SUBARU DRIVING DAY イベントレポート
FRスポーツの楽しみ方をお手軽に体験できる!
汗が噴き出るほどの暑さでも青空が清々しい千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイにてスバルBRZのオーナー・ファンイベント「SUBARU DRIVING DAY」が開かれた。このイベントは自動車ジャーナリスト・河口まなぶ氏が主宰するスバルBRZ・オーナー・ファンクラブ「CLUBREEZE(CLUBRZ)」が中心にSTI、ZEROSPORTS、TEIN、BRIDE、LIBERALそして日本ミシュランタイヤの協力で行われたものだ。
応募で選ばれた40台のBRZはそれぞれオーナーの拘りで溢れてる。そんな幸運なオーナーは今回のイベントで日常ではなかなか体験することがないBRZの秘められた実力の片鱗を自身で体験することが出来た。まず放水で意図的に作ったμの低い路面での定常円旋回の体験、このプログラムによりクルマが「滑る」という体験、またそれをコントロールするという事を実体験した。日常でクルマが滑るという事はまず起こることは殆ど無い動きなのでそれをドライバー自身の意志で行うのはいくら安全が確保されている場でもなかなか緊張するものである。2~3度は驚きと恐怖の入り混じった表情しているが、徐々にクルマの意志を読み取る、対話をするように真剣な目つきになる人、或いは自分がクルマをこのような状態にするという事に驚きながらも笑顔で楽しむ人に分かれていた。サーキット走行などの経験があるドライバーはダンスのように綺麗な定常円を描いて回っていた。なかなか上手くいかないドライバーは上手くいっているドライバーからアドバイスを聞いたりのコミュニケーションの場になった。
また今回スペシャルゲストとしてスーパー耐久でインプレッサを操り活躍した松田晃司選手、全日本ラリー選手権でインプレッサ使いとして、今年はBRZでラリーに挑戦するラリードライバー・鎌田卓麻選手が講師として参加者からの質問に答え、アドバイスを伝えたり、自身が実際に走行し披露をしていた。
BRZオーナーじゃなくても楽しめる要素!
今回惜しくも抽選から漏れてしまったBRZオーナー、BRZオーナーではないイベント参加者も楽しめるプログラムが勿論用意されていた。STIから最新車「WRX STI tS TYPE RA」の貴重な実車を今回特別に展示させていただいた。イベント開始時点で限定数の300台の内、既に250台が売約済だという。なかなかディーラーでも見る機会が少ないコンプリートカー。参加者はドライバーズシートに座ったり、写真を撮ったり、STIの担当者に質問したりしていた。今回のイベントに協賛してくれたアフターパーツメーカーはそれぞれブースを設け、自社の製品を気軽に触れたり、座ったりしてもらいこれからの愛車との付き合い方などを耳を傾けていた。ZEROSPORTS、LIBERALはブースでBRZ用の製品を中心に特別特価で販売していた。その他にもエンジンオイル・ミニカーなど豪華景品をプレゼントされるジャンケン大会、スペシャルゲストの2人と河口まなぶ氏のドライビングでのサーキット同乗走行、そして日本ミシュランタイヤが新製品のミシュラン・パイロットスポーツ3をCLUBRZクラブカーに装着し公道での試乗体験を開催していた。
サーキット体験走行
午後にはメインプログラムとなるサーキット体験走行が開始された。松田選手、鎌田選手それぞれがドライブするBRZが先導車し数周走行するものだ。先導車付きとはいえそれなりのペースで走行しているのでスキール音も時折聞こえたり、FA20エンジンの音色も響き渡る。僅かな限られた時だからこそ参加者は真剣に楽しんでいた。時には熱くなりすぎてあわやの場面もあったが無事に参加者・関係者満場一致の満足で終了した。同じクルマとはいえ、これだけの内容のイベントに見学すると自分も同じクルマに乗って次は”参加者”として参加したい気持ちを抱いてしまう。
Text&Photo: 栗原 淳
CLUBRZ -SUBARU BRZ FANCLUB- Offical Site: http://clubrz.jp
フォトギャラリー
- 写真提供:井元貴幸(CLUBREEZE)