第7戦オートポリス、No.64 Modulo HRC PRELUDE-GTが前戦に続き、ポールポジションを掴み取る
穏やかな秋晴れに恵まれるなか、大分・オートポリスにおいてSUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 3HOURS RACE」が開幕。10月17日の予選日は朝の冷え込みがあったものの、日中は強い日差しもあり、気温も23度前後で推移し、そのなかでアタック合戦が繰り広げられた。そこでポールポジションを手にしたのは、No.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)。前回のSUGO同様、Q1、Q2両セッションを制してシーズン2度目のトップタイムをマークしている。
午前10時30分から開始した公式練習は、序盤にGT300クラス車両がトラブルによりコースサイドに停止。早速赤旗を迎える。15分の中断を経て再開は、各車タイヤやセッティングの確認を重ねるなか、No.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)がトップにつけ、これに64号車、さらにNo.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)、No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)らが続いた。
その後、GT300クラスの専有走行枠を経てGT500クラスの専有走行がスタート。他車に先駆けアタックに入ったNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が1分34秒168の好タイムをマークし、トップに浮上。これに続けと続々アタックモードに入っていたが、そのなかでセクター2を全体ベストで駆け抜けていたNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が第2ヘアピンで痛恨のコースアウト。赤旗中断を招く。また、セッション終了直前のアクシデントだったために、この赤旗をもって走行も終えることに。結果、19号車以外は専有走行時にタイムアップした車両は見られなかった。
予選は午後2時30分にスタート。GT300クラスのQ1を経て、午後3時3分、Q1には全14台が出走した。公式練習でトップタイムを刻んだ19号車は、Q1でも早めのアタックラップを見せて暫定トップに躍り出る。しかし、前回のSUGOで好走した64号車も負けじと1分32秒550のタイムでトップを奪取、他車も次々と大きくタイムを伸ばしたが、64号車を上回る車両は見られず。0.407秒差で100号車が続き、38号車のあとに日産勢トップのNo. 12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)のオーダーとなり、19号車は5番手でQ1通過を果たした。
ポールポジションが確定するQ2がスタートしたのは、午後3時41分。スタート直後にピットを離れるクルマはいなかったが、開始3分が経過すると次々コースへ向かう姿が見られた。各セクターで最速タイムを刻む競争が始まり、Q1同様にまたしても19号車が1分32秒885のタイムでトップに立つ。また、後続の車両は19号車のタイムを上回ることなくチェッカーを受けていたが、64号車が1分32秒414のトップタイムをマークしてトップを奪取。さらにSUGOで勝利し、ランキングでも2番手につけるNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が64号車に続いたことで、19号車は3番手に。以下、100号車、12号車がつけることになった。64号車のアタックを担当した大草にとっては2戦連続のポールポジション。決勝では悲願のシーズン初優勝を目指すことになる。
GT300クラスは、公式練習でNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がSUGO同様にトップタイムをマーク。予選にむけて弾みをつけ、これにNo. 2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)、No. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清/伊東黎明)と実力あるチームが続いた。
一方、予選Q1では、A組に公式練習でトップ3に入った全車が出走。ここでも61号車が引き続き好走。公式練習で刻んだタイムを更新してトップ通過を果たし、No.30 apr GR86 GT(永井宏明/平良響)、2号車と続いた。続くQ1・B組では、コロコロと暫定トップが入れ替わったが、SUGOでポール・トゥ・ウインを果たしたNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)がトップで通過。これにNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)、No.18 UPGARAGE AMG GT3(小林崇志/新原光太郎)が続いた。
全18台によるQ2でも、61号車の快走は止まらない。Q1より若干気温、路面温度が上がるなか、チェッカーまで3分を前に61号車の山内が1分42秒677をマークしてトップへ。2位に続いた2号車に対し、0.384秒の差をつけ、自身18回目となるGT300クラス最多ポール獲得者となった。なお、2号車はQ1時に走路外走行のペナルティが出されており、予選結果より2グリッド降格が決定。レースでは、61号車に続き、No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)、そしてNo.25 HOPPY Schatz GR Supra GT(松井孝允/洞地遼大)がシーズンベストのポジションを得ることとなった。
・第7戦オートポリス 予選結果(各クラストップ3)
<GT500>
1.No.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)1’32.414
2.No.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)1’32.799
3.No.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)1’32.885
<GT300>
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)1’42.677
2.No. 2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)1’43.061 ※決勝は4位からのスタートに
3.No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)1’43.342