第4戦富士、GT史上初のスプリントレースのRace1でNo.1 au TOM’S GR Supraが勝利! 詳細ページ(27596) - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. 第4戦富士、GT史上初のスプリントレースのRace1でNo.1 au TOM’S GR Supraが勝利!

第4戦富士、GT史上初のスプリントレースのRace1でNo.1 au TOM’S GR Supraが勝利!




決勝

8月3日、静岡・富士スピードウェイにおいてSUPER GT第4戦が開幕。今回、通常のレースフォーマットとは異なり、スプリントレースでの一戦となるなかで、まず初日のレースをNo.1 au TOM’S GR Supraの坪井翔が制した。
 

通常、SUPER GTはふたりのドライバーが1台のクルマをシェア。GT300、GT500両クラスが混走で300km、3時間などのセミ耐久の戦いを繰り広げる。しかし、今回は土曜、日曜日各日にスプリントレースを実施。初日はGT300とGT500両クラス混走で35周を競った。
 

これに先立ち、午前中に公式練習および公式予選を実施。レーススケジュールとしては通常と同じだが、予選はノックアウト方式ではなく計時方式を採用。出走台数の多いGT300クラスは20分、GT500クラスは10分間のタイムアタックを行なった。
 

GT500では、公式練習で1号車がトップタイムをマーク。現在暫定シリーズランキングトップの1号車にとっては、ノーウェイトでのレースだけにより有利なポジションからのレースが可能となった形だ。だが、予選ではミスが響きタイムロス。2番手に留まった。代わってポールポジションを手にしたのは、No.19 WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南。前回のセパンに続いて速さをアピールする結果となった。
 

一方、GT300クラスでは、公式練習でNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがトップタイムをマークしていたが、予選で気を吐いたのはNo. 2 HYPER WATER INGING GR86 GTの平良響。2号車、そして平良にとってシーズン初のポールポジションを獲得している。
 

■第4戦富士:予選結果(各クラストップ3)

・GT500
1.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)1’28.167
2.No.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔)1’28.220
3.No.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹)1’28.456
 

・GT300
1.No. 2 HYPER WATER INGING GR86 GT(平良響)1’37.094
2.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)1’37.314
3.No. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3(小林利徠斗)1’37.341
 

決勝

お昼にかけて日差しが強まったサーキット。自ずと気温、路面温度も上昇し、午後3時15分に幕を開けたRace1は厳しい暑さの下で35周の戦いが始まった。
 

19号車がクリアスタートを切る一方、予選3番手No.38 KeePer CERUMO GR Supraの大湯都史樹が好スタートを決め、1号車に迫り逆転に成功する。だが、19号車に先を塞がれた形となり、再び1号車が先行。また、オープニングラップでNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也がクラッシュし、セーフティカーがコースイン。5周を終えてリスタートしたが、その後はスピードに勝る1号車が19号車を抜き去り、徐々に後続との差を開いていく。一方、38号車も2番手に浮上し、1号車を追ったが差を詰めるまでには至らなかった。
 

レースは終盤に入ると、1号車が3秒超の差をつけ周回。後方では激しい3位争いを繰り広げていたために38号車もまた単独で悔しい2位のチェッカーを受けている。1号車としては盤石のレース運びでの勝利だったが、予選アタックでミスをしてポールポジションを逃した坪井にとっては、悔しさの残る勝利となったようだ。そして終盤まで続いたNo.37 Deloitte TOM’S GR Supraの笹原右京とNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraのサッシャ・フェネストラズの3番手争いは、先に39号車がチェッカーを受けたものの、レース中に他車との接触があって5秒のタイムペナルティが課されたため、37号車が残る表彰台の一角を手にし、Supra勢が表彰台を独占する形となった。
 

GT300クラスは、クラスポールの2号車がリスタート後もトップを牽引。予選4番手スタートのNo.777 D’station Vantage GT3のチャーリー・ファグ、さらにNo. 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIのロベルト・メリ・ムンタンらが激しい追い上げを見せていたが、6号車がSCリスタート時の追い越しでのペナルティを受けて後退。逃げる2号車を777号車が僅差で追い立てた。
 

やや薄曇りの空からポツポツと雨が落ち始めたのは、レース中盤を迎えた頃。路面が完全に濡れるまではいかなかったが、この影響を受けたかペースが落ちた2号車に777号車、さらには予選5位のNo. 4 グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也が急接近。1コーナーでのブレーキング競争の末に777号車がクラストップを奪取した。
 

ペースの良い777号車がリードを築き、今シーズン待望の初優勝を達成。これに4号車が続いたが、逆に2号車はポジションを守りきれず。その背後で様子を伺っていたNo.65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥が3番手を奪い、このままチェッカーを迎えた。
 

■第4戦富士:決勝結果(各クラストップ3)

・GT500
1.No.1 au TOM’S GR Supra(坪井翔)57’40.012 35周
2.No.38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯都史樹)+2.529
3.No.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京)+20.924
 

・GT300

1.No.777 D’station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)59’06.170 33周
2.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)+0.785
3.No.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)+0.450










スポーツカーの中古車情報ならGTNET