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Formula DRIFT 2026──未知なるステージへの挑戦




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記事提供元:turnpike

 

2026年シーズンのFormula DRIFTは、シリーズ史に残る大きな転換点を迎えた。シリーズ創設以来初めて、1シーズンで3つの新規開催地がカレンダーに加わったのである。新たに舞台となるのは、コネチカット州のStafford Motor Speedway、インディアナ州のIndianapolis Raceway、そしてネバダ州のLas Vegas Motor Speedwayだ。ラスベガスは過去にも開催実績があるものの、今回は改修されたBullringオーバルを使用するため、全ドライバーにとって未知のコースとなる。

興味深いのは、新たに採用された3会場がすべてオーバルコースであることだ。もっとも、この発表を歓迎しないファンも少なくなかった。カレンダーから姿を消したのは、フィギュア8レイアウトで「ドリフト・コロシアム」と称されたEnglishtown Raceway Park、高速ロードコースが特徴のUtah Motorsports Complex、そしてGateway Motorsports Parkである。Gateway自体はオーバルコースだが、Formula DRIFTではこれまでインフィールドのみを使用してきた。

数週間前、シリーズは最初の新開催地となるStafford Motor Speedwayへと向かった。

 

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私の知る限り、Formula DRIFTがアメリカ北東部・ニューイングランド地域でイベントを開催するのは今回が初めてである。ニュージャージー州やニューヨーク州までは足を運んできたものの、この地域は優れたサーキットを数多く擁しながらも、これまでシリーズとは縁がなかった。Staffordといえば、SK Modifiedレースの聖地として知られる。これはNASCAR Tour Modifiedカテゴリーをより身近なコストで楽しめる人気カテゴリーだ。その舞台でプロフェッショナルレベルのドリフト競技が行われるなど、これまでは誰も想像していなかった。

 

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ドライバーリエゾンとの協議を重ねた結果、レイアウトはオーバルバンクから進入し、その後インフィールドへ飛び込む構成となった。新たにトランジションとインナークリップが追加され、よりテクニカルなコースへと仕上げられている。発表当初、この変更には懐疑的な声もあった。ドライバーも観客も、高速レイアウトを好む傾向が強い。トランジションが増えれば、当然ながら平均速度は下がる。しかし実際には、このテクニカルなレイアウトが競技性を高める結果となった。リードカーがチェイスカーを簡単に引き離すことが難しくなり、より接近したタンデムバトルが展開される。また、小さなミスが即座に敗退へ直結しないため、最後まで勝負の行方が分からない緊張感が生まれた。

 

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数回のプラクティスを終えた頃には、多くのドライバーが新レイアウトを高く評価していた。Formula DRIFTのコンペティションディレクターは、「レイアウトについて一件も苦情が出なかったのは初めてだった」と語る。決勝で2位に入ったJack Shanahanは、このコースを非常に的確に表現していた。「最初のバンク区間はアメリカのオーバルらしく全開(All Gas)。そこから一転して、ヨーロッパのサーキットを思わせるタイトでテクニカルな区間へと変化する。」まさにアメリカとヨーロッパ、それぞれのドリフト文化を融合させたようなレイアウトだった。

 

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公式フォトグラファーとして現地を取材した私にとっても、このサーキットは初めての場所だった。プラクティス、予選、決勝を通して撮影ポイントは限られており、一つひとつのポジション選びが作品の出来を左右する。時間帯によっては立ち位置を誤ったと感じる場面もあったが、総じて撮影しがいのあるコースだったと言える。

 

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ただし、天候だけは味方してくれなかった。初日のプラクティスでは、朝から夕焼けを狙った撮影プランを立てていたものの、日没約1時間前に雨が降り始めた。雨は短時間で止んだものの、コースは完全なウエットコンディションとなり、期待していた夕景の写真にはドリフトならではの白煙が一切写らなかった。その一枚は、また来年への楽しみに取っておこう。

 

大会を締めくくったのは、興味深い結果だった。表彰台を獲得した3名は、全員がアイルランド人ドライバー。そして偶然にも、エントリーしていたアイルランド人選手はその3名だけだった。さらに驚くべきことに、彼らは全員がアイルランドの同じ小さな町の出身だったのである。

 

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