズだ

10日の土曜と11日の日曜日はピットウォークが行われる。ドライバーのサイン会や写真撮影のチャンスもあるだけに、大いに盛り上がることだろう。また、イベントブースでは車両展示をはじめ、ドライバーによるトークショーなども予定されている。前夜祭、後夜祭と音楽ライブのステージもスケジュールされているので、秋の夜長にぴったりなレースウィークになりそうだ。

◎主なレーススケジュール

・10月10日(土)
05:30 -            ゲートオープン
09:50 – 10:50 WEC 公式練習3回目
11:00 – 11:30    Asian Le Mans Series 公式予選
11:45 – 12:20 WEC ピットウォーク(11:45 – 12:15 サイン会)
13:40 – 14:00 WEC 予選(LMGTE Pro & LMGTE Am)
14:10 – 14:30 WEC 予選(LMP1&LMP2)
15:00 – 17:00 Asian Le Mans Series 決勝

・10月11日(日)
07:00 -            パドックオープン
08:30 – 09:35 WEC ピットウォーク(9:00 – 9:30 サイン会)
10:00 – 10:10 WEC コースインラップ
10:15 – 10:30 WEC グリッドウォーク
10:53            WEC フォーメーションラップスタート
11:00 – 17:00 WEC 6Hours of Fuji 決勝レース(6時間)








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