第8戦 もてぎ、No.38 KeePer CERUMO GR Supraが渾身の最速タイムでポール獲得!
11月1日、栃木・モビリティリゾートもてぎにおいてSUPER GT第8戦の予選が行なわれた。シーズン最終戦の戦いに向け、ポールポジションを獲得したのは、No.38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)。チャンピオン獲得の権利をもつ38号車がシーズン2度目のポールポジションを手にしている。
秋晴れの天気に恵まれた予選日のもてぎ。ただ、前日の搬入日には夕方遅くから本格的な雨となったため、午前の公式練習は濡れた路面でのウェットコンディションでスタートした。
一方、サクセスウェイトが0kgの状態でのアタックは、富士でのスプリントレースを除くと開幕戦岡山大会以来。ここでシリーズタイトルを競う戦いが緊迫した状態で展開された。気温22度、路面温度28度のコンディションのなか、予選がスタート。GT300クラスを経て、GT500クラスQ1が始まると、まずランキングトップをひた走るNo.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)がトップタイムをマーク。これにNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平)、No.38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)と続いた。なお、今大会をもってGT500クラスからの引退を表明しているのは3選手。Q1ではいずれのチームもQ2へと駒を進める活躍を見せている。なお、チャンピオン候補のうち、ランキング暫定2位につけていたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)は、公式練習でトップタイムをマークしたものの、Q1で思うようにタイムを伸ばせず、まさかのQ1敗退に。決勝は14番手からの追い上げを強いられた。
Q2になってもほとんどQ1実施時と気温、路面温度に差異はなく、安定したコンディションでのアタックとなる。各車がアタックラップに入ると、それぞれがセクタータイムでベストタイムを更新する緊迫のアタックを披露。次々自己ベストタイムが塗り替えられるなか、安定して速さを披露していたのが、38号車。今大会でGT500からの引退を発表している石浦がQ1を突破し、大湯がQ2を担当することになったが、一旦トップに立ってなおアタックを継続。最終的には1分35秒768のタイムをマークし、シーズン2度目のポールポジションを掴み取っている。一方、ランキング1位で最終戦を迎えた1号車は、Q1で山下がトップ通過を果たすも、Q2では坪井が”あと一歩”及ばず。0.175秒差で2番手となった。3番手にはNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)がつけている。なお、ランキング3位のNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)は、7位から逆転をかけて決勝に挑むことになった。
GT300クラスでは、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が躍進。前回のオートポリスではエンジントラブル等で思うような戦いができなかったが、もてぎは、車両に搭載される水平対向エンジン「EJ20」のラストレースとなっており、その思いが結果となったようだ。
Q1のA組では61号車がトップで通過。Q1・B組は、オートポリスの予選でクラッシュして決勝を見送ったNo.11 GAINER TANAX Zがそトップタイムをマークした。続くQ2では、61号車の山内が最速ラップタイムとなる1分45秒192をマーク。2番手に1秒近い大差をつけ、自身が持つGT300クラス最多ポールポジション数を16回へと伸ばしている。2番手にはNo. 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介/木村偉織)、3番手はNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)と続き、いずれもまだ果たせていないシーズン初優勝を目指して決勝に挑むことになる。
なお、チャンピオン争いをするなかで苦戦したのがNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)。Q1突破を果たせず14位からの追い上げとなる。逆にランキング2位のNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)は4番手を獲得。同3番手のNo.7 CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)は10番手に甘んじる結果となった。
第8戦もてぎ:予選結果(各クラストップ3)
・GT500
1.No.38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)1’35.768
2.No.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)1’35.943
3.No.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)1’36.069
・GT300
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)1’45.192
2.No. 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(塩津佑介/木村偉織)1’46.263
3.No.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)1’46.379