ル・マン24Hレース、5時間が経過。トップはトヨタの7号車 詳細ページ(9110) - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 海外イベント・レースレポート
  3. ル・マン24Hレース、5時間が経過。トップはトヨタの7号車

ル・マン24Hレース、5時間が経過。トップはトヨタの7号車




14日、午後3時にスタートを切ったル・マン24時間レース。今年のスターターを務めたのは、F1ドライバーのフェルナンド・アロンソ。強い日差しが照りつけるなか、54台の車両がフォーメーションラップを切った。
レースを前に天気予報は雨が降ると伝えていたが、早速フォーメーションラップの時点で小雨が降り始める。その後ほどなくして止んでしまったのだが、開始1時間半を前に第1シケイン辺りから天気が大きく崩れ、あっという間に雨になってしまった。
すると最上位クラスの8号車トヨタと3号車アウディがGTEAmクラスの1台を巻き込んだ大クラッシュを引き起こし、コース上にクラッシュパーツが散乱する事態に。これでセーフティカーが導入され、40分近くレースがコントロールされてしまった。
レースはその後一旦再開するも、またも急激な雨がコースを覆い、2度目のセーフティカーへ。結局、コンディションが落ち着いたのは、午後6時を回ってからだった。
一方で、それぞれ1台ずつクラッシュしたアウディとトヨタは明暗を分けることに。3号車は修復不可能な状態でその場でリタイヤしたが、8号車はフロント部をほとんど失うもピットに復帰。50分近い修復時間を要したが、現在、安定したタイムを刻み続けている。また、予選2位からスタートを切った14号車ポルシェ。いきなり燃料計トラブルを発生し、ガレージへクルマを戻したが、修復後は5周遅れで周回を重ねている。
さらに、特別枠で出場した0号車ZEODは、開発ドライバーを長らく務めていたウォルフガング・ライプがスタートを切ったものの、6周目走行中に駆動系トラブルを発生、アルナージュの先でクルマを止めてしまった。クルマを降りて再起動させるべく尽力したライプではあったが、惜しくも思い叶わず。ル・マンの1周14km弱の距離をEV走行するという目標は朝のウィー夢アップ走行時に達成したが、決勝での24時間走破という大きな目標をクリアすることなく、戦いを終えることになった。
レースは午後6時過ぎから再び天候が安定し、強い西日がサーキットを照らし続けている。トップは7号車トヨタ。ライバルや僚友がアクシデントに巻き込まれるのを尻目に、順調にメニューをこなしているところだ。

 

◎ル・マン24時間レース途中結果(20時・5時間経過/総合トップ3および各クラストップ)

1.LMP1 No. 7 トヨタTS040ハイブリッド(A.ブルツ/S.サラザン/中嶋一貴)72周
2.LMP1 No. 2 アウディR18 e-トロン・クワトロ(M.ファスラー/A.ロッテラー/B.トレルイエ)+1’44.060
3.LMP1 No.20  ポルシェ919ハイブリッド(T.ベルンハルト/M.ウエーバー/B.ハートレー)+2’10.011

LMP2
1.No.35 リジェJS P2・ニッサン(A.ブランドル/J.マルデンボロ/M.シュルツイスキー)67Laps
LMGTE Pro
1.No.74 シボレー・コルベットC7(O.ギャビン/T.ミルナー/R.ウエストブロック)64Laps
LMGTE Am
1.No.98 アストンマーチン・バンテージV8(P.ダラ-ラナ/P.ラミー/C.ニギャルド)64Laps

Text : 島村元子 / Motoko SHIMAMURA










スポーツカーの中古車情報ならGTNET