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S耐第2戦鈴鹿、クリーンなレース展開を




4月18、19日に三重・鈴鹿サーキットにおいて、ENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE第2戦「SUZUKA 5時間レース」が開催された。開幕戦のもてぎでは、2日にわたり予選と決勝を行なうスタイルだったが、今大会は9クラス、47台が同時に出走して5時間の決戦を展開。開催中の週末は春の陽気に恵まれ、安定したコンディションの下で予選、決勝が行なわれている。
 

予選 ・初戦覇者のCraft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が連続ポール

もてぎでの開幕レースからおよそ1カ月で迎えた第2戦鈴鹿。今回の5時間レースには、規定により”お休み”となるST-5F、ST-5Rクラスを除く9クラス、47台が名を連ねた。天候に恵まれるなか、始まった予選。A、B両ドライバーによるベストタイムの合算で決勝のグリッドが確定する予選では、もてぎの覇者であるCraft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が安定感ある速さを武器にA、B両ドライバー揃って文句なしのトップタイムをマークし、開幕戦に続いて今回も総合ポールポジションを手にした。また、2番手にはNo.777 D’station Ferrari 296 GT3、3番手にNo.23 TKRI松永建設AMG GT3が続いた。
 

12台のGT4車両がエントリーするST-Zでは、No.25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4がAドライバー予選でトップタイムをマーク。続くBドライバー予選では3番手のタイムとなり、惜しくも2番手に。そのなかで合算タイムで25号車を上回ったのが、No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2。2番手にはNo.20 NANIWA DENSO IMPUL with マツモトキヨシ Zが続いた。一方、25号車は最低地上高の違反が判明。予選で刻んだタイムが抹消となり、クラス最後尾のポジションに甘んじる。結果、クラス3番手はNo.338 GR Garage Balakong GR Supra GT4となった。
 

鈴鹿がシーズン開幕となるST-TCRからは、4台がエントリー。そのなかでクラストップタイムを刻んだのは、チームドライバーとしてスーパーフォーミュラやSUPER GTで活躍中の野尻智紀、佐藤蓮が名を連ねているNo.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICだった。一方、昨シーズンの最終戦富士から新設されたST-USAも今回が”開幕”。こちらは、フォード・マスタング・ダークホースRを投入したNo.250 BRP★HOJUST MUSTANG DHRの1台のみ、と淋しい展開になった。自動車メーカーの開発車両が参加するST-Qには4台がエントリー。Aドライバーから安定したタイムを刻むNo.271 CIVIC TYPE R HRC Conceptがクラスポールを手にしている。
 

常連の2台が競うST-1では、No.2 シンティアム アップル KTMが開幕戦に続き、クラスポールを獲得。今回こそ、決勝での好結果を狙っているようだ。また、8台が名前を連ねたST-2はAドライバー予選でNo.72 OHLINS CIVIC NATSがトップタイムをマークするも、Bドライバーのベストタイムと合算した結果、開幕戦のクラスウィナーであるNo.95 SPOON リジカラ CIVICがクラスポールを掴み取った。また、2台で競うST-3も、開幕戦ウィナーのNo.39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYがトップタイムをマークしている。そして。10台がアタック合戦に臨んだST-4でも同様に、前戦のクラス勝者であるNo.884 シェイドレーシング GR86がクラスポールから、翌日の決勝スタートを切る結果となった。
 

予選結果・各クラストップ・A、Bドライバー合算タイム

【ST-X】No.33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3 4’03.476
【ST-Z】No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2 4’19.772
【ST-TCR】No.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC 4’24.714
【ST-USA】No.250 BRP★HOJUST MUSTANG DHR 4’37.433
【ST-Q】No.271 CIVIC TYPE R HRC Concept 4’22.316
【ST-1】No.2 シンティアム アップル KTM 4’13.497
【ST-2】No.95 SPOON リジカラ CIVIC 4’31.597
【ST-3】No.39 エアバスター Winmax RC350 EXEDY 4’40.379
【ST-4】No.884 シェイドレーシング GR86 4’40.956
 

決勝 ・SC導入ナシのクリーンな5時間の戦いに

決勝日も快晴に恵まれた鈴鹿。ちょうど正午に決勝がスタートし、全47台が5時間先のチェッカーを目指した。
 

前日より日差しもあり、気温も少し高くなったことから、暑さを感じるなかでの戦いだったが、レースは序盤からクリーンな展開が続いた。総合トップからスタートした33号車が後続を牽引する形で快走。一方で、後方では同じST-Xの予選2、3番手であるNo.777 D’station Ferrari 296 GT3とNo.23 TKRI松永建設AMG GT3が早くからポジション争いを繰り広げた。
 

レースは折り返しのなかで迎えるピット作業で明暗が分かれる。ST-TCRのクラス上位に立っていた車両がトラブルに見舞われ、コース上に停車。これを受け、フルコースイエロー(FCY)が導入される。このタイミングでルーティンのピット作業を終えたチームとそれを逃したチームとでポジションの入れ替えが発生。777号車が総合トップに立ち、開幕戦のレース1の覇者であるNo.31 DENSO LEXUSがこれに続く。ところが、777号車にはその後、FCY中にピットインを行なったという判定が下り、ペナルティストップが課されることに。また、ピット作業等でタイムロスが生じ、ライバルに先行されていた33号車もピットレーン速度違反によるペナルティの対象となり、レース終盤を前にトップを走行していたのは31号車だった。
 

レースは最後のスティントへと突入、各車ともエースドライバーが激しい攻防戦を展開する。コース復帰後、トップに返り咲いた33号車は、先のスーパーフォーミュラで2連勝している太田格之進がドライブ。その背後に31号車、23号車、777号車が続く形となったが、太田が辛くもこれをシャットアウトし、トップチェッカーを受けて開幕戦同様にポール・トゥ・ウィンを達成した。2番手には大終盤で逆転に成功した23号車が続き、31号車は3位となっている。
 

ST-Zでは、クラスポールの52号車にトラブルが発生。序盤にレースから姿を消すハプニングとなる。加えてクラス2番手のNo.338 GR Garage Balakong GR Supra GT4もポジションダウン。変わって安定した走りを続けたNo.22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CSがトップをひた走った。終盤には予選結果を受けて後方に沈んでいたNo.25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4の猛追に苦しんだが、しぶとく走りきり、クラス優勝を掴み取っている。そして、シーズン初レースを迎えたST-TCRでは、4台のうち2台がトラブルに見舞われ、完走ならず。クラスポールスタートの97号車も精彩を欠き、クラス3番手から決勝を迎えたNo.100 HITONOWA TTS CIVIC-TCRが初戦をモノにする結果となった。そして、ST-Qクラスではクラスポールの271号車が善戦。総合16位という結果を手にした。
 

ST-1では開幕戦でマシントラブルが多発、周回数が足りずに完走扱いを逃した2号車が、リベンジ戦として奮闘。ところが決勝ではペナルティが度重なりNo.47 D’station Porsche 992にまたしても優勝を許してしまった。ST-2は、95号車がクラスポールから盤石の戦いで完勝。2連勝を達成する。また、ST-3クラスでは、ポールから39号車が着実に周回を重ねるも、途中、ピットレーン速度違反によるドライブスルーペナルティを課される。だが、クラス2位に4周と大きな差をつけて圧勝を果たした。そしてST-4クラスはポールスタートの884号車が後続を1.2秒差で制し、開幕から2連勝を達成した。
 

【第2戦決勝結果】各クラストップ3

・ST-X
1.No.33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(ジンズー・スン/太田格之進/アダリー・フォン)139周
2.No.23 TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/片岡龍也/中山友貴/元嶋佑弥)+32.174
3.No.31 DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小河諒/嵯峨宏紀)+39.434
 

・ST-Z
1.No.22 KOKUSAI GROUP GT4 RS CS(呉良亮/久保凜太郎/北園将太/山野直也)131周
2.No.25 日産メカニックチャレンジ Z NISMO GT4(大塚隆一郎/松田次生/富田竜一郎/篠原拓朗)
3.No.34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4(加納政樹/大草りき/安田裕信/イゴール・オオムラ・フラガ)
 

・ST-TCR
1.No.100 HITONOWA TTS CIVIC-TCR(山木陽介/中野信治/佐藤凛太郎/山西康司)122周
2.No.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/野尻智紀/佐藤蓮/タナシワナット・フォンシンナチャチュン)
 

・ST-USA
1.No.250 BRP★HOJUST MUSTANG DHR(猪爪杏奈/大野尊久/奥村浩一/竹本優月輝)110周
 

・ST-Q
1.No.271 CIVIC TYPE R HRC Concept(大津弘樹/新原光太郎/辻本始温)128周
2.No.12 MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept(川田浩史/堤優威/阪口良平/前田育男)
3.No.104 GR Yaris DAT Racing Concept(田所元/山下健太/河野駿佑)
 

・ST-1
1.No.47 D’station Porsche 992(浜健二/星野辰也/田中哲也/樺木大河)132周
 

・ST-2
1.No.95 SPOON リジカラ CIVIC(小松一臣/小出峻/三井優介)125周
2.No.13 ENDLESS GRYARIS(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)
3.No.72 OHLINS CIVIC NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)
 

・ST-3
1.No.39 エアバスター Winmax RC350 EXEDY(高橋裕史/伊藤鷹志/酒井仁/藤田真哉)122周
2.No.21 Hitotsuyama BMW M2 Racing(鈴木建自/藤井政至/田代良二/ショーン・ウォーキンショー)
 

・ST-4
1.No.884 シェイドレーシング GR86(大崎達也/清水英志郎/山田真之亮)123周
2.No.3 ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小林利徠斗/島谷篤史)
3.No.41 HC GALLERY EXEDY GR86 WINMAX(島拓海/冨林勇佑/丸山陽平/大田優希)
 

早くも2戦を終えたスーパー耐久シリーズ。次の公式戦は6月上旬に富士スピードウェイで迎える国内唯一の24時間レースとなる。これに先立ち、5月中旬には公式テストを実施。バラエティ豊かな車種による長い富士での戦いに向け、各チームとも精力的に準備を進めることになりそうだ。










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