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SUPER GT第6戦SUGO プレビュー




シーズン後半戦の初戦は、ドラマが多いSUGOが舞台

 

ようやく夏の厳しい暑さからも解放され、穏やかな初秋のレース観戦が楽しみになってきた。今週末、宮城・スポーツランドSUGOではSUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACE」が開催されるが、現地の天気予報は芳しくないようだ。この難しい条件下でどのチーム、どのドライバーが秀でたパフォーマンスを披露するのか。さまざな運も味方に、シーズン後半戦の戦いが幕を開ける。
 

■後半戦の初戦はターニングポイントに?

天候の行方も気がかりだが、SUGOのレースは良くも悪くもドラマチックな展開が極めて多い。サーキットに”魔物が棲む”とまで言われるのは、ここSUGOくらいではないだろうか。
 

もちろん、そう言われる原因があるからなのだが、まずSUGOならではのコースレイアウトがひとつでもある。他のサーキットより全長が短く、また山間部に位置することもありアップダウンを伴うダイナミックなレイアウトをしている。最終コーナーからホームストレートにかけて急な上り坂も有名だ。またコース幅も他と比べて狭くパッシングしにくい。SUPER GTの場合、GT500クラス車両なら1周70秒前後で周回するため、あっという間にGT300クラス車両を周回遅れにしてしまう。
 

このような諸条件が働くと、レースではすぐに大渋滞が発生。前述のように抜きどころも少なく、コース幅も狭いため、どうしても”何か”が起こりやすくなる。思わぬ逆転劇が生まれることもあれば、ときにまさかの接触など、とにかく劇的展開が生まれやすいのだ。それゆえ、SUGOは”魔物が棲む”サーキットと言われることがわかるだろう。
 

よって、ドライバーは高い集中力をもってレースを戦わなければならず、また抜きどころが少ないために予選ではひとつでも前のグリッドを手にしたいと意気込む。また、それに応えるべくチームは戦闘力のあるクルマを準備しなければならない。SUGOはいつも以上に事前準備がもたらす影響が大きいサーキットなのだ。
 

■まだまだ続くのか?ホンダの好走

今シーズン、新車を投入したホンダ勢。第2戦まで厳しい戦いを強いられてきたが、第3戦セパンが来シーズンへ延期されたことで、およそ3ヶ月の長いインターバルが生まれた。これを好機に底上げに取り組んだと思われる。迎えた第4戦富士では予選でNo. 8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTがトップタイムをマーク、決勝では予選2番手スタートのNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTが勝利した。そして前回の第5戦鈴鹿でもNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GTがポールポジションを手にしただけでなく、予選トップ4を独占する圧倒的な速さを見せた。そして決勝では、No.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが優勝。シーズン序盤の不調を一気に払拭した形だ。今回のSUGOでは、5台で参戦するホンダ勢のうち、まだサクセスウェイトの影響を受けない2台(17号車、No.64 Modulo HRC PRELUDE-GT)が躍進を見せるのではないだろうか。
 

一方のライバル勢も黙ってはいない。シーズン序盤から安定した強さを見せるトヨタ勢は開幕戦から2連勝を飾ったNo.36 au TOM’S GR SupraやNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraはサクセスウェイトが重くタフな戦いになることが予想されるが、一方で試合巧者のNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraや36号車の僚友であるNo.37 Deloitte TOM’S GR Supraに期待が集まる。そして日産勢もそろそろ本領発揮といきたい。No.23 MOTUL Niterra Zはもちろんのこと、昨シーズンのSUGOで勝利しているNo.24 リアライズコーポレーション Zも、そろそろ大量ポイントが欲しいところ。今シーズンはドライバー編成や装着するタイヤも変わっているが、チームとして得意とするコースで好結果を狙ってくることだろう。いずれにせよ、このSUGOではチームによってサクセスウェイトの影響の大きさが異なるため、”どのメーカーが強いか”ではなく、”サクセスウェイトの影響を受けにくいのはどのチームか”に注目して、戦いの行方を見守りたい。
 

■GT300はまだまだ混線模様

毎戦のようにウィナーが異なるGT300クラス。国内外のメーカーによる参戦でバラエティ豊かな車両がそれぞれの個性と強みを活かしたレース展開となり、つねに見どころの多い攻防戦を繰り広げている。前回の鈴鹿戦が好例だ。チームとして初のポールポジションを手にしたNo. 9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMWは、決勝でも安定した速さとミシュランタイヤを武器にポール・トゥ・フィニッシュを達成している。クルマそれぞれに見合う戦略がうまくハマれば、予選だけでなく決勝でも一気に好結果を狙える可能性が高いだけに、今回のSUGOも新たなヒーローが誕生するかもしれない。
 

GT500同様に、序盤から好戦してきたチームにとってはサクセスウェイトが大きな足かせとなり、思うような速さを手にすることは難しいだろうが、抜きどころの少ないSUGOをうまく味方につけ、コース上で巧みなレース運びを完遂させ、ライバルよりひとつでも前のポジションで戦いを終えるのが得策といえる。”たかが1点、されど1点”というように、結果次第でランキングも上下しやすい状況のため、手堅い戦いを目指すことになりそうだ。
 

現時点の天気予報によると、残念ながら秋晴れを期待することは難しいそう。秋雨前戦が台風25号に変わったことで荒れ模様になるかもしれない。まずはその影響でアクシデントやハプニングが起こらないことを願うのみだ。
 

■主なスケジュール

SUGO GT 300km RACE
 
9月19日(土)
10:30〜11:00 公式練習(GT300+GT500)
11:30〜11:45 FCYテスト
11:45〜11:55 公式練習(GT300専有)
11:55〜12:05 公式練習(GT500専有)
13:00〜13:50 ピットウォーク
14:30〜14:40 公式予選Q1 GT300 A組
14:48〜14:58 公式予選Q1 GT300 B組
15:03〜15:13 公式予選Q1 GT500
15:23〜15:33 公式予選Q2 GT300
15:41〜15:51 公式予選Q2 GT500
16:10〜16:40 キッズウォーク
 

9月20日(日)
10:20〜11:10 ピットウォーク
11:20〜    ドライバーズアピアランス
12:00〜12:20 ウォームアップ
12:20〜13:30 スタート進行
13:30〜 決勝 84周










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