SF第3戦SUGO、ベテラン野尻が今季初ポール獲得! 詳細ページ(24636) - イベント・レースレポート

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SF第3戦SUGO、ベテラン野尻が今季初ポール獲得!




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6月22日、宮城・スポーツランドSUGOにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の予選が開催され、予選でNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)がトップタイムをマーク。自身シーズン初のポールポジションを獲得した。
 

東北随一のサーキット、スポーツランドSUGO。アップダウンに富む一方、コース全長が短くスリリングかつダイナミックなレイアウトを持つため、レース開催時にはさまざまなドラマを生むことが多い。今回の第3戦は梅雨入り目前の一戦ということもあり、天候の行方もきになるところ。幸い、予選日は青空が広がり、またタフな暑さのなかでセッションが繰り広げられた。
 

まず午前9時10分にスタートした1時間のフリー走行でトップタイムをマークしたのは、No.39 大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)。今シーズン、ホンダ陣営からトヨタ陣営へ移籍を果たし、速さは見せるもののまだ結果を残せていない歯がゆさが残るなか、ようやく流れを味方につけた形となった。これに続いたのが、No. 8 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)。彼もまたホンダからトヨタへと移籍したひとり。SUPER GTでひと足先に表彰台に上がったこともあり、SUGOでもその勢いの片鱗を見せることになった。そして、3番手はルーキーのNo.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。SF23をドライブして初のSUGOという難しい条件もなんのその。着実にタイムアップを果たし、スキルの高さをしっかりアピールする結果を残している。
 

決勝グリッドを決める予選は、午後2時にスタート。午前中に行われたフリー走行では、気温は28度、路面温度は38度と汗ばむような暑さだったが、午後に入るとさらに気温が上昇。結果、気温は31度、そして路面温度は50度を刻むというタフなコンディションとなる。
 

まずはQ1・A組に11台が出走。10分のセッションは残り時間1分強の時点でアタックラップが始まる。先頭でアタックに向かったのは、No.36 坪井 翔(VANTELIN TEAM TOM’S)。フリー走行で6番手だった坪井は、そのときの自身のベストタイムを上回り、1分06秒162をマーク。だが、その直後に野尻が1分06秒050のタイムでトップを奪取した。また、その後、残る9台がチェッカーを受けたが、野尻、坪井のタイムを上回ることはなく、朝のフリー走行でトップだった大湯は4番手通過となっている。なお、今大会でトップフォーミュラデビューレースを果たしたNo.19 平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は10番手で終了。惜しくもQ2進出はならなかった。
 

続くQ1・B組には10台が出走。前回のオートポリスで自身初優勝を遂げたNo. 5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を先頭にアタックを開始。チェッカーと同時に1分06秒452をマークしたが、岩佐がこれを大きく上回る1分06秒058を叩き出し、トップに躍り出る。さらに、No.14 大嶋和也(docomo business ROOKIE)が岩佐から1000分の1秒という僅差で2番手に。また、No.38 阪口晴南 (VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が3番手タイムをマーク。牧野は6番手となり、ギリギリQ1通過を果たした。逆に朝のフリー走行で好調だった福住はQ2進出を逃している。
 

迎えたQ2。午後2時35分から7分間のセッションとなる。引き続き高い気温のなかでアタックラップに挑んだ12台は、残り時間1分あたりからアタックモードへと突入する。まっさきにアタックへと向かったのは、岩佐。セクタータイムで最速タームを刻んでいくが、これを塗り替えるように、岩佐を上回る速さを見せたのが野尻だった。野尻は、朝のフリー走行でタイムが伸び悩んだが、好調だったチームメイト、岩佐のセットアップの”いいところ”をコピー。良きフィーリングを得たのか、予選では好タイムを刻んでいく。Q2でもその流れは変わらず、まずチェッカーと同時に岩佐が1分05秒364と、この日初めての5秒台を刻んでトップに立ったが、すぐさま野尻がこれを上回る1分05秒244をマーク。岩佐に対し、0.120秒の差をつけてポールポジションを手にすることとなった。3番手には、トヨタエンジンユーザーの坪井が続き、さらに牧野がQ2でポジションアップを果たして4番手から決勝を迎えることになった。
 

自身18回目のポールポジションを手にした野尻。前回のオートポリスでは9位に終わった悔しさを払拭するような笑顔を見せ、決勝での躍進を口にした。
 

雨の予報もある決勝は、6月23日、午後2時30分にスタート。51周で行なわれる。
 

第3戦SUGO・予選結果 トップ3

1.No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)1’05.244
2.No.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)1’05.364
3.No.36 坪井 翔(VANTELIN TEAM TOM’S)1’05.500
 

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