【第15戦】フォーミュラE 東京、不安定な天候に左右された2日目はクラッシュからのリスタートで激戦に 詳細ページ(31134) - イベント・レースレポート

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【第15戦】フォーミュラE 東京、不安定な天候に左右された2日目はクラッシュからのリスタートで激戦に




7月25、26日に東京・台場でABB FIAフォーミュラE世界選手権の2025/2026年シーズン12 第14戦&第15戦「東京E-Prix」が行なわれた。2日目に開催された第15戦は予選、決勝を通じてそれぞれ不安定な天候、レース展開により大荒れに。まさにサバイバルな戦いをくぐり抜けたNo.21 N.デ・フリース(マヒンドラ・レーシング)が予選5番手から激戦を制し、東京でのラストレースのウィナーとなった。
 

前日の第14戦と同じスタイルで進められた第15戦予選。午後3時から始まったセッションだが、これに先立ち行なわれる予定だったフリープラクティスが雷雨に見舞われ、まさかのキャンセルに。よって、アタック合戦の予選「デュエル」は、ぶっつけ本番さながらのセッションになった。
 

そのデュエルには、前日の予選3番手No.13 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガーTCSレーシング)はじめ、昨日は進出を逃したニッサンドライバーのNo.23 ノルマン・ナト(ニッサン・フォーミュラEチーム)らがグループAから進出、そしてグループBからは、前日の予選2番手だったNo.48 エドアルド・モルタラ(マヒンドラ・レーシング)はじめ、No.21 ニック・デ・フリース(マヒンドラ・レーシング)や前日のウィナーであるNo.33 ダン・ティクトゥム(クプラ・キロ)、そしてもうひとりのニッサンドライバーであるNo.1 オリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラEチーム)が進出。惜しくも昨夜のナイトレースで3位となったNo.37 ニック・キャシディ(シトロエン・レーシング)、同2位のNo.27 ジェイク・デニス(アンドレッティ・フォーミュラE)は、デュエルに進むことができなかった。
 

まず、8台からトップ4に残ったのは、No.77 テイラー・バーナード(DSペンスキー)、ダ・コスタ、ティクトゥム、モルタラ。いずれも前日のパフォーマンスで速さがあったドライバーばかり。そして、セミファイナルをダ・コスタとモルタラが勝ち抜き、最後の一騎打ちでポールポジションを手にしたのは、モルタラ。今シーズン4度目のポールポジション獲得となった。前日も予選2番手につけたモルタラは決勝で表彰台を逃しているだけに、今回はなんとしてもトップ3でチェッカーを受けたいところだろう。
 

第15戦予選結果

1.No.48 E.モルタラ(マヒンドラ・レーシング)1’12.341
2.No.13 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガーTCSレーシング)1’13.018
3.No.33 ダン・ティクトゥム(クプラ・キロ)1’12.810
 

不安定な天候となった東京E-Prixの最終日。予選を前に豪雨に見舞われ、セッションに向けての最終調整ができないままのタイムアタックが実施された。その後決勝に向けて天気は幸い回復したが、また直前に降雨となる。結果、路面はまだウエットが残る状態となり、こレを受けて午後8時5分に号砲となる決勝は、セーフティカースタートに変更された。幸い、セーフティカーは2周でコースオフ。これでスピードレースへと戻り、そのなかからトップに立ったのがポールスタートのモルタラだった。
 

天候の”正しい”先読みがレースを支配すると言えるほど上空のコンディションを読むのが難しく、このレースはFEレースならではの駆け引きが勝敗を左右する。序盤は、ダ・コスタ、モルタラ、ティクトゥムと予選トップ3がそのまま上位グループを形成。走行ラインも次第にドライアップし、中盤にかけて激しいバトルがあちらこちらで展開された。
 

すると接触のアクシデントが次々と発生。これを受け、フルコースイエローが導入され、レースがコントロールされる。各車の差が一気に縮まり、当然ながらトップ争いもさらにヒートアップ。レース再開後、2番手のモルタラが果敢にダ・コスタに仕掛けるなど、見どころの多い走りを見せる。だが、背後から予選4番手のバーナードが怒涛の追い上げ。前2台を抜き去り、トップを奪取した。
 

また、チームの母国開催となるなかでアツい走りを見せていたのがニッサンチームのローランド。予選8番手から着実にポジションアップを果たし、一時2番手を走行する。トップのバーナードと激しい攻防戦を見せるなど、奮闘した。
 

レースは残り10周を迎えるなか、デ・フリースが猛攻を開始。その2周後にはアタックモードを使用してトップを奪取すると一気に前の4台を逆転して見せる。加えてキャシディも2位へと浮上した。
 

レースはこの流れのままチェッカーを迎えるかに思われたが、SCスタートや途中のFCY走行を踏まえてレースは34周になり、ますます激しいポジション争いを繰り広げる。すると、過熱したバトルによって多重クラッシュが発生。コース上を車両が塞ぐ形になり、大終盤のなか赤旗中断を招いてしまった。思わぬ展開となり、各車は一旦ピットで待機。セーフティカーが先導するなか、ファイナルラップとなる34周目にレース再開を迎えたが、ここでも激しい鍔迫り合いが行なわれることに。結果、緻密な駆け引きを落ち着いて消化したデ・フリースがトップチェッカー。自身シーズン2勝目を遂げた。前日の3位に続き、連日表彰台に立ったキャシディが2位となり、日本のファンを喜ばせた。3位は前日の2位であるデニスが続いた。予選18番手と振るわなかったデニスだが、前日は予選、決勝ともに存分な速さを見せていただけに、見事な戦略を味方にして表彰台獲得を果たしたといえる。また、今回の結果を受けて、ポイントランキングでも首位へと浮上している。
 

今シーズンは、7月に開催を遅らせた東京でのフォーミュラE。シーズンは残り1イベントとなり、戦いの舞台をイギリス・ロンドンへと移す。8月15~16日の戦いは、GEN3 Evoマシンの最終決戦でもあり、レース展開はもちろんのこと、チャンピオン争いの行方も混沌としており、大いに楽しみな最終戦になりそうだ。
 

第15戦レース結果・TOP3

1.No.21 ニック・デ・フリース(マヒンドラ・レーシング)34周
2.No.37 N.キャシディ(シトロエン・レーシング)+0.683
3.No.27 J.デニス(アンドレッティ・フォーミュラE)+0.958
 










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