スーパーフォーミュラ、第1戦を制したのは野尻智紀! 詳細ページ(24199) - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ、第1戦を制したのは野尻智紀!




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3月10日、三重・鈴鹿サーキットにおいて、2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権の決勝レースが行なわれ、予選3番手スタートのNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)がオープニングラップでトップを奪取、その流れをキープして初戦を制した。
 

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前日に続き、寒さが先行する天気になった鈴鹿。併催レースでの赤旗中断の影響を受け、予定より20分遅れのスタートを迎える。ポールポジションのNo.38 阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)は難なくスタートを切ったが、隣の予選2位No. 6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が失速。代わって予選3位のNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)が抜群の蹴り出しで1コーナーをトップで駆け抜けた。
 

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後方では、2台のクルマが接触。これを受けセーフティカーがコースイン、5周目終了のタイミングでようやく再開を迎える。7番手にポジションを落としていた太田は、チームメイトのNo. 5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を猛プッシュ。ともにオーバーテイクシステム(OTS)を巧みに使い、激しい攻防戦を展開する中で、太田が先行し、改めてポジションアップを目指した。
 

10周目を終えてピットインが可能となると、4台が続いてピットへ。予選5位スタートのNo.64 山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)は、この戦略を味方にポジションアップを果たしていく。一方、トップの野尻は13周終わりにピットイン。スムーズに作業を終えてコースに復帰を果たす。また、オープニングラップで2番手にポジションを上げていた佐藤は、15周終わりでピットへ。だが、コースに戻ると、先にピット作業を終えていたNo. 3 山下健太(KONDO RACING)や山本らの先行を許し、ポジションを落としてしまった。
 

野尻が”裏のトップ”として快調に周回を重ねる中、26周を終えて全車で最後にピットインを終えたのがルーキーのNo.15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)。これで晴れて野尻がトップに立ち、2位山下に対して4秒という差を広げて勝利への道を突き進んでいく。逆に山下は、その背後に迫る山本にじわじわと差を削られており、厳しい状況。とはいえ、山本も背後にポジションを挽回する走りを見せていた太田からの激しいプッシュを気にしながらの走行に。手持ちのOTSも限られた状態となり、結局3台はそれぞれのポジションキープに尽力する形となり、逆転のチャンスには恵まれず。そのままの順位でチェッカーを受けた。
 

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ひとり旅で勝利した野尻は通算12回目の優勝を果たし、現役選手トップの優勝回数となり、表彰台でも満面の笑みを見せた。そして、2位の山下は、昨年第2戦富士大会以来となるトップ3入り。また、昨シーズンのSUPER GTで大怪我を負い、レース休場を強いられた山本も、復帰第一戦で表彰台を獲得。実力派らしい戦いぶりを披露したといえる。
 

なお、注目のルーキー、No.19 テオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はレース序盤にオーバーラン。フロントウィング交換を強いられ、ポジションダウンというほろ苦い日本でのレースデビューに終わっている。また、”高校生女性ドライバー”のNo.53 Juju(TGM Grand Prix)も、タフなコンディションの中、見事完走。今後に向けて期待の持てる走りを見せたといえる。
 

冬の寒さが残る中で開幕した2024年シーズン。第2戦は5月18、19日、舞台を九州・オートポリスに移して開催される。
 

1.No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)31周 57’14.911
2.No. 3 山下健太(KONDO RACING)+1.855
3.No.64 山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)+3.091
 

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