SUPER FORMULA第5戦モビリティリゾートもてぎ 詳細ページ(25273) - イベント・レースレポート

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SUPER FORMULA第5戦モビリティリゾートもてぎ




夏休み終盤の一戦は、2&4レースに
 
第4戦富士の戦いからおよそ1ヶ月。栃木・モビリティリゾートもてぎで開催されるSUPER FORMULA第5戦は、酷暑のなかでの戦いとなる。猛暑日が続くなかで迎える一戦は、心身ともにタフなコンディションになること必至。そんななかでチーム、そしてドライバーたちはいかなる戦略をもって挑むのか。シーズン折り返しの戦いは、サバイバルレースの様相を呈することになりそうだ。
 

モータースポーツ好きには”お得”なもてぎ戦

もてぎでは、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦だけでなく、MFJ全日本ロードレース選手権シリーズJSB1000クラスも併催される。モータースポーツを存分に堪能したい人たちにとっては、”お得”なイベントになること間違いなし! 親子、友達、カップルで堪能するには、自動車のレースに加え、異なる迫力を持つオートバイレースも格好の観戦イベントとなるだけに、絶好の週末になるはずだ。
 

なお、もてぎはサーキットコースだけでなく、施設内にアスレチックや乗り物などのアトラクションはじめ、ホンダの歴代の車両を展示したコレクションホールも併設されているため、レース以外の楽しみも満載。ちなみに、オーバルコースやレーシングコースでは、コースサイドキャンプステイも使用可能であるため、家族連れとしてはレース+アルファの楽しみ方も可能となる。さらには、グループでの観戦にオススメのコーナーテラス席やグランデッキなど、ひと味もふた味も違った観戦スタイルで楽しむのもいいのではないだろうか。
 

気になるチャンピオンの行方は

前回の富士でポールポジションを手にしたのは、今シーズントヨタ系チームへの移籍を果たした福住仁嶺。決勝では勢いある走りを見せ、所属チーム待望の初優勝達成に向けて周回を重ねていた。だが、ルーティンのピットワークでまさかのミスが発生。タイムロスにより、優勝はもとより表彰台すら逃す結果に泣いた。だが、依然としてスピードには揺るぎないものがあるため、今大会はリベンジ戦という思いをもって挑むはず。それだけに、福住がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか気になるところだ。
 

今シーズン、僅差での戦いが続くスーパーフォーミュラ。予選でポールポジションを獲り、その勢いのまま優勝を果たしたドライバーはまだいない。すべてのパズルがパチっとハマった戦いができていないのだ。それほど、”腕におぼえあり”の選手が勢揃いしているのが、このスーパーフォーミュラなのだ。
 

参考までに、前回の富士では予選でトップ3に入ることができずに終わった選手が躍動し、ポジションアップ。予選4位の坪井がシーズン初優勝を遂げた。坪井はこの勝利で大量ポイントを計上し、ランキングも2位へと浮上。現時点でランキングトップの野尻智紀との差を9.5点まで縮めている。ランキングに関して言えば、3位は牧野任祐。第2戦オートポリスで待望のSF初優勝を遂げたが、その後は表彰台から少し遠ざかっている。また、今シーズンから日本でのレースを再開した岩佐歩夢の逆襲にも注目すべきか。とにかく予選での速さは問題なし。だが、決勝になるとスタートでの失速やマシントラブルなど、思うような戦いが第2戦以来できていない。現時点でランキング4位につけているものの、群雄割拠のなかで上位に浮上するためにも、後半戦に向けて仕切り直しを図ってきそうだ。
 

誰が勝っても不思議ではない選手が”うごめく”スーパーフォーミュラ。だが、今大会はまず予選で上位につけることがレース結果に大きな影響を与えることは間違いない。なにしろ、ストップ&ゴーのレイアウトを持つコースは、抜きどころが少なく、ライバルの背後について周回を重ねていくことがかなりのストレスになる。自分のペースで走ることが難しくなると、オーバーテイクシステムも抜くために使うより、背後からの猛追を凌ぐために使うことになりかねない。だからこそ、予選で少しでも上位のポジションを得ることが重要になってくる。
 

また、季節的に気温が上昇して猛暑のなかでの一戦ともなれば、タイヤやブレーキへかかる負荷も大きくなる。さまざまなマネージメントを行ないつつ、ライバルより秀でた速さを見せなければならない戦いは、まさにサバイバルレースだと言えるだろう。そんなタフな戦いで勝利すれば、終盤戦の戦いでより優位なポジションに立つことができるため、誰もが勝利を求め、より厳しい戦いに臨むことになる。だからこそ、もてぎでの一戦から目を離すわけにはいかない。チャンピオンの行方に大きな影響を与えるレースとなるはずだ。
 

なお、今大会からスーパーフォーミュラに初チャレンジするドライバーがいる。ニック・デ・フリースだ。今シーズンは、TOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦中だが、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車をドライブすることになった。シーズン前にチームが起用したテオ・プルシェールは、初戦のみ参戦したが、以後、インディカー参戦を選択。それからチームは都度ドライバーを変更しながら参戦してきた。デ・フリースは、このもてぎと続く富士の2イベント3レースに出場。なお、最後の鈴鹿大会では、第3、4戦で出走した平良響が再度起用するとチームが発表している。F1のスポット参戦のキャリアを持つデ・フリースが、初のスーパーフォーミュラでライバルたちとどのような戦いを繰り広げるのか、こちらも大きな見どころとなるだろう。
 

主なタイムスケジュール

8月24日(土)
08:55 – 10:25 フリー走行1回目
11:45 – 12:25 ピットウォーク
14:45 – 14:55 予選Q1・A組
15:00 – 15:10 予選Q1・B組
15:20 – 15:27 予選Q2
 

8月25日(日)
09:10 - 09:40 フリー走行2回目
11:15 – 11:55 ピットウォーク
14:40 – 決勝レース 37周/最大75分










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