SUPER GT第2戦富士 プレビュー 詳細ページ(29135) - イベント・レースレポート

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SUPER GT第2戦富士 プレビュー




序盤のヤマ場、富士は3時間レースの戦い
 

ゴールデンウィーク恒例のGTレースが5月3、4日に静岡・富士スピードウェイで開催される。SUPER GT第2戦「FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL」は、今シーズン最初の3時間による長い戦いだ。ドライバーの乗車時間、ピット作業も”やや多め”の戦いとなり、いつも以上にレースが”動く”可能性も高い。国内屈指の最速ストレートを爆走するGTカーの競演の行方を見守ってほしい。
 

■打倒36号車を巡る争いは?

開幕戦の岡山は安定した天候に恵まれるなか、ディフェンディングチャンピオンのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)、ルーキーの踏ん張りがポールポジション獲得に繋がったNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)はじめ、今シーズンからニューマシンを投入したホンダ勢や、解禁された空力のアップデートで巻き返しを図るニッサン勢が、それぞれの持ち前を活かした戦いを披露した。そのなかで巧みなレース戦略で勝利したのが36号車。坪井、山下両コンビによる連覇更新を目指し、幸先良いスタートを切った。またその一方で、レース内容としては、”打倒36号車”を目指すライバルたちの、今後の逆襲に期待ができる展開でもあった。
 

ただ、36号車の総合力としての高さはやはりライバルを圧倒するものだった。岡山で上位入賞を果たした各車は早速富士でサクセスウェイトを積載するが、今回のレースは3時間。距離にすると500kmを超えるかと思わえる。つまり、予選順位を決める一発の速さよりアベレージが高い速さに重きを置くため、岡山より展開を読むことが難しくなりそうだ。とはいえ、SUPER GTで問われる、ドライバーの技量、それを支えるチームの仕事ぶりなど、いわゆる総合力がモノをいうだけに、ミスなく”賢い”戦いを完遂することが好結果への最速ルートになるだろう。
 

富士がホームコースとなるトヨタ勢は、開幕戦からその速さと強さをしかと実証してみせた。今回もその流れは変わることがないだろう。そして、それを迎え撃つホンダ、ニッサン両陣営はこの富士にどう挑むのか。プレリュードGT初戦の岡山において、トップの結果を残したのはNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)。新コンビによる初レースであり、予選はホンダ勢2番手の6位、決勝も6位だった。数字としての結果には決して満足はしていないだろうが、今シーズンから本格的にホンダ全陣営をバックアップするHRCスタッフが手にした岡山でのデータをフィードバックし、セットアップに活用してくるはず。ましてや3時間という長い戦いのため、トラブルなしに安定感ある走りを見せることで上位フィニッシュも難くないだろう。また、チーム力としては2シーズン連続でホンダ勢トップの成績を残しているNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)の存在も侮れない。開幕の岡山では戦略が機能せず悔しい結果に終わったが、実力ある山本と牧野のコンビが見せるパフォーマンスからも目が離せない。
 

一方、今シーズンは陣営としての参戦が4台から1台減って3台となったニッサン。だが、今シーズンはこの3台がみな同じブリヂストンタイヤを装着することになり、データ共有もしやすくなった。このなかでNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)は過去にも富士で表彰台の結果を残しており、なにかと相性が良い。昨シーズンいっぱいで現役を勇退した松田次生監督の采配により、さらに上を目指してくるのではないだろうか。
 

ところで、今シーズンから使用エンジンについてのレギュレーションが変更されており、年間をとおして搭載できるのはたった1基に。依然として先行きが読めない中東情勢の影響を踏まえ、第3戦セパンが延期(シーズン中の開催はなく、代替レースも実施しない)され、全8戦から1戦へって7戦となったため、1レースにおける負荷はやや軽減されたが、とはいえ、1シーズンを1基で戦い抜くための知恵と工夫は必至。まさにチーム挙げての頭脳戦で挑まなければならないのが、今シーズンのキーポイントにもなっている。ゆえに、今回初戦となる300kmレースも、エンジンにやさしい走りをもってライバルを制する戦いをすることが至上命令になるだろう。
 

■ピット戦略はじめ、それぞれの”強み”を活かす戦いに!?

岡山では、No.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)が申し分のないレースを披露。言ってみれば下馬評どおりの強さを発揮した、ということになるが、それでも当の本人たちはSUPER GTに復帰した2年前から岡山でのレースは良い思い出がなかった。というのも、十分に結果を狙えるなか、トラブルに見舞われたり追突されたり、と優勝とは無縁だっただけに、開幕戦完勝は大きな喜びとなったはず。ただ、ライバルたちとしては、これで勢いをつけた777号車をどう攻略するかが問題になってしまった。
 

777号車の対抗馬として名が上がっているのはどこか。過去の富士戦から予想すると、同じFAI GT3車両としてフェラーリ勢が一目置かれそうだ。加えて、岡山で猛追を見せて観客を沸かせたNo.88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/ダニール・クビアト+第3ドライバー坂口夏月)の活躍にも期待。元F1ドライバーのクビアトは、SUPER GT初シーズンながらキレの良い走りを岡山で見せ、その適応性の高さをアピールしてみせただけに、ベテラン小暮らと結束して上位を狙ってくることだろう。
 

一方、ニューエンジン投入したNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の活躍に注目するファンも多い。3時間というタフな戦いをしっかりと戦い抜くことで結果に繋げたい。メーカーが参戦するGT500とは異なり、さまざまな車種が競うGT300クラスはそのクルマの特性を活かしたピット戦略も魅力のひとつ。今回は2度のピット作業を伴うため、タイヤの使い方にも注目してほしい。4輪すべてを交換するのか、交換本数を限定するのか……さまざまなアプローチでポジションアップを図り、チェッカーを受けるころには、まさかの!? というような展開が見られるかもしれない。いずれにせよ、筋書きのないドラマの行方を大いに楽しんでほしい。
 

■主なスケジュール

FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL
 

5月3日(日)
10:30〜11:30 公式練習(GT300+GT500)
11:30〜11:45 FCYテスト
11:45〜11:55 公式練習(GT300専有)
11:55〜12:05 公式練習(GT500専有)
12:15〜12:45 サーキットサファリ
13:00〜13:50 ピットウォーク
14:20〜14:30 公式予選Q1 GT300 A組
14:38〜14:48 公式予選Q1 GT300 B組
14:53〜15:03 公式予選Q1 GT500
15:13〜15:23 公式予選Q2 GT300
15:31〜15:41 公式予選Q2 GT500
16:00〜16:50 キッズウォーク
 

5月4日(月・祝)
10:20〜11:15 ピットウォーク
12:00〜 ドライバーズアピアランス
12:30〜12:50 ウォームアップ
12:50〜14:00 スタート進行
14:00〜 決勝 3時間レース(約118周)










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