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SUPER GT第5戦鈴鹿 プレビュー




3ヶ月の次は3週間! 慌ただしく第5戦鈴鹿大会がやってくる!
 

お盆休みも終わり、夏休みも終盤を迎えようとしている。そんななか、三重・鈴鹿サーキットで行なわれるのが、SUPER GT第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」だ。5月開催の第2戦以降、第3戦セパンが延期扱いになったことで、第4戦富士が8月上旬に行なわれたばかり。長いインターバルをおいて、今度は3週間で新たな戦いが幕を開ける。真夏の暑さを吹き飛ばすような激戦が展開されそうだ。
 

■チームの”諸事情”を踏まえた戦いに!?

3ヶ月という長いインターバルを経て開催された第4戦富士。ここでは、今シーズンデビューしたPRELUDE-GTが気を吐くことになった。まず、朝の公式練習でNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)がトップタイムをマークすると、午後からの予選はQ1でNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTの山本尚貴がトップ通過をやってのける。そしてポールポジション争いとなるQ2では、HRCとのタッグでクルマ作りを進めているNo. 8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの太田格之進が躍進。最速タイムをマークし、自身2度目、そしてPRELUDE-GTとして初となるポールポジションを掴み取った。
 

決勝日は、決戦を前に突然降り出した雨により、セーフティカー(SC)スタートに。だが、SC退去し、レーススタートを迎えたメインストレートで複数車両が関係する接触事故が発生。そのうちの1台、No.64 Modulo HRC PRELUDE-GTが宙を舞う大きなアクシデントとなった。ドライブしていたイゴール・オオムラ・フラガに大きなケガがなかったことは幸いだった。一方、レースはその後のリスタートで予選2番手の100号車が8号車からトップを奪取。以後、秀でた戦略でライバルからの攻撃を封じ込める。最終盤には、8号車が意地を見せて100号車に詰め寄ったが、ここは100号車が見事なマシンコントロールでトップを譲らず。待望のPRELUDE-GT初優勝をやってのけた。
 

そんななか、開幕戦岡山、そして第2戦富士で連勝し、暫定ランキングトップを快走するNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が手堅いレース運びを披露した。予選こそQ2進出を逃す11番手に留まったが、決勝ではスバ抜けた燃費走行、最速のピット作業等、36号車の強みを最大限活かした戦いを見せ、終わってみれば4位入賞。またしてもしっかりとポイントを計上し、ライバル達に大きな差を築き上げた。前回の富士から早くも今シーズンから導入されたサクセス給油リストリクターの対象となり、ピットでの給油時間がライバルたちよりも長くかかっていたが、今回の鈴鹿ではさらにリストリクターの調整が1ランク厳しくなる。どれほどピットで費やす時間が長くなるかは未知数だが、そのハンディキャップをどのようにして埋めてくるのか、常勝36号車ならではの戦い方も見どころのひとつになるかもしれない。
 

前戦で上昇気流に乗ったホンダ陣営だが、そうなると、8号車や100号車以外のクルマがホームコースである鈴鹿で気を吐こうとやる気を見せているのは言わずもがな。なかでも8号車の僚友である16号車を筆頭に、一発の速さは見せているがレースでの強さが欲しい17号車や富士での悔しさを晴らしたい64号車、とそれぞれの想いを胸に、奮闘を狙っていることだろう。
 

そうなると、日産陣営も富士でのリベンジ戦としてこの鈴鹿をターゲットにしていることだ。というのも、富士でのクラッシュで優勝争いから離脱したのが、No.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)とNo. 12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の2台だったからだ。唯一、ハプニングとは無関係だったNo.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)だが、こちらは今シーズンから装着するブリヂストンタイヤと想定より低かった路面温度のマッチングに苦戦。ポジションを上げられず、開幕戦から続いていた入賞を逃している。3台ともこの鈴鹿は前回の富士で達成できなかった目標をやり遂げる戦いだけに、是が非でも好結果を残したい。
 

一方、トヨタ陣営は36号車の活躍ばかりが注目を集めているが、着実にポイントを重ねてタイトル争いに加わっているチームを忘れてはならない。No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)は今シーズンからエースドライバーに福住を据え、チーム戦略を味方に完成度の高い戦いを続けている。富士では36号車に先を越され、悔しい思いをしているはず。また、100号車が勝利し、ポイント差でも1点に迫る。それゆえ、この鈴鹿はライバルの動きも意識しつつ、より1点でも多くポイント獲得を目指す戦いをしなければならない。逆に、ウェイトが軽いNo.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)は大きなチャンスにしたいところ。現在、GT500クラスで唯一のヨコハマタイヤユーザーだが、来シーズンからワンメイク化が決まっているため、今回は鈴鹿でのラストレースでもある。過去には優勝経験もある場所だけに、ファンの期待も大きいことだろう。
 

■拮抗するGT300。頭ひとつ抜け出すのは?

圧倒的にバラエティ豊かな戦闘車両で賑わうGT300クラス。車両そのものが持つ特性の違いが、戦うサーキットによって結果にも影響を与えている。バランスの良いレイアウトとして知られる鈴鹿では、フェラーリ勢に注目したい。前回の富士ではNo.45 PONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)がクラスポールポジションを獲得。また、同じ車種のNo.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ニクラス・クルッテン)も速さを見せていた。まだサクセスウェイトも軽く、ここ鈴鹿でも上位争いができるはずだ。
 

とはいえ、GT300クラスは上位15台が入賞の対象となっており、今シーズンはランキング争いもまだ混沌としている。さすがにランキングトップタイの2台_No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)やNo.2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)は80kgウェイトになるため、ガマンのレースになりそう。また、同3、4位の2台_No.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)とNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織)にとっても同様のことがいえそうだ。実力派の2台ゆえ、展開次第でチャンスをものにする可能性も高いが、そのためには運も味方にしなければならないだろう。
 

そして、ニューエンジン搭載で予選での速さは太鼓判ながら、まだ決勝での結果が出ていないNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)にもがんばってもらいたい。現在、GT300クラスで最多ポールポジション保持者である山内は、鈴鹿と相性も良く、またクルマ自体、昨年は2位チェッカーを受けているだけに、大きなチャンス到来となりそうだ。
 

昨年の鈴鹿に比べ、今年は決勝スタート時間がおよそ2時間早まり、午後1時30分スタートとなる。当日の天候によっては、気温が上がるなかでの戦いとなり、当然ながら路面温度もかなり上昇する可能性がある。タイヤとのマッチングはじめ、どのチームのどんな戦略が勝利に適するのか、その答え合わせをしっかりと見届けたい。
 

■主なスケジュール
SUZUKA GT 300km RACE
 

8月22日(土)
09:45〜10:45 公式練習(GT300+GT500)
10:45〜11:00 FCYテスト
11:00〜11:10 公式練習(GT300専有)
11:10〜11:20 公式練習(GT500専有)
11:45〜12:35 ピットウォーク
15:30〜15:40 公式予選Q1 GT300 A組
15:48〜15:58 公式予選Q1 GT300 B組
16:03〜16:13 公式予選Q1 GT500
16:23〜16:33 公式予選Q2 GT300
16:41〜16:51 公式予選Q2 GT500
17:05〜17:50 キッズウォーク
 

8月23日(日)
10:45〜11:35 ピットウォーク
11:40〜    ドライバーズアピアランス
12:00〜12:20 ウォームアップ
12:20〜13:30 スタート進行
13:30〜     決勝 52周










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