シーズン初の3時間レース、予選トップタイムはNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra!
ゴールデンウィークも後半に突入。5月3日、静岡・富士スピードウェイにおいてSUPER GT第2戦「FUJI GT 3HOURS RACE GW SPECIAL」の予選が行なわれた。3時間の長丁場の戦いに挑むなか、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)がシーズン初のポールポジションを手にしている。
早朝は曇り空だった富士だが、時間の経過とともに青空が広がり、午前中の公式練習ではまぶしい日差しにも恵まれた。午前10時30分にGT500、GT300両クラスの混走でスタートしたセッションは、折り返しを過ぎてGT300車両がピットロード入口付近に突然停車。これを受け、セッションは赤旗中断となった。
およそ7分後にセッションは再開。GT500では、混走枠の終盤に大きくタイムを上げた車両はなく、序盤にトップに立ったNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)がそのままポジションをキープ、これにNo. 8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)、No. 12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が続いた。
午後11時15分からのGT500クラス専用走行では、チェッカーが近づくなか、各車が自己ベストタイムを刻み始める。まず、序盤に38号車がマークしたタイムをNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)が上回り、これにNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)が続いたが、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)が0.084秒差でトップに浮上。だが、最後の最後、No.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が1分27秒973をマークし、トップに立った。
午後2時20分、公式予選がスタート。気温20度、路面温度26度のなか、GT300クラスのQ1を経てGT500のQ1が始まる。10分のセッションは、残り1分の時点でGT500参戦チームで唯一のダンロップタイヤユーザーであるNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)がトップに立つと、そこからNo. 12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、ニスモと激しくトップが入れ替わる。チェッカーが降られるなか、岡山の覇者であるNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が1分26秒640をマークして、トップを奪うも、その直後、岡山でポールポジションを手にしたNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)がこれを1000分の2秒差で上回り、Q1トップをさらってみせた。トヨタ勢2台に続いたのは、No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)。さらに23号車、64号車と続く一方、No.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)、No.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)、No.19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の4台がQ1敗退となった。
ポールポジションを決めるQ2は、午後3時31分から。10分間のアタックでは、残り20秒の時点で23号車が一旦トップに立ち、これに64号車が続いたが、14号車が1分26秒254とタイムを削ってトップに立つ。36号車も負けじと自己ベストタイムを更新したが、これには及ばず。結果、14号車が今シーズン初めてのポールポジションを獲得し、2番手に36号車、さらに23号車が3番手で続いた。ホンダ勢のトップは64号車で、5番手に続いた。
GT300クラスでは、Q1A、B組に分かれて実施。今回、No.32 ENEOS X PRIME AMG GT3には、急きょ元F1ドライバーの小林可夢偉が参戦を果たしており、大きな話題となった。ニューエンジンを今シーズンから搭載するNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が朝の公式練習から好タイムをマークしてトップタイムを刻んだが、その流れは午後からの予選でも変わらず。まず、Q1・A組でトップ通過を果たした。一方、Q1・B組ではNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が最速タイムをマークした。
各組上位9台がQ1を通過、Q2には計18台によるポールポジション争いが繰り広げられた。セッション中、徐々に気温、路面温度が低下するなかでも61号車の快走には一切の曇が見られず。チェッカーまで残り1分43秒の時点で、61号車は暫定トップにつけていた車両を1秒以上突き放す1分34秒314という驚異のタイムを叩き出す。Q1では61号車に続き2番手でQ1・A組を通過したNo.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫/チャーリー・ブルツ)も健闘して2番手につけたが、0.748秒という大差に甘んじた。3番手にはQ1出走時からマシントラブルに悩まされていたNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が続いた。なお、今シーズン初クラスポールを手にした61号車の山内は、自身が持っていた富士スピードウェイのGT300クラスにおけるコースレコードを更新。加えて、GT300クラス最多となるポールポジション記録を17回に伸ばす結果も手にしている。
翌日の決勝は、3時間レース。2度のピットインが義務付けられている。予選日の夜からは強い風を伴う本降りの雨となっているが、天気予報では翌朝には上がる模様。五月晴れのなか、各車が見せる戦略に注目して、戦いの行方を見守りたい。
・第2戦富士:予選結果(各クラストップ3)
1.No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)1’26.254
2.No.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)1’26.418
3.No.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)1’26.582
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)1’34.314
2.No.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫)1’35.062
3.No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)1’35.359