WEC富士6時間、ポールポジションは1号車アウディの手に! 詳細ページ(7369) - イベント・レースレポート

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WEC富士6時間、ポールポジションは1号車アウディの手に!



世界耐久レース第6戦の予選日を迎えた富士。夜半に降った雨が富士山に今年の初冠雪をもたらしたこともあり、サーキットでは朝からその美しい姿をカメラに収めようとシャッターを熱心に切る外国人の姿が多く見られた。
今日のセッションは、まず午前9時30分から最後の公式練習が1時間に行われたが、幸いにして雨にはならず薄曇りの中で走行が始まった。
午後からの予選を意識し、クルマのセットアップが進む中でトップタイムをマークしたのは、No.8 トヨタTS030ハイブリッド。これに2台のアウディR18 e-tronクワトロが続き、日本人ドライバー中嶋一貴がドライブする7号車のトヨタが4番手で続く形でセッションを終えている。
正午過ぎにはレースウィーク最初のピットウオークが行われたが、フォトセッションやサイン会に多くのファンが詰めかけていた。また、その直後には、来年のル・マン24時間に特別枠として与えられる「ガレージ#56」でのデビューレースを予定している「ニッサンZEOD RC」がデモンストレーション走行を実施。純粋な電気駆動で富士スピードウェイのメインストレートを静音で走る姿は、次世代のレースの一ページを飾ることになったに違いない。
そして迎えた予選。まず、LMPGTEのPROおよびAMクラスのセッションが始まった。シリーズ戦での予選方式は、1台の車両に対し2選手がアタック、1選手につき2周のアベレージタイムが計測される。この方式でGTEのPROクラストップタイムをマークしたのは、No.97 アストン・マーチン・バンテージV8。アタックを担当したのは日本のSUPER GTでも活躍中のフレデリック・マコヴィッキィだった。一方、AMクラスのトップタイムは、僚友の95号車が獲得。こちらの車両にはブルーノ・セナが参戦しており、日本のレースファンにとっては願ってもない展開となった。
続いて行われたLMPクラスのセッション。注目のトヨタの7号車は中嶋が先にコースイン。一方ライバルの1号車アウディには、現在も日本のレースで活躍中のアンドレ・ロッテラーがアタックを担当した。結果、1号車がトップタイムを獲得。これにシリーズ参戦を続けるトヨタの8号車が続き、ル・マン以来の参戦となった7号車が3番手、そして2号車のアウディが4位に続き、2大ライバルがまさにガチンコ状態での決勝を迎えることになる。

・公式予選結果 総合結果(TOP3および各クラストップ)
1.No.1 アウディR18 e-tronクワトロ 1’26.577
2.No.8 トヨタTS030ハイブリッド 1’26.755
3.No.7 トヨタTS030ハイブリッド 1’26.860

・LMP2
No.35 モーガン・ニッサン 1’32.938
・LMGGTE PRO
No.97 アストン・マーチン・バンテージV8 1’39.114
・LMGTE Am
No.95 アストン・マーチン・バンテージV8 1’41.199

 

記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA

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