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第94回ル・マン、後半戦はペナルティ、マイナートラブルで動きあり




フランス、サルト・サーキットで開催中のル・マン24時間レース。安定した天候の下、大きなアクシデント等は見られないものの、マイナートラブル等で各車がポジションを変動させつつレースを継続させている。
 

レース開始直後からつねに上位争いしていた38号車キャデラックにトラブルが発生したのはスタートから12時間を過ぎたころ。3位走行中だった195周にトラブルに見舞われ、ガレージイン。修復作業が始まった。30分弱の時間を経てコースに一旦は復帰するも、再びピットへ。レース開始から16時間を前にガレージのシャッターが降ろされ、レース脱落を迎える。
 

一方、トップをキープしていたのは12号車キャデラック、これに20号車BMWが続き、FCY中の違反でペナルティを課された8号車トヨタが3番手まで浮上する。なかでも徐々に空が明るくなり始めるころになっても12号車は変わらず安定したペースで周回を重ねた。3台で今年のル・マンに挑んでいるキャデラックだが、ひと足先に38号車がトラブルで後退。その後、残り8時間の時点でリタイアに至った。さらに101号車はFCY中のペナルティで降格。終盤に向けて今なおノートラブル、ノーミスの12号車に、全期待がかかる形になった。
 

しかし、その12号車にもまさかの事態が発生する。レース開始から17時間を迎える直前、午前8時51分にドライブスルーペナルティが提示される。これは、スローゾーン手順違反によるもの。ペナルティを消化後は、トップには8号車が立ち、20号車、12号車というオーダーへと変わった。ようやくトップまで戻った8号車だったが、開始から18時間を前にしてトラブルに見舞われる。12号車脱落後、20号車との一騎打ちを意識した戦いになったが、タイヤ交換後しばらくして緊急ピットイン。左フロントのブレーキ周りにトラブルが発生したようで、2分12秒強の修復作業を強いられ、4番手へとポジションを落とした。
 

結果、タイヤ無交換でトヨタとの差を縮めていた20号車がトップを奪取。だが、18時間が過ぎると、再び12号車が速さを活かしてトップ奪還を果たし、これを20号車、そして7号車、8号車が猛追する形となっている。スタートからノートラブルだった12号がペナルティを受けたことで、より安定した戦いを見せているのは20号車に。速さでは12号車がリードしているだけに、残り6時間の戦いでもまだまだスプリントの要素が多い展開になりそうだ。
 

LMP2クラスは上位陣が安パイの状態。30号車デュケーヌがリードし、これに343号車インターユーロポルがピタリとマークするという神経戦になりつつある。一方、太田格之進が参戦する9号車も表彰台を見据えて力走していたが、18時間を経過した直後に手痛い接触でスローダウン。一時的にマシンをコース上に止めるなどしてポジションを落としている。
 

LMGT3では、レース開始から10時間を経過したころからトップに立つ33号車が依然としてクラス首位をキープ。これに序盤トップだった27号車が続いている。トップ33号車と同一周回は上位3台となっており、このまま優勝争いに突入する可能性が高そうだ。
 

現地時間の午前10時、チェッカーまで残り6時間となった時点の総合トップ3および各クラストップは以下のとおり。
 

◎ル・マン24時間レース途中結果(午前10時・18時間経過/総合トップ3および各クラストップ)気温17度、路面温度22度

 
<HYPERCAR>
1.No.12 キャデラックVシリーズ.R(ルイ・デレトラズ/ウィル・スティーブンス/ノーマン・ナト) 290周
2.No.20 BMW Mハイブリッド V8(ロビン・フラインス/レネ・ラスト/シェルドン・ファン・デル・リンデ) +58.679
3.No.7 トヨタTR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース) +1’43.508
 

<LMP2>
1.No.30 デュケーヌ・チーム(ドリアーヌ・パン/ジュリアン・アンドラウアー/リチャード・フェルシュホー) 275周
 

<LMGT3>
1.No.33 シボレー・コルベットZ06 LMGT3.R(ベン・キーティング/ジョニー・エドガー/ニッキー・キャツバーグ) 255周
 
(TEXT : Motoko SHIMAMURA)
 

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パイパーカークラストップ:No.12 キャデラックVシリーズ.R
 

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ハイパーカークラス3位:No.7 トヨタTR010ハイブリッド
 










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