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SF第4戦富士、福住が自身2回目のPPを手にする




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7月20日、静岡・富士スピードウェイにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選が開催された。薄曇りのなかで行われたノックアウト予選では、午前のフリー走行から快走を見せていたNo.8 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)がQ2でもその勢いをキープ。そのままポールポジションを掴んでいる。
 

第1回瑶子女王杯として開催される今回のイベント。夏休みに入ったばかりということもあり、富士スピードウェイは、多くの家族連れで賑わいを見せた。一方、富士ではこの大会を前に公式テストが行われており、シーズン中盤戦へと向かうなか、テストで得たデータをふんだんに活用して一矢報いる戦いをしたいとどのドライバーも願っており、朝のフリー走行から緊張感ある走りが見られた。
 

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まず、午前9時20分から1時間30分にわたって行われたフリー走行では、第2戦オートポリスでSF初優勝を達成しているNo.5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELIION RACING)がトップタイムをマーク。これにNo.39 大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、さらには福住が続いた。一方、第3戦終了時点でポイントランキングトップのNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)は14番手に留まった。なお、ドライバーのラインナップだが、今回も前回のSUGOに続き、平良響が19号車ITOCHU ENEX TEAM IMPULをドライブ。また、これまで松下信治がステアリングを握っていた55号車 TGM Grand Prixは、大津弘樹が出走することとなった。
 

予選は、午後2時にスタート。気温32度、路面温度48度、薄曇りの空の下、まずQ1・A組に10台がアタックに挑んだ。この組でトップタイムを刻んだのは、No.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。好調の牧野が2番手に。だが、トップ岩佐とは0.315秒という大差がついた。3番手には前回のSUGOの決勝直前のウォームアップ走行中にクラッシュしたNo.64 山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が続いた。一方、平良、大津のふたりは残念ながら、Q2への進出は叶わなかった。
 

続くQ1・B組には11台が出走。まず、セクタータイムで全体ベストを刻んだ福住より先にアタックラップを済ませた大湯がトップタイムでチェッカーを受けたが、そのあとに続いた福住がトップを奪取。以後、続々と各車がアタックを終えたが、福住のタイムを上回れず。結果、B組は福住をトップに、0.115秒差で大湯が続き、3番手には公式テストで総合トップタイムをマークしていたNo.3 山下健太(KONDO RACING)がつけた。
 

各組のQ1を突破し、ポールポジションを競うQ2には12台が出走。Q1からほぼ天候の変化はなく、うち6台がスタートと同時にコースに向かい、アウトラップだけを終えて一旦ピットインを行った。一方、残る6台は、先にコースインした各車がピットへと戻るタイミングを待つようにしてコースへ。ただ、VANTELIN TEAM TOM’Sの2台、36号車の坪井翔と37号車の笹原右京だけはタイミングをずらしてコースインするという選択を行なった。
 

チェッカーまで残り1分半のタイミングで各車がアタックラップに入ると、まず坪井がチェッカーを受けながら全体トップとなる1分22秒573をマーク。だが、その直後にチェッカーを受けた岩佐が僅か0.011秒差でこれを上回り、トップへ。次いでフィニッシュラインを切ったのは野尻。だが、タイムを伸ばすことはできず、最終的には7番手に甘んじる結果となった。また、同様に牧野も6番手の結果に終わっている。
 

そんななか、チェッカーを受けた福住は1分22秒543をマーク! 岩佐を0.017秒押さえてトップに立ち、ポールポジションを掴み取った。今シーズン、ホンダ陣営からトヨタ陣営へと移籍した福住。ポールポジションは2021年第2戦鈴鹿以来、自身2度目となる。一方、所属チームのKCMGにとっては、チーム初のポールポジションとなった。
 

すでに梅雨明けとなった東海地方。21日の決勝レースは午後3時に号砲。41周での争いとなる。
 

第4戦富士・予選結果 トップ3

1.No.8 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)1’22.543
2.No.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)1’22.560
3.No.39 大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)1’22.571
 

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