25年スーパー耐久がもてぎで開幕! 2回のレースを制したのは、26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4とseven x seven PORSCHE GT3R 詳細ページ(26732) - イベント・レースレポート

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25年スーパー耐久がもてぎで開幕! 2回のレースを制したのは、26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4とseven x seven PORSCHE GT3R




3月22、23日、栃木・モビリティリゾートもてぎにおいて、2025年シーズンの「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE」が開幕。「もてぎスーパー耐久 4Hours Race」には、10クラス計60台が参戦し、2グループに分けて土曜、日曜の両日に予選・決勝レースが開催された。
 

・初日のレース勝者は、ST-ZクラスのNo.26 raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4
 

22日には、ST-Z、ST-TCR、ST-4、ST-5F/Rクラスが参加しての4時間レースを実施。その一方で、今回のもてぎでは”S耐久史上初”といえるST-Zクラス、ST-4クラスが土、日の両レースに参戦するという変則的なスケジュールで開催された。
 

昨年のクラスチャンピオンであるNo.52 埼玉 GB GR Supra GT4は、車両をNo.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2へとスイッチ。プロドライバーの参加も多く、激戦を繰り広げるなか、土曜、日曜の両レースに出走するこのクラスでは、今回、”ノーダメージでの戦い”がマスト条件となるだけに、ステアリングを握るドライバーはいつもとはまた異なるプレッシャーのなかで戦いを繰り広げることになった。
 

まず、予選でこのグループトップに立ったのは、ディフェンディングチャンピオンの52号車。これにNo.25 raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4さらに、25号車の僚友である26号車が続いた。このほか、TCRクラスはNo.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC、ST−4クラスはNo.884 シェイドレーシング GR86がトップタイムをマーク。一方、今シーズンからST-5クラスは前輪駆動の“ST-5F”と後輪駆動の“ST-5R”という2クラスに分かれることになり、そのなかでST-5RではNo.88 MAZDAロードスター、そしてST-5FはNo.67 YAMATO FITが各クラストップタイムを刻んだ。
 

午前のタイムアタックを経て、午後1時に4時間におよぶ決勝レース(レース1)がスタート。比較的落ち着いた幕開けとなったが、早速に予選2番手、3番手スタートのraffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4の2台が52号車を”料理”。逆転を果たした2台がワン・ツー体制で周回を重ねていった。レースは、4時間の間に3度のFCY導入となる展開となったが、その間でもトップ26号車は安定した走りを見せてレースをコントロール。そのままトップチェッカーを受け、僚友の25号車がこれに続いた。
 

No.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICがクラストップでスタートを切ったST-TCR。こちらも僚友の96号車とのワン・ツー体制でのバトルを繰り広げていった。だが、最終的には97号車がトップを死守。クラスにおけるポール・トゥ・ウィンを達成している。
 

また、ST-4ではNo.884 シェイドレーシング GR86がクラスポールを奪ったが、クラス2番手スタートのNo.41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86とのバトルになり、壮絶なトップ争いを展開。2台による好バトルはレース終盤まで続くと、最後は0.522秒差でチェッカー。薄氷を踏むような勝利を掴んだのは、884号車だった。
 

そして、駆動方式によって2グループに細分化されたST-5クラス。ST-5Fでは、No.67 YAMATO FITがクラストップから理想的なレース運びを完遂し、開幕戦ウィナーとなった。また、ST-5Rウラスでは、No.88 MAZDAロードスターがクラストップでスタートすると他を寄せ付けず圧巻のポール・トゥ・ウィンで緒戦を飾った。
 

【レース2決勝結果】各クラストップ3

・ST-Zクラス
1.No.26 raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治)(植松忠雄/松田次生/名取鉄平/佐藤公哉)
2.No.25 raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(植松忠雄/松田次生/名取鉄平/佐藤公哉)
3.No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)
 

・ST-TCRクラス
1.No.97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/中野信治/ジャック・ヤング/大宮賢人)
2.No.19 BRP★NUTEC 制動屋 CUPRA TCR(東風谷高史/末廣武士/奥住慈英/大野尊久)
3.No.98 WAIMARAMA Elantra N TCR(KIZUNA/千代勝正/リ・ジョンウ)
 

・ST-4クラス
1.No.884 シェイドレーシング GR86(影山正彦/清水英志郎/山田真之亮)
2.No.41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86(石井宏尚/冨林勇佑/尾﨑俊介)
3.No.3 ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小河諒)
 

・ST-5Fクラス
1.No.67 YAMATO FIT(安井亮平/内山慎也/椋本陵/中村義彦)
2.No.4 THE BRIDE FIT(太田侑弥/新井薫/瀬戸貴巨/芳賀邦行)
3.No.17 DXLアラゴスタNOPRO☆MAZDA2(加藤芳皓/山本浩朗/小西岬/川名賢)
 

・ST−5Rクラス
1.No.88 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/太田達也/黒沼聖那/吉田総一郎)
2.No.27 Maple Hiroshima MAZDA ROADSTER(杉野治彦/古谷悠河/勝木崇文)
3.No.610 KOSHIDO RACING ロードスター(佐藤元春/柴田優作/浅井康児)
 

日曜レースの覇者は、ST-Xクラス新チームのseven x seven!

翌日23日には、ST-X、ST-Z、ST-1、ST-Q、ST-2、ST-3、ST-4の7クラスによるレースが行なわれたが、前述のようにST-Z、S−4クラスにとっては前日についでの”ダブルヘッダー”状態での参戦となった。日曜のれーしには全39台が出走。午前中の合算式のタイムアタックによる予選を経て、午後から改めて4時間の戦いが幕を開けた。
 

ST-Xクラスで緒戦の初ポールポジションを手にしたのは、No.666 seven x seven PORSCHE GT3R。今シーズンから新たに参戦を開始したチームだが、メンバーはスーパー耐久参戦経験者が顔を揃えている。レースでも安定した速さと強さを武器に着実に周回を重ね、ほぼ総合トップを走り続けた。ルーティンの兼ね合いでときにはライバルに先行を許すこともあったが、コンスタントなレース運びを完遂させ、申し分のない戦い方でトップチェッカー。見事、デビューウィンを達成した。
 

前日に続いての4時間レースに臨んだST-Zクラスでは、前日のレースで総合・クラス4位だったNo.885 シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2が力強くレースを牽引する。だが、レース終盤になってクラストップを奪取したのは、No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)。予選で走路街走行扱いとなり、最後尾スタートに甘んじるなか、見事な追い上げで大逆転を果たすとその勢いのままクラストップチェッカーを受けることになった。
 

もてぎには2台が参戦したST-1クラス。”古株”ともいえるNo.2 シンティアム アップル KTMが予選クラストップでレースに挑むと、独壇場でレースを完走。勝利でシーズンのスタートを切ることになった。
 

一方、1台のみの参戦だったST-Qクラス。No.104 GR Yaris DAT Racing Conceptが着実な走りで4時間を走破することに。またST-2クラスでは、予選クラストップのNo.72 OHLINS CIVIC NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)が申し分のないレースを繰り広げていたが、レース後半になって痛恨のペナルティで後退。代わって2位争い中の2台が激戦を展開し、最終的にNo.225 KTMS GR YARISが大逆転勝利を果たした。また、ST-3クラスは、クラストップスタートを切ったNo.39 エアバスター WINMAX RC350 TWSがライバルたちを襲ったトラブルを尻目に安定走行。独走でクラスでのポール・トゥ・ウィンを飾っている。そしてST-4クラスでは、前日のレースを制したNo.884 シェイドレーシング GR86がまたしても強さを披露。クラストップからスタートを切り、終始トップ争いを見せてこのままフィニッシュ。前日に続いての勝利を達成している。
 

【レース2決勝結果】各クラストップ3

・ST-Xクラス
1.No.666 seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY/藤波清斗/近藤翼/渡会太一)
2.No.23 TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/片岡龍也/奥本隼士/中山友貴)
3.No.31 DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/蒲生尚弥/小林利徠斗/嵯峨宏紀)
 

・ST-Zクラス
1.No.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)
2.No.885 シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2(HIRO HAYASHI/平中克幸/国本雄資/佐野雄城)
3.No.26 raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治)
 

・ST-1クラス(2台のみ)
1.No.2 シンティアム アップル KTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹)
2.No.47 D’station Porsche 992(星野辰也/浜健二/田中哲也/樺木大河)
 

・ST-Qクラス(1台のみ)
1.No.104 GR Yaris DAT Racing Concept(大政和彦/山下健太/河野駿佑/松井孝允)
 

・ST-2クラス
1.No.225 KTMS GR YARIS(富下李央菜/鈴木斗輝哉/平良響)
2.No.13 ENDLESS GRヤリス(花里祐弥/石坂瑞基/伊東黎明/岡田整)
3.No.72 OHLINS CIVIC NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉)
 

・ST-3クラス
1.No.39 エアバスター WINMAX RC350 TWS(藤田真哉/眞田拓海/伊藤鷹志)
2.No.16 岡部自動車フェアレディZ34(田中徹/清水啓伸/三宅淳詞/小松響)
3.No.38 TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWS(今井慎吾/藤原能成/丸山陽平/林智大)
 

・ST-4クラス
1.No.884 シェイドレーシング GR86(影山正彦/清水英志郎/山田真之亮)
2.No.41 エナジーハイドロゲン EXEDY GR86(石井宏尚/冨林勇佑/尾﨑俊介)
3.No.3 ENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小河諒)
 

全クラスによるシーズンオープニングレースを行なったスーパー耐久シリーズ。
第2戦の舞台は三重・鈴鹿サーキット。4月26、27日に5時間での戦いを繰り広げる予定だ。










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