第93回ル・マン時間、フェラーリ&ポルシェが奮闘 詳細ページ(27434) - イベント・レースレポート

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第93回ル・マン時間、フェラーリ&ポルシェが奮闘




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6月14日、WEC世界耐久選手権第4戦に位置付けされる第93回ル・マン24時間レースがスタート。伝統の耐久レースは曇り空のなか、長い戦いの幕が上がった。最初の6時間は大きなクラッシュ等のアクシデントはないものの、激しいポジション争いを繰り広げている。
 

現地時間午後4時に号砲を迎えたフランス ル・マンのサルト・サーキット。決勝直前、正午から15分間のウォームアップ走行後、セレモニーが行なわれ、メイングリッドには戦いを前に全62台の車両、そしてドライバーやチーム関係者が勢揃いした。
 

気温22度、路面温度27度と過ごしやすいコンディションのなか、次々とグリッドを離れる各車。トヨタの7号車にはコンウェイ、8号車はブエミが乗り込んでいる。今年はプロテニスプレーヤーのロジャー・フェデラー氏をスターターに迎え、順調にオープニングラップを迎えた。
 

そんななか、早くも予選トップ2の12号車と38号車のキャデラックが激しい鍔迫り合いを見せる。また、その背後から5号車ポルシェが迫ると、キャデラックの間に割って入り、ユノディエールでトップ奪取に成功してみせた。5号車、12号車、38号車がトップ3を形成し、その後ろには予選5番手の4号車ポルシェが浮上した。また、最低重量違反によりクラス最後尾スタートに甘んじた6号車のポルシェだが、怒涛の追い上げを続け、スタートから1時間を前に行なわれた最初のルーティンを終えた時点で5番手まで浮上する活躍を見せている。
 

その後は、開幕から3連勝を続けているフェラーリ勢が台頭。およそスタートから3時間を迎えるタイミングで50号車がトップを奪取、これに6号車ポルシェ、5号車ポルシェ、さらに51号フェラーリとキャデラックを抑えて2メーカーが激しい上位争いを繰り広げた。また、5時間を過ぎて6位を走る8号車トヨタは平川亮が、そして7号車には小林可夢偉が乗り込んでおり、それぞれ6位、12位での走行を続けている。
 

一方、LMP2クラスは燃料タンクがコンパクトのため、どのカテゴリーよりも早めのピットインを実施。およそ35〜40分を目処にピットに戻ってルーティン作業をこなしていった。そのなかで予選2位からスタートを切った43号車はスタートから1時間を迎える前にクラストップを奪取。その後も順調に周回を重ねたが、5時間を過ぎる頃には、予選クラス11番手の48号車がトップへ。レース4分の1にあたる6時間を終了した時点では、48号車に続き、クラス3番手スタートの199号車、9号車がトップ3となっている。
 

また、LMGT3では、27号車アストンマーティン・バンテージAMR LMGT3がクラストップをキープしていたが、1時間を経過すると78号車レクサスRC F LMGT3がトップに。その後もルーティンのピットインを機にポジションが入れ替わる形となり、6時間を経過した時点では、かつての2輪王者であるロッシが加入する46号車BMW M4 GT3がトップを走行している。
 

スタートから6時間が過ぎ、現地22時を迎えたル・マン。日没を迎えいよいよナイトセッションに突入する。4分の1を終えた時点の総合トップ、および各クラストップは以下のとおり。
 

◎ル・マン24時間レース途中結果(22時・6時間経過/総合トップ3および各クラストップ)気温25度、路面温度20度

<HYPERCAR>
1.No.83 フェラーリ499P(R.クビサ/Y.イーフェイ/P.ハンソン)99周
2.No.50 フェラーリ499P(A.フォコ/N.ニールセン/M.モリーナ)+3.962
3.No.6 ポルシェ963(K.エストーレ/L.ファントール/M.キャンベル)+26.578
 
<LMP2>
1.No.48 オレカ07・ギブソン(O.グレイ/E.マッソン/F.ペレラ)94周
 
<LMGT3>
1.No.46 BMW M4 LMGT3(A.アル・ハーティ/V.ロッシ/K.ファン・デル・リンデ)87周
(TEXT : Motoko SHIMAMURA)
 

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