WEC富士6時間、悪天候により赤旗終了へ
雨の決勝日を迎えた富士スピードウェイ。
決勝を前に雨脚が強くなり、レースへの不安が広がったが、
フロントローのもう一台の主役の姿がないまま、
午後1時30分、レースがようやく再開。だが、
最終的には、午後3時35分からのレース再開がアナウンスされ、
日本人ドライバーの中嶋一貴が昨年に続きドライブした7号車は富
・決勝レース 総合結果(TOP3および各クラストップ)
1.No.7 トヨタTS030ハイブリッド 16L 2H56’05.785
2.No.2 アウディR18 e-tronクワトロ +1.901
3.No.12 ローラB12/60クーペ・トヨタ +3.872
・LMP2
No.35 モーガン・ニッサン 2H56’11.916
・LMGTE PRO
No.97 アストン・マーチン・バンテージV8 2H56’44.685
・LMGTE Am
No.95 アストン・マーチン・バンテージV8 2H57’03.453
記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA




WEC富士6時間、ポールポジションは1号車アウディの手に!
世界耐久レース第6戦の予選日を迎えた富士。
今日のセッションは、
午後からの予選を意識し、
正午過ぎにはレースウィーク最初のピットウオークが行われたが、
そして迎えた予選。まず、
続いて行われたLMPクラスのセッション。
・公式予選結果 総合結果(TOP3および各クラストップ)
1.No.1 アウディR18 e-tronクワトロ 1’26.577
2.No.8 トヨタTS030ハイブリッド 1’26.755
3.No.7 トヨタTS030ハイブリッド 1’26.860
・LMP2
No.35 モーガン・ニッサン 1’32.938
・LMGGTE PRO
No.97 アストン・マーチン・バンテージV8 1’39.114
・LMGTE Am
No.95 アストン・マーチン・バンテージV8 1’41.199
記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA



WEC富士6時間、初日の公式練習トップは2号車アウディ
10月18日に開幕した世界耐久選手権第6戦「
その中で、木曜日のトップタイムをマークしたのは、No.2 アウディR18 e-tronクワトロ。アタックしたのは、
午前のセッション序盤、デュバルがステアリングを握る2号車は、
2号車は午前の走行を棒に振ることとなり、
午後のセッションは一時は日が挿して青空が見えていたが、
なお、19日は午前9時30分より最後の公式練習が行われ、
・公式練習2回目 総合結果(TOP3および各クラストップ)
1.No.2 アウディR18 e-tronクワトロ 1’27.333
2.No.1 アウディR18 e-tronクワトロ 1’27.865
3.No.8 トヨタTS030ハイブリッド 1’27.977
・LMP2
No.26 オレカ03・ニッサン 1’32.662
・LMGTEPRO
No.99 アストン・マーチン・バンテージV8 1’39.848
・LMGTEAm
No.88 ポルシェ911 GT3 RSR 1’40.707
Text : 島村元子 / Motoko SHIMAMURA
WEC 富士6時間耐久 プレビュー
およそ1年ぶりにWECが日本に帰ってくる! 10月18日から3日間、静岡・富士スピードウェイにおいて、FIA WECこと、世界耐久選手権の日本ラウンドが開催される。シリーズとしては終盤戦にあたる第6戦目となるだけに、チャンピオンシップを巡る熱い戦いが繰り広げられそうだ。
■ル・マン24時間レースに代表される耐久選手権とは
WECを走る車両は、レース専用のスポーツプロトタイプカーと市販車ベースとなっているGTカーの2タイプ。クラス別に言うと、プロトタイプカーでは「LMP1」と「LMP2」の2クラス、そしてGTカーでは「LMPTE PRO」と「LMGTE AM」の2クラスがある。
おなじみアウディやトヨタが参戦するのはトップクラスである「LMP1」。つまり自動車メーカーがオリジナルで製作する車両だ。一方で「LMP2」は、同じプロトタイプであっても、市販されているレーシングカーが参戦するクラスとなる。なお、このクラスには産をはじめ、トヨタ、ホンダと日本のメーカーがエンジンを供給しており、人気も高い。
そして、見た目はいわゆるスポーツカータイプである「LMGTE」。「PRO」も「AM」も使用できる車両は同じ。決まった台数が量産されている市販車両が顔を揃える。クラスを区分する違いは、登録ドライバー。「AM」はアマチュアドライバーを指すことから、このクラスではプロドライバーの登録は1名に限られる。さらに、車両も生産から1年以上経過したものを使用することになっている。
■WECは世界の大陸を巡る戦い
WECの代表レースのひとつ、ル・マン24時間は毎年6月中旬にフランス・サルトサーキットで行われる伝統の自動車レースとして有名なイベント。昨年からWECんのシリーズ戦に組み込まれている。また、開催地は世界の大陸を股にかけており、ヨーロッパ、南北アメリカ、そして日本や中国といったアジアを含め、全8戦が実施されている。
終盤戦にあたる富士では、チャンピオン争いを巡る戦いにも熱が入る。さらに、ル・マン24時間レース以降、参戦車両を2台から1台にしていたトヨタも、ここ富士はお膝元のサーキットであることから、2台体制を復活させている。もちろん、ル・マンに参戦した中嶋一貴もNo.7 TOYOTA TS030 HYBRIDのステアリングを握る。シリーズ戦の方は、僚友である8号車の奮闘に期待したいが、日本人ドライバーが運転するTS030 HYBRIDの姿は、日本におけるWECファンにとって何ものにも代え難い悦びとなることに違いない。
金曜日は練習日となっており、予選は土曜日の午後、LMPクラスとLMGTEクラス毎に実施される。参戦ドライバーは日本でも元F1ドライバーだったり、日本のレースに参戦した経験を持つ馴染あるドライバーが多い。そのことから、期間中、イベントとしてトークショーなども行われているので、有意義な時間を過ごすことができそうだ。もちろん、土曜、日曜の両日、ピットウォークも実施。ドライバーだけでなく、出走車両を目の当たりにするチャンスとなっている。
ここで、富士スピードウェイ場内で予定されているドライバートークショーにお目見えするドライバーを紹介しよう。
・10月19日(土)
11:00-11:20 >> 中野信治・平中克幸・井原慶子・松田次生
11:20-11:40 >> B.トレルイエ・T.クリステンセン・中嶋一貴・A.デイビットソン
16:25-16:45 >> G.フィジケラ・小林可夢偉・J.ベルグマイスター
また、今年のル・マン24時間で車両がアンヴェールドされた「NISSAN ZEOD RC」もデモンストレーション走行が行われる。日本のサーキットで走るのは、初めて。この車両は来年のル・マンで「ガレージ56」という特別枠から参戦を予定しており、電力駆動レーシングカーとして知られている。ユニークなフォルムの車両が走る姿をしっかりと目に焼き付けたいものだ。
・走行予定時間
10月18日(金)/ 12:40-12:50
10月19日(土)/ 13:05-13:15
10月20日(日)/ 09:40-09:50
日曜の決勝レースは6時間で行われる。昨年は、アウディとトヨタの緊迫したギリギリバトルで多いに盛り上がった。さて、今年はいかに?
◎主なスケジュール
・10月18日(金)
11:00-12:30 公式練習走行1回目
15:30-17:00 公式練習走行2回目
・10月19日(土)
09:30-10:30 公式練習走行3回目
12:15-13:05 ピットウォーク
13:20-13:45 公式予選・LMGTE PRO & AM
14:50-15:30 公式予選・LMP1 & 2
・10月20日(日)
08:45-09:35 ピットウォーク
11:00-17:00 決勝・6時間レース
Text : 島村元子 / Motoko SHIMAMURA