26年シーズンの初戦、岡山でNo.38 KeePer CERUMO GR Supraがポールポジション獲得!
4月11日、岡山国際サーキットで今シーズンの開幕戦を迎えたSUPER GT。予選は春の陽気に恵まれて絶好のレース日和となった。そのなかでシーズン最初のポールポジションを手にしたのは、今年から新たにコンビを組むNo.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)だった。
予選前日は強い雨が降り、時折冷たい風が吹いた岡山国際サーキット。しかしながら、予選を迎えたこの日は朝から終日青空が上空に広がった。その影響で気温、路面温度は時間の経過とともに上昇。持ち込みタイヤをいかに上手く使いこなすか、クルマとのマッチングの調整がキーポイントになると考えられた。
まず、午前9時30分から公式練習がスタート。GT300、GT500両クラスによる混走、そしてFCY(フルコースイエロー)の練習、その後クラスごとの専有走行が行なわれ、午前11時25分まで各車メニューに沿ったクルマ作りに努めた。
そのなかでトップタイムをマークしたのは、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)。昨年SUPER GTに復帰したフェネストラズが好タイムを刻み、これに今シーズンからニューマシン、プレリュードGTを投入するホンダ勢のトップとしてNo.17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)、さらにNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が続き、ディフェンディングチャンピオンのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)は4番手につけることとなった。
午後からさらに強い日差しが照りつけたサーキットでは、ぐんぐんと気温が上昇。朝のセッションでは気温18度、路面温度24度だったが、午後2時からの予選では、気温25度、路面温度は34度まで上がった。
GT300クラスの予選では、Q1・A組のセッション中にマシントラブルが発生。車両回収のために赤旗中断となり、その後のセッションに遅延が出る。GT500クラスQ1は、午後2時40分からとなり、気温は変わらずとも路面温度が37度まで上昇した。タイヤのウォームアップを見計らい、各車がコースイン。タイミングを合わせてアタックを始めると、まずNo.16 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が1分18秒081のタイムでトップに立つ。その後、アタックラップに挑み、残り時間が30秒に迫ったが、そのなかでNo. 8 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)がマイクナイトコーナーで挙動を見出してコースアウトし、減速しないままタイヤバリアに衝突してしまう。これを受け、セッションは赤旗となり、午後3時に残り時間4分間で再開となった。
我先に、とコースインした各車は少ない時間でアタックに向かい、ディフェンディングチャンピオンのNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が2周続けてトップタイムをマーク。これにNo. 12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、さらに今年GT500クラスにステップアップを果たした小林利徠斗がドライブするNo.38 KeePer CERUMO GR Supraが続いた。なお、クラッシュを喫した8号車は赤旗の原因を作ったことにより、決勝を最後尾からスタートする。
GT300クラスのQ2を経て、午後3時32分にQ2がスタート。Q1上位10台によるポールポジション争いが繰り広げられた。いち早くアタックモードに入ったのは、No.24 リアライズコーポレーション Z(名取鉄平/三宅淳詞)。今シーズンからヨコハマタイヤに代わってブリヂストンタイヤを装着することになったチームは、ライバルに先んじてタイムを出しにいったが、その一方で、好調さをしかとアピールしたのが38号車だった。一旦、36号車がトップタイムを刻んだが、その後、38号車の大湯が1分17秒352と大きくタイムアップ。36号車もラスト1周のアタックにかけたが、0.065秒及ばず。結果、新コンビでシーズンを戦う38号車が開幕戦のポールポジションを掴み取っている。また、36号車い続いたのはNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)。トヨタ勢3台が予選トップ3を独占する形となった。
GT300クラスでは、これまでも岡山との相性の良さを武器にしてきたNo.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)がQ1に続き、Q2でも速さを見せた。そんななか、No.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫)が気を吐いて2番手のタイムをマーク、これに新コンビでシーズンを迎えるNo. 2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)がQ2で大きくポジションアップを果たして3番手に浮上。この順位でチェッカーを迎えたが、セッション終了後に31号車が走路外走行によるタイム抹消の扱いを受けることに。よって2号車が2位となり、31号車はセカンドベストタイムが採用され、3番手に踏みとどまった。
決勝は300kmでの戦い。今シーズンの行方を占うノーウェイトでの貴重な一戦で、どのチームが、どのドライバーが秀でたパフォーマンスを見せるのか。楽しみが尽きない。
第1戦岡山:予選結果(各クラストップ3)
・GT500
1.No.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)1’17.352
2.No.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)1’17.417
3.No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)1’17.481
GT300
1.No.777 D’station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)1’24.561
2.No. 2 HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/卜部和久)1’24.823
3.No.31 apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫)1’25.228