SF第2戦AP、岩佐歩夢が初ポールをゲット!
5月18日、大分オートポリスにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦が開幕。予選日にあたるこの日、午後からのセッションでNo.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得。今シーズンから参戦するルーキーが2戦目で最速タイムを叩き出している。
年に一度、九州地方で開催されるフォーミュラ最高峰のイベント。五月晴れの好天気の下、セッションが進んだ。午前中のフリー走行でトップタイムをマークしたのは、No. 5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。これに岩佐、No.36 坪井 翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がトップ3を形成した。
迎えた午後の予選。まず、Q1・A組に11選手が出走する。10分のセッションでは残り3分を切った段階からアタックが始まると、岩佐が暫定トップに立ったが、その後、No. 6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がこれを0.125秒上回るタイムでトップを奪取した。なお、今大会からITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車をドライブすることとなったベン・バーニコートだが、残念ながらQ2進出は果たせなかった。
続くQ1・B組では、まずNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)が暫定トップタイムをマーク。しかし、好調の牧野がこれを上回り、さらには午前中のフリー走行では後方に沈んでいたNo.38 阪口晴南 (VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が躍進し、トップと0.004秒差で2番手につけた。
ポールポジションが決定するQ2には、12台が出走。7分間のセッション開始とともに大半のクルマがコースへと向かい、コースを1周。その後、ピットインに戻ってタイヤを交換すると、改めてアタックへと向かった。
チェッカーまで残り1分半を切った時点で、最速セクタータイムを刻んでいたのは、岩佐。しかし、牧野がこれを上回る速さで対抗する。だが、岩佐も負けておらず、ひと足先に1分26秒632というこの日一番の速さを見せてチェッカー。これを追うように次々と他のドライバーもチェッカーを受けたが、誰一人として岩佐のタイムを上回れず。結果、岩佐は後続に0.338秒という大差をつけて、参戦2戦目にしてポールポジションを手にすることとなった。
2番手の牧野に続いたのは、復調の兆しが見えてきたNo.64 山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)。牧野との差は0.076秒だった。なお、開幕戦で優勝を飾った野尻は5番手に留まる結果となっている。
決勝は、5月19日、午後2時50分に号砲。41周の戦いとなる。
【第2戦オートポリス・予選結果 トップ3】
1.No.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)1’26.632
2.No. 5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’26.970
3.No.64 山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)1’27.046