第6戦SUGO、No.64 Modulo HRC PRELUDE-GTが渾身のアタックで今シーズン初ポールポジション獲得
厳しい暑さも落ち着き、過ごしやすい季節となるなかで迎えたSUPER GT第6戦「SUGO GT300km RACE」。しかしながら台風25号の接近と北上による影響を受け、戦いの舞台である宮城・スポーツランドSUGOは曇天模様に。そのなかで行われた予選では、No.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)がQ1、Q2でともに最速タイムをマーク。コースレコードを更新して、今シーズン初のポールポジションを獲得している。
9月に入り雨が続く日本列島。今週末も秋雨前線と台風接近の影響を受けて、各地が雨模様となった。一方、SUGOは搬入日の金曜日から霧雨が時折降る天気に。予選日も似たような状態だったが、朝の公式練習中はウェットタイヤを装着するタイミングも見られた。
午前10時30分スタートの公式練習は気温22度、路面温度23度のコンディション。ウェット宣言が出ており、路面は一部濡れている状態だった。GT300クラスとの混走セッションの終盤、No.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)がS字でコースアウト。濡れた縁石で挙動が乱れ、スピン、クラッシュを喫する。これを受けてセッションは赤旗中断となり、車両回収とガードレールの修復が始まった。
およそ25分後にセッションが再開。GT300クラスとの混走中はNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)がトップタイムをマークしていたが、その後の10分間の専有走行になると、64号車の大草が台頭。トップタイムを更新した。また、2番手にはNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)、そして100号車が続く結果となっている。
午後に向かうなか、天気は曇天ながらも安定。午後2時30分にGT300クラスからスタートした予選は、気温23度、路面温度28度のコンディションで幕を開けた。
64号車はQ1でも力走を見せ、フラガがトップ通過。これにNo. 8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの大津弘樹、No.17 Astemo HRC PRELUDE-GTの塚越広大、さらにNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの野尻智紀、そして100号車の山本とホンダ陣営全5台がトップを独占する結果に。一方、暫定ランキングトップのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)はサクセスウェイトが響き、12番手止まりとなった。なお、公式練習でクラッシュを喫した24号車は修復作業が間に合い出走を果たしたものの、11番手に。またその後、車両のスキッドブロックの残厚不足が判明。残念ながら予選で刻んだタイムが抹消扱いとなり、決勝は最後尾からスタートすることになった。
Q1を通過した10台によるQ2は午後3時41分にスタート。各車タイムアップするなかでも64号車の快走は変わらず。残り1分強の時点で大草が1分09秒050をマークし、昨年のSUGO戦で更新されたタイムレコードを上回ってみせる。さらにチェッカーが近づくなか、No.19 WedsSport BANDOH GR Supraの阪口晴南が2番手に浮上するも、最後の最後になって、前回の鈴鹿でポールポジションを手にした17号車の野村が躍動。2番手に躍り出てトップ3が確定した。なお、大草にとっては通算2回目の、またフラガにとっては初のポールポジションとなった。
GT300クラスでは、予選で速さを見せるも決勝で思うような結果を残せていないNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が公式練習でトップタイムをマーク。山内は自身のGT300クラスにおけるポールポジション獲得記録更新もかかっており、午後からのアタックに期待が集まった。
まずQ1・A組では、No.60 Syntium LMcorsa LC500 GTの河野駿佑がトップで通過、井口がアタックを担当した61号車は2番手に。一方のB組はNo.11 GAINER TANAX Zの富田竜一郎を先頭に、ランキングでも上位につけるNo.777 D’station Vantage GT3のチャーリー・ファグ、No.45 PONOS FERRARI 296 EVOの篠原拓朗が続いた。なお、前大会で大クラッシュを喫したNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)だが、無事に大会エントリーを実現。予選でもQ2進出を決めている。
クラスポールポジションを決めるQ2には全18台が出走。残り2分強で昨年クラスポールポジションだったNo. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVOがザック・オサリバンによってトップタイムをマーク。これをターゲットタイムにして、各車が本腰を入れてアタックを開始する。
まず、61号車の山内英輝が7号車を僅差で上回り暫定トップに。しかし、その直後に60号車の吉本大樹が0.1秒速いタイムでトップを奪取。その後このタイムを更新する車両は現れず、60号車のクラスポールが確定した。アタックを担当したベテランの吉本は自身初ポーツポジション。チームにとってもうれしいトップタイムとなっている。2位には61号車、3位に7号車となりそれぞれがシーズン初優勝を目指して決勝を迎えることになる。
・第6戦SUGO 予選結果(各クラストップ3)
<GT500>
1.No.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)1’09.050
2.No.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)1’09.368
3.No.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)1’09.437
<GT300>
1.No.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)1’16.964
2.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)1’17.063
3.No. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣清)1’17.099