スーパー耐久第4戦、SUGO戦はDENSO LEXUS RC F GT3とBRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCRが各レースで勝利 詳細ページ(30890) - イベント・レースレポート

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スーパー耐久第4戦、SUGO戦はDENSO LEXUS RC F GT3とBRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCRが各レースで勝利




ENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEの第4戦「SUGOスーパー耐久4時間レース」が宮城・スポーツランドSUGOを舞台にして、7月4日と5日の両日に予選と決勝がそれぞれグループ毎に行なわれた。開幕戦のもてぎ依頼となる週末2レース形式で実施されたこの大会には、全11クラス55台がエントリーし、コンパクトなSUGOのコースで熱戦を繰り広げた。
 

・初日4日は、グループ2の戦いを開催

6月上旬に富士スピードウェイにおいて24時間の戦いを繰り広げたスーパー耐久。早くもシーズン中盤戦を迎えることになる。
 

初日に予選と決勝を行なったグループ2にカテゴライズされたクラスは、ST-TCR、ST-USA、ST-3、ST-4、ST-5R、ST-5Fの6クラスが出場。TCRクラスは富士24時間をお休みしていたチームが復活しており、4台が参戦。一方、USAクラスは富士にも参加したBirth Racing Projectが車名も新たにマスタング1台での参戦となる。このほか、3クラスは2台、そして4クラスには10台、そして5Fクラス6台、5Rクラス7台の合計30台でのグループ編成となった。
 

1日で予選と4時間の決勝レースを行なうため、初日も午前8時に予選セッションがスタート。上空からはあいにくの細かな雨が落ちていたが、幸いウェットコンディション扱いにはならないレベルだった。予選はまずBドライバーによるQ1を実施、これで各クラスの上位と下位が決まり、その後のAドライバーによるQ2の単独タイムによってスターティンググリッドを決定する「ノックアウト」形式が採用された。結果、グループ2のトップタイムを獲得したのはTCRクラスのNo.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC。Q1、Q2ともに最速ラップをマークする活躍だった。これに、No.100 HITONOWA TTS CIVIC-TCR、No.430 エヴァRT初号機 Monster RS3 LMSが続き、トップ3はTCR勢が独占した。
 

この他、3クラスではNo.39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYが、4クラスはNo.884 シェイドレーシング GR86がクラストップかつ3クラスを上回るタイムをマークしている。また5RクラスはNo.88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスター、そして5FクラスではNo.4 THE BRIDE FITがそれぞれクラスポールポジションを手にした。
 

正午を過ぎ、決勝レースがスタート。4時間レースではドライバー交代を含む3回以上のピットインが義務付けられている。ポールポジションスタートの97号車がレースを牽引する形でレースが幕を開け、ペース良く周回を重ねていくなか、1時間が経過するとトラブルが発生。なんと左リヤタイヤが脱落することとなり、万事休す。このタイヤを回収するためにFCY(フルコースイエロー)が導入されることとなった。
 

このトラブルを受けて、代わりにトップに立ったのが、TCRクラス予選2番手の100号車。快走を続けてチェッカーを目指していたのだが、こちらもレース終盤にタイヤトラブルが発生。チェッカーまで残り1時間半というタイミングでリヤタイヤが脱落。まるでデジャブのような展開となる。100号車はこの突然のアクシデントにガードレールに追突。残念ながらリタイアという結末を迎えた。類似したトラブルでレース中のトップが入れ替わる展開となるなか、終盤にトップを走ることになったのが、TCRクラスで予選4番手に留まっていたNo.19 BRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCR。粘り強い戦いが結実し、総合優勝をもぎ取る結果となった。
 

2台参戦の3クラスでは、レース前半からクラスポールの39号車とNo.21 Hitotsuyama BMW M2 Racingが激しい攻防戦を展開。何度もトップが入れ替わる戦いとなったが、最後に笑ったのは39号車。今回の勝利で開幕から負け知らずの4連勝を達成している。
 

4クラスはクラスポールの884号車が序盤トップを走るも、予選クラス4番手のNo.3 ENDLESS GR86が猛追。トップ争いの末にトップを奪取する。その後は、クラス予選5位のNo.37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスターが善戦し、攻防戦を展開。最終盤までもつれることになったクラストップ争いは、3号車に軍配が上がり、また4クラスながら総合2位に入るという好成績を残した。
 

5Rクラスではつねに上位争いが白熱。クラストップの88号車が逃げのレースをしていたが、その背後からNo.27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTERやNo.65 odula TONE 制動屋 ROADSTERらが猛追。激しいポジション争いを繰り広げながら、クラストップを目指した。終盤はトップ88号車に27号車が迫る形となり、一時は逆転も果たしたが、大終盤に88号車がクラストップを奪還。このままチェッカーを受けている。
 

そして5Fクラスは、予選クラス3番手のNo.822 アンドリーガル ドリフトスピリッツ Moty’s FITがクラストップからスタートした4号車に迫ると、序盤に逆転。その後も隙を見せず、クラストップを守り切る戦いを完遂。うれしいシーズン初優勝を実現した。なお、1台参戦となったUSAクラスは、250号車が安定したレースを見せて完走を果たしている。
 

【グループ2決勝結果】各クラストップ3

・ST-TCRクラス(完走2台)
1.No.19 BRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCR(近藤説秀/末廣武士/東風谷高史/大原佳祐)4:00’13.885 146周
2.No.430 エヴァRT初号機 Monster RS3 LMS(西村元希/織田祥平/宮園拓真/酒井翔太)
 

・ST-USAクラス(1台)
1.No.250 BRP★HOJUST With SPACE MUSTANG DHR(猪爪杏奈/大野尊久/奥村浩一/いとうりな)81周
 

・ST-3クラス(2台)
1.No.39 エアバスター Winmax RC350 EXEDY(高橋裕史/伊藤鷹志/酒井仁/藤田真哉)140周
2.No.21 Hitotsuyama BMW M2 Racing(山脇大輔/高木真一/飯島宗久/田代良二)
 

・ST-4クラス
1.No.3 ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小林利徠斗/島谷篤史)143周
2.No.37 DXLパワーミネラルEVO☆NOPRO☆NCロードスター(ジョニー小倉/尾崎俊介/大谷飛雄/野上達也)
3.No.216 HMRスポーツカー専門店GR86(ISHIKEN/地頭所光/兒島弘訓)
 

・ST-5Rクラス
1.No.822 アンドリーガル ドリフトスピリッツ Moty’s FIT(塚本ナナミ/川福健太/惠木勇哉/川名賢)133周
2.No.4 THE BRIDE FIT(OHTA YU/瀬戸貴巨/芳賀邦行/蘇武善和)
3.No.11 FCR58 SAKAE-MS FIT(ピストン西沢/小田優/三輪英則/大島良平)
 

・ST-5Fクラス
1.No.88 トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/黒沼聖那/太田達也)135周
2.No.65 odula TONE 制動屋 ROADSTER 伊藤裕仁/池田拓馬/稲垣知博/山市遼平
3.No.27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTER 松田利之/古谷悠河/武藤壮汰
 

・グループ1は、不安定な天候を跳ね除けての戦いに

大会2日目となるの7月5日は、ST-X、ST-Z、ST-Q、ST-1、ST-2の5クラスが参加するグループ1の予選と決勝が行なわれた。
 

最高峰クラスとなるST-Xクラスには4台、Zクラスは10台、そしてQクラスは1台と淋しいエントリーとなったが、1クラスは”おなじみ”の2台、さらに2クラスには8台が参戦し、全25台による予選が行なわれた。ただ、そのセッションは霧による影響を受けて、スタートがディレイに。そのなかでトップタイムをマークしたのがST-XクラスのNo.31 DENSO LEXUS RC F GT3だった。同クラス予選2番手には、Q1トップタイムをマークしていたNo.23 TKRI松永建設AMG GT3。これにNo.777 D’station Ferrari 296 GT3が続くという、ノックアウト方式による結果となった。
 

このほか、ZクラスではQ1、Q2でともにトップタイムを叩き出したNo.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2がクラスポールに。また、QクラスはNo.28 GR YARIS M conceptが2クラスに割り込むパフォーマンスを披露している。また、1クラスのポールタイムをマークしたのは、No. 2 シンティアム アップル KTMだった。さらに2クラスでは、No.743 Honda R&D Challenge FL5が最速タイムをマークしている。
 

4時間にわたる決勝は午後1時に号砲。コースコンディションの行方が気になるところではあったが、幸いウェットコンディションにはならず、スリックタイヤでのレーススタートが可能な状態だった。しかしながら、序盤開始から1時間が立つと、ポツポツ雨が降り始める状況に。不安定な足元を各車が懸命にコントロールしてレースが進むことになった。
 

レース折り返しを前に総合ポールポジションの31号車からトップの座を奪ったのが予選3番手スタートのNo.777 D’station Ferrari 296。これに先の富士24時間を制したNo.23 TKRI松永建設AMGも加わり、ルーティンのピットインごとに入れ替わりを見せる拮抗状態となる。終盤に向けて、逃げの態勢を進める777号車に対し、31号車が猛追。実力が似通った上位3台の戦いは、最終的に戦略の違いが勝敗の行方を決めることとなり、31号車がその好機をモノにする。結果、31号車が開幕戦もてぎ以来となるシーズン2勝目を達成。777号車が2位に続き、23号車が3位で熱い戦いに幕を下ろした。
 

Zクラスでは、クラスポールの52号車をNo.338 GR Garage Balakong GR Supra GT4が猛追。10台の参加車両のなかでこの2台がつねにクラス優勝をかけた激戦を展開したが、最終的には52号車が338号車を下し、勝利した。338号車は今シーズン初の表彰台に上がっている。予選から速さをしっかりアピールしていたQクラスの28号車は、決勝でも善戦。総合20位でチェッカーを受け、予選同様に2クラスに割って入る結果を残した。また、1クラスの”直接対決”は、2号車が手堅いレース運びを見せた。富士24時間ではトラブルにないた2号車だったが、今回は完勝を果たし、シーズン初勝利となった。
 

2クラスでは、クラスポールの743号車に対し、予選クラス2位のNo.95 SPOON リジカラ CIVICが奮闘。さらには同8番手と出遅れたNo.225 KTMS GR YARISや同4番手No.13 ENDLESS GRYARISらが粘り強くポジションアップを果たし、終盤は激しいトップ争いを繰り広げる。そのなかでも13号車が勢いづき、大終盤に95号車と壮絶なバトルを披露し、大逆転に成功。富士24時間に続き、今シーズン2勝目を挙げた。
 

【グループ1決勝結果】各クラストップ3

・ST-Xクラス
1.No.31 DENSO LEXUS RC F GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/小河諒/嵯峨宏紀)167周
2.No.777 D’station Ferrari 296 GT3(星野敏/藤井誠暢/金丸ユウ)
3.No.23 TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/片岡龍也/中山友貴)
 

・ST-Zクラス
1.No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2(松井宏太/野中誠太/服部尚貴/吉田広樹)159周
2.No.338 GR Garage Balakong GR Supra GT4(前嶋秀司/ハリス・アメル)
3.No.885 シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2(水野大/平中克幸/国本雄資/銘苅翼)
 

・ST-Qクラス(1台)
1.No.228 GR YARIS M concept(小倉康宏/佐々木雅弘/松井孝允/豊田大輔)151周
 

・ST-1クラス(2台)
1.No.2 シンティアム アップル KTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)160周
2.No.47 D’station Porsche 992 浜健二/星野辰也/田中哲也/樺木大河
 

・ST-2クラス
1.No.13 ENDLESS GRYARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)152周
2.No.95 SPOON リジカラ CIVIC(小松一臣/小出峻/三井優介)
3.No.225 KTMS GR YARIS(富下李央菜/梅垣清/荒川麟)
 

全7戦のうち4戦が終了した今シーズンのスーパー耐久。
次の第5戦の舞台は7月25、26日に大分・オートポリスで開催される。
ST-2とST-4クラスがお休みとなり、他の9クラスが5時間レースを戦う予定だ。










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