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SUPER GT 第8戦もてぎ プレビュー




前戦からわずか2週間、ついに今シーズンのSUPER GTが最終戦を迎える。長かった夏からようやく秋が来たと思ったら、あっという間に朝晩は寒さを感じるような天候へと”早変わり”。そんななかで迎えるシーズンラストレースは、GT500、GT300両クラスともシリーズチャンピオンをかけ、またシーズンベストのリザルトを求め、すべての参戦ドライバーが力を振り絞り戦いに挑むことだろう。
 

開幕戦以来のノーウェイト戦に

SUPER GTならではのサクセスウェイトもなくなり、開幕戦の岡山以来となるノーウェイトでの戦いを迎える最終戦もてぎ。今シーズンは第4戦富士でスプリントレースが開催され、このときもウェイトを一旦下ろして戦ってはいるが、ふたりのドライバーが1台の車両をシェアする”通常の”レースフォーマットでは開幕戦以来だ。シーズンを通してブラッシュアップを続け、タイヤ開発を進めるなか、より進化したクルマをどう操るか。そして当日の気候と路面コンディションにより見合ったタイヤを準備できるか……。サーキットを走る前からもうすでに戦いは始まっていると言っても過言ではない。
 

GT500クラスでは、開幕戦の岡山を制したNo.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)が常に強い戦いを披露。サクセスウェイトが重くなるなかでも、「なんとか凌ぐ戦い」ではなく、「しっかりとポイント獲得する戦い」を見せ、その底力をライバルにアピールし続けた。気がつけば上位に食い込むような戦いは、2年連続でシリーズを制したチームだからこそできる技、とでも言おうか。伊達ではない真の実力をキチンと見せつけることができているのが1号車なのだ。
 

だが、前回のオートポリス戦では思わぬハプニングに遭遇。僚友であるNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)とのバトルで接触があり、その後はエアクリーナーが詰まってエンジンの水温が上昇。トラブル回避のためにクルマをガレージに入れ、レースを断念。シーズン初のリタイヤを”選択”している。ノーポイントで戦いを終えたことにより、ランキング争いでは2番手につけるNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)との差が6点へと縮まった(AP前は8点差)。とはいえ、これまで通りの戦いがもてぎでできれば、SUPER GT史上初の3連覇達成も決して夢ではない。オートポリスでの反省を踏まえ、再び”強くて速い”1号車の勇姿を見せつけるのではないだろうか。
 

ドライバーもクルマも、”ラストレース”に燃える

もてぎをもってSUPER GTからの引退を迎えるドライバー、そしてクルマが、どのような戦いを見せてくれるか。こちらも注目が集まる。とりわけ、今シーズンのGT500クラスでは引退を表明した選手が3人もいる。前回のオートポリス戦が終わり、SUPER GTから退くことを明らかにしたのは、ベテラン松田次生。46歳とGT500クラス最年長の松田だが、2年前にNISMOから同じ日産系チームのKONDO RACINGに移籍し、アドバンタイヤの開発に尽力。苦労も多かったが、今シーズン第6戦SUGOで悲願の初優勝を達成。勝負強さと巧みなタイヤマネージメントができる”職人肌”のドライバーとしてチームに多くの功績をもたらしたといえる。SUGOでの優勝をもってGT500クラス最多の25勝目を達成し、自身の持つ記録を更新した。もしかすると、この勝利をもってGTを退くという決断に至ったのかもしれない。いずれにせよ、松田が確立した最多勝利数は輝かしい記録として後世に残ることだろう。
 

44歳の石浦宏明もGT500クラスから引退する。あらゆるクルマ、レース好きで知られる彼もまた、今年第2戦富士で優勝。かつては立川祐路とコンビを組み、現在は大湯都史樹とのコンビでNo.38 KeePer CERUMO GR Supraをドライブ。最終戦はランキング4位からまだタイトル獲得の可能性を残しており、大逆転をかけた一戦を戦うことになる。そして、ホンダ勢からは伊沢拓也がステアリングを置く。前回のオートポリスでは怒涛の追い上げを見せて決勝2位へ浮上し、シーズン初表彰台に上がった。最終戦はホンダの”お膝元”であるもてぎがコースだけに、よりいっそう力が入るのではないだろうか。
 

そのホンダ勢がドライブするCIVIC TYPE R-GTが、もてぎでラストレースを迎える。デビューは2023年で、わずか2シーズンという短命の参戦車両となったが、先のオートポリスでは低迷した予選から一転、決勝では後方からの追い上げを決め手No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が逆転勝利を達成。2位に64号車、3位にNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が入り、表彰台を独占しているだけに、ホームサーキットであるもてぎでも引き続き力走が期待できる。勝って有終の美を飾ろうと、とりわけ逆転チャンピオンの可能性を残す100号車は虎視眈々とそのチャンスを狙っていることだろう。
 

より僅差のタイトル争いを繰り広げるGT300クラス

オートポリスでは、ディフェンディングチャンピオンのNo. 0 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がトップ争いを展開。悲願の優勝が目前に迫ったが、終盤に2度ドライブスルーペナルティが課され、表彰台には上がったものの3位に甘んじた。一方でタイトル争いの渦中にある各車はウェイトに苦しみ、表彰台が遠かった。
 

現時点でランキングトップはNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)。開幕戦終了以降、一度たりとも首位の座を譲っていない。ただし、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(タイトル争いは全レース参戦の平手晃平のみ)がじわりじわりとその差を詰めており、第6戦SUGOと第7戦オートポリスだけを見れば、56号車が18点もリードしている。現時点で2台の差は1.5点。だが、GT300クラスでは、今年から15位までを入賞としており、また海外戦に参戦できなかったチームを考慮し、全8戦中7戦の有効ポイント制に変わっている。加えて、第6戦SUGOと第7戦オートポリスでポールポジションを獲得し、オートポリスでは2位表彰台を手にした新鋭チームNo. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)の存在も侮れない。若干二十歳のふたりが勢いある走りでライバルを圧倒しており、もてぎでもその流れのままチャンピオン争いに絡んでくる可能性も高い。おそるべき新星の7号車が見せるシーズン最後の戦いは、どのようなものになるのか、楽しみは尽きない。
 

■主なスケジュール

MOTEGI GT300km RACE GRAND FINAL
 

11月1日(土)
09:10〜10:35 公式練習(GT300+GT500)
10:35〜10:50 FCYテスト
10:50〜11:00 公式練習(GT300専有)
11:00〜11:10 公式練習(GT500専有)
11:35〜12:15 ピットウォーク
14:00〜14:10 公式予選Q1 GT300 A組
14:18〜14:28 公式予選Q1 GT300 B組
14:33〜14:43 公式予選Q1 GT500
14:53〜15:03 公式予選Q2 GT300
15:11〜15:21 公式予選Q2 GT500
15:50〜16:20 キッズウォーク
 

11月2日(日)
09:20〜10:05 ピットウォーク
10:15〜10:35 デモ走行イベント
10:40〜11:00 ドライバーアピアランス
11:05〜11:25 F-2展示飛行
11:30〜11:50 ウォームアップ
13:00〜決勝300kmレース・63周










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