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WEC富士、キャデラックが参戦初ポールを獲得!




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9月14日、静岡・富士スピードウェイにおいて世界耐久選手権(WEC)第7戦の予選が行なわれ、No.2 キャデラックVシリーズ.R(E.バンバー/A.リン)がハイパーポールでトップタイムをマーク。WEC参戦後、初となるポールポジションを掴み取った。
 

秋晴れの好天気に恵まれた富士。金曜から公式練習の走行セッションがスタートするなか、最終予選となる土曜は、午前中に最後の公式練習が行なわれ、午後2時過ぎには予選がスタートした。
 

まず、LMGT3全18台によるアタックがスタート。気温29度、路面温度42度のコンディションなか、12分間のアタックに臨んだ。ライバルを牽制するように各車がアタックするなか、まずはハイパーポールに進出する10台を確定。このうち、トップタイムをマークしたのは、No.55 フェラーリ296 LMGT3だった。
 

続いて上位10台によるハイパーポールセッションを迎えると、10分間で目まぐるしくトップタイムが入れ替わるという激しい展開に。そのなかでNo.81 シボレー・コルベットZ06 LMGT3.Rがクラスポールを掴むかに思われたが、先の予選で快走した55号車がさらに好タイムを連発。結果、55号車が1分40秒893のタイムでクラスポールを奪い取ることとなった。
 

そしていよいよハイパーカークラスの予選が、午後3時にスタート。18台がコースインし、タイムアタックに入る。もともとトヨタGR010ハイブリッド勢は富士との相性が良く、今大会での優勝を目標に奮闘するが、レース前には厳しい性能調整が行なわれたことにより、本来の実力を発揮するのが難しい状況にあることで、やはり予選でもライバルとのタフなアタック合戦を展開することが強いられた。
 

まずは、No.2 キャデラックVシリーズ.Rがトップ通過を果たし、No.6 ポルシェ963、さらにはNo.99 ポルシェ963がトップ3を占める。一方、対するトヨタ勢は、小林可夢偉がアタッカーの7号車が5番手、そして富士で初タイムアタックに挑むことになった平川亮の8号車は8番手で予選を終え、ハイパーポールに臨むことになった。
 

午後3時20分、ラストアタックのハイパーポールが10分間にわたって開始。ここで驚愕の最速タイムをマークしたのは、7号車。可夢偉の渾身の走りが結実したかのように、1分29秒065をマークしてトップに躍り出た。すると、8号車の平川も負けじと1分28秒942とタイムを更新し、トップへ。このままトヨタ勢2台によるフロントロウ独占が実現するかに思われたのだが、まだアタック中だった2号車が平川を上回る1分28秒901のタイムでトップを奪取。すると、その後方からは、No.15 BMW MハイブリッドV8もタイムアップに成功して、8号車と7号車の間に割って入る走りを決めた。
 

これにより、第7戦富士のポールポジションは2号車の手に。シーズン2年目にして初めてのポール獲得を達成した。富士がホームコースであるトヨタ勢は、2位、4位からのスタートとなる。決勝は、翌日15日の午前11時に号砲。6時間の戦いを繰り広げる。
 

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<予選結果>ハイパーカークラスのみトップ3

ハイパーカークラス
1.No.2 キャデラック・レーシング(キャデラックVシリーズ.R)1’28.901
2.No.8 トヨタGAZOO Racing(トヨタGR010ハイブリッド)1’28.942
3.No.15 BMW MチームWR(TBMW MハイブリッドV8)1’29.059
 

LMGT3
1.No.55 ビスタAFコルセ(フェラーリ296 LMGT3)1’40.893
2.No.81 TFスポーツ(シボレー・コルベットZ06 LMGT3.R)1’40.975
3.No.95 ユナイテッド・オートスポーツ(マクラーレン720S LMGT3エボ)1’41.120

 

(TEXT : Motoko SHIMAMURA)










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