第43回 東京モーターショー 2013 スペシャルレポート 詳細ページ(7723) - イベント・レースレポート

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第43回 東京モーターショー 2013 スペシャルレポート




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世界のスーパープレミアムカーに負けない日本車が目白押し!例年ない大混雑!

今年で43回目の開催となった東京モーターショー。会場を東京ビックサイトに移してから2回目となる。日本のクルマ社会は急速にEV・PHEV等のエコカーが普及し始め、その一方でスポーツカーはその波に押され厳しい時代に突入。「道具以上」の、クルマ好きが欲しがるようなクルマがなかなか登場せずそういったポジションは欧州車を始めとした海外メーカーにそのシェアを握られつつあった。2012年、その現状を打破するためトヨタスバルが86・BRZを発売。消費者は日本のスポーツカーを渇望していた。その中で各自動車メーカーはそういった中で来場者の心に訴えかけるようなクルマが展示されるのか注目が集まった。そして今回は例年なく一般公開日の平日であっても大混雑する程のクルマ達が数多く展示され、その多くがスポーツカーであった。そのクルマ達を紹介していこう。


プレスデーでも撮影・見学するのに数時間待ち!?平日の一般公開日でも大行列発生!待望のスポーツカーが遂にお披露目!!-ホンダブース-

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一般公開日に先だって報道関係者のみ入場できるプレスデー初日、ホンダブースにはまるで人気アイドル待ちの如く数え切れない程のカメラ、ビデオカメラやマイクがステージに向かって配置されていた。その世界の自動車メディアの注目の中でお披露目されたのが「Honda NSX CONCEPT」「Honda S660 CONCEPT」の2台。


Honda NSX CONCEPT

「Honda NSX CONCEPT」は初代開発時、F1パイロット・故アイルトン・セナが開発に携わりF1のノウハウが市販車に生かされた純日本製のスポーツカー。JGTC、ル・マン24時間耐久レースなどのモータースポーツで活躍しそのデータを市販車にフィードバックし進化し続けた。2005年に排ガス規制より惜しくも生産終了、その後フロントミッドシップとなった後継車を開発したが世界不況の為、白紙化された。だがしかし、水面下で開発陣は決して諦めずにホンダにしかできないスポーツカーの開発を続け、2012年北米モーターショーでその雛形が公開。そしてこの東京モーターショーで実際に走行可能な、生産モデルにかなり近いであろうプロトタイプがお披露目された。NSX CONCEPTは3.5L V6直噴エンジンに新開発の1モーター内蔵7速DCT、車体後部に搭載した2つのモーターによる左右後輪のトルクの無段階制御による「SPORT HYBRID SH-AWD(SPORT HYBRID Super Handling – All Wheel Drive)」を搭載し力強く、切れ味するどいコーナリングを実現した次世代スポーツカーだ。2015年のホンダF1復活と合わせ急ピッチに開発が進行し、アメリカで既にデモ走行が行われた。今回初披露されたインテリアはプレミアスポーツカーに相応しいアルカンターラやカーボンを取り入れた上質な空間ながら最新鋭の戦闘機のようなドライバーの操作性を第一に考えたものとなっている。センターコンソール部は必要最小限のボタンが配置され、シフトノブはなくボタンで選択をするものとなっている。メーターパネルはAndroid OSベースのもので走行状況だけではなく、ナビゲーションは勿論、コミュニケーションなどエンターテイメントな機能も表示することが出来るものだと思われる。今までのNSXとは似ても似つかないものとなっているが、走りにそのスピリットが継承されているはずだ。早くサーキットでの全開走行の姿をみたいものだ。




Honda S660 CONCEPT

Honda S660 CONCEPTは90年代初頭に発売されたスポーツKカー「ビート」を彷彿させるスパイスの効いた、ヤンチャなデザインで登場した。ビートは開発グループが異なるが、同時期に開発されたNSXと共通点を持って生まれ出たクルマ。このS660 CONCEPTも先に紹介したNSX CONCEPTを意識したものとなっているが、レーシー感はこのS660 CONCEPTが上だ。残念ながらまだメカニズムに関しては具体的なアナウンスはなかったが、そのエクステリア・インテリアは必ず素晴らしいメカニズムが組み込まれることを約束されているであろうと感じさせられた。メーターパネルは中心部にCR-Zに共通したデジタルメーター、その右隣にGセンサーが配置されている。メーターパネルの右隣に「SPORT」というボタンが配置されており、ハイブリッドシステムが組み込まれてる想像ができる。レーシングカーのようなステアリングホイールにはパドルシフト、独自の2ペダルMTが組み込まれるのではないかと予想する。こちらも発売は2015年予定。一般公開日の平日であってもこのS660 CONCEPTの人気は会場一番でブースを半周以上囲むぐらいの見学待ち行列が出来ていた。既に購入を心に決めたという来場者も多くいるはずだ。ホンダにはその決心を確固たるものする走りとプライスを期待したい。




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