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SUPER GT第7戦オートポリス プレビュー




今シーズン2度目の3時間レースはフルウェイトでの激戦に
 

先週から比較的穏やかな秋晴れが続く日本列島。今週末はSUPER GT第7戦が大分・オートポリスで開催される。本来ならサクセスウェイトが半減されて臨む一戦だが、今年はフルウェイトでの戦いになる。加えてレースフォーマットは3時間となっており、今シーズン一番のタフな戦いになりそうだ。
 

■第7戦オートポリスはシーズン6戦目

今シーズンも岡山国際サーキットで開幕した戦い。第3戦としてマレーシア・セパンインターナショナルサーキットでの戦いが予定されていた。しかしながら、アメリカ・イスラエルとイランとの対立が勃発。今のなお対立が続く。その影響を受けてマレーシアでの一戦が来シーズン以降に延期され、今シーズンは1戦減の全7戦での開催に変更された。だが、8月の第4戦富士の現場において、最終大会のもてぎで第8戦に加え、第3戦の代替レース開催を発表。結果、例年とかわらずシーズン全8戦での戦いが行なわれることになった。
 

一方、SUPER GTではレース結果に合わせてサクセスウェイト搭載を採用する。これに則り、2戦目から6戦目まで獲得ポイント1点につき2kg換算、そして7戦目は同1点につき1kg換算によるウェイトを適用する。つまり、今回のオートポリスは第7戦とは言うものの、開幕の岡山からカウントしてシーズン6戦目に該当するため、今大会のサクセスウェイトは、前回のSUGO同様、獲得ポイント1点につき2kg換算となり、シーズン最重量の”足かせ”状態で戦うことになる。
 

もともと高低差が大きく、また中高速コーナーが続くダイナミックなコースレイアウトを持つオートポリスは、難コースとして知られる。山間部に位置し、開催時期は朝晩の寒暖差も大きくコンディションの変化が大きくなる。加えて路面はタイヤへの攻撃性が高いと言われており、例年タイヤのピックアップを口にするドライバーも少なくない。決勝ではタイヤマネージメントを意識しながらの攻防戦に臨むことになる。それゆえか、少なからずコース上でのアクシデントも起こるため、荒れたレースになる可能性も高い。”魔物が棲む”と言われるSUGO同様、一瞬たりとも気の抜けない戦いが待ち受けている。
 

■いつまで続く、ホンダの快進撃

セパン戦が延期となり、今シーズンは5月から3ヶ月ほどの長い”サマーブレイク”があったSUPER GT。これを最大限活用して味方につけたのは、ホンダ陣営だろう。今シーズン、PRELUDE-GTを新たに投入したものの、初戦から思うような速さ、レースでのパフォーマンスを披露できず苦戦。そこで相当な立て直しを行なったのだろう、休み明けの第4戦富士でNo. 8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)がポールポジションを獲得し、決勝ではNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が初勝利を達成。以後、全レースでポールポジションと優勝を続ける大躍進を見せている。SUGOでも重いサクセスウェイトを巧みに操り、ポイントを重ねていることを考えれば、今回のオートポリスでも表彰台を狙う走りを見せるのではないだろうか。なかでも、前回ポールポジションを獲得したNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)は、決勝でいまだ入賞できていないため、今回が大きなチャンス到来となるはずだ。
 

タイトル争いに目をやると、開幕戦からの連勝で波に乗ったNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)がランキングトップをキープ。一番厳しい出走条件をものともせず、着実なレース運びで手堅く入賞を続けており、SUGOでは4位入賞と値千金の結果を獲得。地力の高さを見せつけている。36号車を追うランキング2位のNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)とは13点差だが、フルウェイトで戦う今回は、上位陣の大量得点はさすがに難しいはず。各車コツコツと確実にポイントを計上する戦いを目指すことになるだろう。
 

これを好機にしたいのが、中盤グループ。トヨタ陣営ではSUGOで速さを見せたNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)やシーズン序盤に好走したNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)、日産陣営ではオートポリスとの相性が良いと言われるNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)に期待が集まる。
 

■GT300クラスはポルシェ、フェラーリ勢の活躍に注目!?

SUGOでは、大量得点を狙ってタイヤ無交換の戦略で2位を獲得したNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織)が現時点でランキングトップとなるGT300クラス。今年は試合巧者のNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)BS K2 R&D LEON RACINGが苦戦しており、ランキング10位に留まっている。しかし、サクセスウェイトが軽いことを味方に、このオートポリスでは表彰台を狙う戦いを見せるかもしれない。
 

一方、安定感あるパフォーマンスを武器に、No.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)やNo. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清/伊東黎明)あたりが好結果を残しそうだ。ただ、777号車と7号車はともにランキングでも56号車を追う立場であり、ウェイト的にも決してラクではないため、ライバルより1つでも前でチェッカーを受けることが最大のミッションといえる。
 

一方で、No.666 seven x seven PORSCHE GT3R EVO(スヴェン・ミューラー/藤波清斗)やNo. 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)、さらにNo.88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/ダニール・クビアト/坂口夏月)あたりも気になるところ。666号車はウェイトが決して軽くはないが、クルマの特性的にコースとの相性が良いため、ここで頭ひとつ抜け出すことができれば、ポイントランキングでも浮上するチャンスとなる。6号車は好走続くフェラーリ勢の1台として、表彰台の経験もあるドライバーの活躍に期待だ。キャリア十分の88号車のふたりも同じく、条件が整えば強い戦いを披露してくれることだろう。
 

3時間という長い戦いでは、2度のピット作業を伴う。ドライバー交代はじめ、タイヤ交換に給油などメカニックが担う作業にも責任が伴う。まさにチーム一丸での総力戦を最善の結果で終えることが、最終大会に向けてのモチベーションにもなるだけに、とても重要な一戦となりそうだ。
 

■主なスケジュール

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE
 
10月17日(土)
10:30〜11:30 公式練習(GT300+GT500)
11:30〜11:45 FCYテスト
11:45〜11:55 公式練習(GT300専有)
11:55〜12:05 公式練習(GT500専有)
12:15〜12:35 サーキットサファリ
13:00〜13:50 ピットウォーク
14:30〜14:40 公式予選Q1 GT300 A組
14:48〜14:58 公式予選Q1 GT300 B組
15:03〜15:13 公式予選Q1 GT500
15:23〜15:33 公式予選Q2 GT300
15:41〜15:51 公式予選Q2 GT500
16:15〜16:55 キッズウォーク
 

10月18日(日)
10:10〜11:00 ピットウォーク
11:10〜11:20 ドライバーズアピアランス
11:20〜11:30 F-2展⽰⾶⾏ビューイング
11:40〜12:00 ウォームアップ
12:00〜13:10 スタート進行
13:10〜決勝 3時間レース










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