未知なる闘い:Nakane Racing Design R34 GT-R、マガリガワ・クラブに挑む 詳細ページ(28168) - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 海外イベント・レースレポート
  3. 未知なる闘い:Nakane Racing Design R34 GT-R、マガリガワ・クラブに挑む

未知なる闘い:Nakane Racing Design R34 GT-R、マガリガワ・クラブに挑む




01
 

記事提供元:turnpike
 

日本屈指の超プライベートなラグジュアリーサーキット──マガリガワ。幸運にも何度か走行機会に恵まれたが、結論から言えば、あそこはYouTubeの映像やバズり記事で語られる異次元そのものだ。
 

敷地へ入る直前、立ちはだかる巨大な擁壁と山肌に切り落とされた鋭い崖。物理法則を疑いたくなるような光景が、まず感覚を狂わせる。だが真の衝撃は山頂のピットエリアで扉が開く瞬間に訪れる。そこに並ぶマシンの顔ぶれは、いまだかつて同じだったことがない。
 

02
 

03040506
 

07
 

そして今回。東京近郊のこのサーキットを訪れた理由は、いつもとは少し違う刺客のためだった。普段はスーパーカー、ハイパーカーが支配するピットロードに、たまに刺激物が混ざることがある。この日はまさにそれ。その正体は──千馬力オーバーの怪物、日産スカイラインR34 GT-R
 

HKS、Mines、Top Secret…日本のチューニング界には名門が多い。だがNakane Racing Designは、そのどれにも属さない新興勢力だ。この10年、静かに、しかし徹底した精度でマシンづくりに磨きをかけてきた集団。今回のR34は、その象徴でもあるデモカー。潔く、走りに徹した、タイムアタックスピリットを宿す一台だ。
 

0813
 

121110
 

09
 

外観は平均的なタイムアタック車両ほど派手ではない。フロントにはナンバーリセスをスムージングしたNismoシリーズ1バンパー。カーボンスプリッターとNismo Z-Tune形状のFRPフェンダーが、吸気・排熱・整流を巧みにこなす。サイドは HMI Racing スカートからカスタムディフューザーへと流れ、リアには天を突くエンドプレートを備えたSard GTウイング。一気にアタック車の空気を生み出す存在感だ。
 

10
 

1113
 

141516
 

TWSの鍛造ホイールに、ADVAN A060のスリックを組み合わせ、その奥にはAP Racingのブレーキ。しかも、バネ下を極限まで減らすために位置まで最適化されている。こういう「誰が気づくんだ」という執念こそ、ビルダーの本気度を物語るディテールであり、このR34がただ者ではない理由だ。
 

14
 

151617
 

18
 

1920
 

そして今回わざわざ日曜日を潰してまで足を運んだ最大の理由──Auto Gallery Yokohama(AGY)製 RB28エンジンが、その中心に鎮座する。ヘッドには AGYの代名詞ともいえる RB20カムカバー。ブロック内には HKSステップ3のストローカーキットが収まり、サイドにはGReddy T88-38GKのシングルターボ。サイド出口のエキゾーストへ一直線に吐き出すレイアウトは、どこかグループAを思わせる静かな狂気をまとっている。
 

21
 

222324
 

25
 

272628
 

29
 

3031
 

32
 

33
 

吸気は、鋳肌を磨き落とした Nismo GTプレナム。ストラットタワーバーは無し。その代わりに、フル溶接ロールケージと一体となった補強がボディ剛性を受け持つ。見せかけではない、本物の強度だ。
 

キャビンに入れば、このマシンの覚悟は一目瞭然。内装は剥がされ、ボディ同色のホワイトでペイント。配線はカーボンダッシュの裏に美しく隠される。運転席はBRIDE、助手席は純正R34、AP Racing のペダルボックス、そしてHKSの各種電子デバイス──すべてが走るためだけに配置されている。さらにトランクには、Bosch モータースポーツの燃料ポンプを二基、そしてサージタンク。こちらももちろん、機能最優先。
 

34
 

3536
 

373839
 

41
 

マガリガワの魅力はコース全域で車の叫びを聞けることだ。山々に反響しながらRBが咆哮し、サイドパイプから怒号のような排気を吐き、アップダウンを駆け抜ける姿は、ただただ暴力的。
 

同じ走行枠にはフェラーリ296もいたが、AGY チューニングのシンフォニーの前では、ほとんどミュート状態のような存在感だった。
 

43

444547

 

そもそもこのR34が、マガリガワのような静寂の中のサーキットを想定して組まれたとは思えない。だが、これほど似合う場所もない。まるで瞑想のようなスパ空間と、絶叫しながら駆け上がるタイムアタックR34。このギャップこそ、クルマという文化の面白さであり、そして、驚くほど「Japanese」だ。
 
48
 

495051
 

52
 










一定時間でのアクセス回数が多すぎます。しばらくたってから再度アクセスして下さい。