ポルシェ専門店が手掛けた日産スカイラインGT-R 詳細ページ(26905) - イベント・レースレポート

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ポルシェ専門店が手掛けた日産スカイラインGT-R




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記事提供元:SPEED HUNTERS
ライター:Steve Edward
 

エッセンモーターショーのような派手な改造車がひしめくイベントでは、控えめな仕上がりの車が目立つのは難しいものだ。しかし、今年のショーで白いボディとホワイトホイールが印象的なBNR32スカイラインGT-Rを見たとき、思わず足を止めて見入ってしまった。
 

一見すると、ただのスカイラインのように見える。ある意味、それはその通りだ。しかし、近づいてよく見ると、この車の物語が次第に明らかになってきた。幸運にも、この車を14年間所有しているフィリップ・ベーンド氏がその場にいて、写真を撮りながら細部を説明してくれた。
 

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まず最初に驚かされたのは、このスカイラインがドイツのアールスドルフに拠点を置くポルシェ専門店「マルケンシュタイン・ファールツォイクテクニック」によってレストアされていたことだ。ポルシェ専門店がスカイラインを手掛けるとは、かなり意外な選択である。
 

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メカニカルな面では、このスカイラインは日産の工場から出荷された当時の新車同様の状態にリフレッシュされている。
 

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しかし、この車は単なるレストアでは終わらない。パワートレインはアップグレードされ、N1仕様のターボ、ARCグループAエアフィルター、HKSのEVC5ブーストコントローラーなどが装備されている。その結果、450馬力というパワーを実現しており、純正の280馬力から大幅に向上している。
 

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外装は控えめにカスタマイズされており、アブフラッグ製カーボンフロントスプリッター、グループAスタイルのカーボン製フロントバンパーベント、N1ヘッドライト、トップシークレット製リアディフューザーが採用されている。さらに、Kスポーツのエアバッグ式ストラットとAir Lift Performanceの3Hマネジメントシステムが組み合わされ、駐車時には極めて低いスタンスを実現している。
 

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ホイールには、非常にレアなホワイトのニスモLMGT1が装着されており、ボディのクリスタルホワイト塗装と絶妙にマッチしている。
 

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レストアの一環として、車に付いている全てのエンブレムやステッカーは新品の純正パーツに置き換えられており、新車のようなフレッシュな印象を保っている。
 
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また、撮影中にどうしても写真に収めたかったディテールがいくつかあった。その一つが、ウイングに書かれた中井啓さんのサイン、もう一つが、フジムラオートのロケットフラップに貼られたオリジナルのニスモステッカーだ。
 

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撮影が終わった後、フィリップ氏はショーに展示されているもう一台の愛車を見るように勧めてくれた。それはプーマカラーのランサーエボリューションVIIであった。
「これらは全く異なる車種だが、並べてみると同じオーナーの車だと分かるだろう」とフィリップ氏は言う。確かに、両車に共通するディテールがいくつも見受けられた。例えば、エボリューションのウイングに装着されたR32スタイルのガーニーフラップには、R35のニスモロゴが付けられている場所にラリーアートのバッジが取り付けられていた。
 
 

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さらに興味深かったのは、エボリューションにはR32のLMGT1ホイールとマッチするニスモLMGT4ホイールが装着されていたことだ。当初は半信半疑だったが、実際に見て驚かされた。40周年記念モデルのホイールは、ポリッシュされたリップがプーマのカラーリングに良くマッチしていた。内装に関しては、両車に共通するカーペットやクロームのハーネスバーがあるとのことだが、その点だけは確認することができなかった。
 

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このR32スカイラインGT-Rで最も印象的だったのは、そのディテールへのこだわりである。ドイツのチューニング文化に特有の清潔感と精密さが、このJDMパフォーマンスカーのアイコンに適用されていた。
 










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