スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス、坪井翔が自身初のポールポジション獲得! 詳細ページ(22026) - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス、坪井翔が自身初のポールポジション獲得!




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5月20日、大分・オートポリスにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選が行なわれた。Q1を経て、Q2のノックアウト予選でトップタイムをマークしたNo.38 坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING)が自身初のポールポジションをつかみ取る結果となった。
 
シーズン7大会にて開催されるスーパーフォーミュラ。早くも第4戦を迎えて中盤戦へと突入する。そんななか、予選日前日にアナウンスされたのがNo. 1 野尻智紀(TEAM MUGEN)の欠場。前日、サーキット入りしたものの、体調がすぐれず参戦を断念。肺気胸と診断されたことから欠場となり、代わって昨シーズンまでシリーズ参戦していた大津弘樹が急遽チャンピオンカーをドライブすることになった。
 
午前のフリー走行時は薄曇り。気温15度、路面温度18度と肌寒い天気に。また、前日まで降っていた雨の影響でコースにはウェットパッチが残っていたため、セッション開始時にはウェット宣言が出された。なお、フリー走行でトップタイムをマークしたのは、坪井。第2、第3戦と連続2位の結果を残す坪井。5月上旬にはSUPER GTで今シーズン初勝利を挙げており、好調な流れをこのオートポリスでも継続させる形となった。
 
午後に入ると天候は次第に回復。予選開始となる午後2時30分には気温23度、路面温度37度までコンディションが上昇し、サーキット上空にも青空が広がる。
 
Q1・A組で、真っ先にアタックを開始したのは、前回鈴鹿で自身初優勝を飾ったNo.37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)。チェッカー30秒前にベストタイムをマークすると、ライバルたちも続々と自己ベストタイムを更新しながらチェッカーを受けていく。だが、結果的に宮田のタイムを上回れず。宮田がA組トップ通過を果たし、これに注目のルーキー、No.15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)、さらにNo. 5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続いた。
 
A組のアタック終了から5分後にはB組のセッションがスタート。野尻の代役を務める大津はじめ、坪井もB組でのアタックとなる。B組のなかでいち早くアタックに入っていたのは、大津。ところが、100R付近で態勢を崩してコースアウト。タイトなコーナーイン側にクルマを止めたことにより、セッションは赤旗となる。フリー走行で4番手の速さを見せていた大津にとっては悔しい展開になってしまった。一方、この赤旗でアタックを中断を強いられた他のドライバーにとっては、仕切り直しのアタックにニュータイヤを装着するかどうかの判断が分かれる。改めてニュータイヤを装着したのは、赤旗提示前にアタックモードに入っていた坪井、No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、No.36 ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)の3選手。坪井と関口は4輪を、アレジはリア2本のみ新品にしてアタックに臨んだ。
 
赤旗からおよそ8分後にセッションが再開。ドライバーに与えられた時間は3分、ワンアタックチャンスとなる。まずトップタイムをマークしたのは、No. 3 山下健太(KONDO RACING)。その直後、坪井が1分27秒027をマークし、トップへと躍り出た。結果、坪井を先頭に、山下、関口が続き、セッションが終了。なお、前回のポールシッターであるNo.53 大湯都史樹(TGM Grand Prix)は、7番手時計となり、Q2に駒を進めることができなかった。
 
波乱のB組予選終了から10分のインターバルを経て迎えたQ2。12台がポールポジションを狙って7分のアタックに挑む。Q1から微調整を加え、最後のセッションに挑んだ各選手は、残り1分半あたりからアタックラップに突入。チェッカーまで残り30秒という時点で、No.12 福住仁嶺(ThreeBond Racing)がトップタイムとなる1分26秒508の刻んでくる。だが、宮田が直後にこのタイムを約100分の3秒上回ると、坪井が1分26秒187と約0.3秒も早いタイムを叩き出し、トップに立つ。その後、チームメイトのNo.39 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)やローソンが宮田のタイムを上回ったものの、坪井のタイムには届かず。結果、坪井がスーパーフォーミュラにおける自身初のポールポジションを手にすることとなった。
 
SF23による初レースを迎えるオートポリス。年に一度の戦いだけに、各チームとも手持ちのデータをもとに、直前までクルマのセットアップに時間を割いて決戦に臨むことになりそうだ。41周で戦う決勝は、21日午後3時に号砲を迎える。
 
【第4戦オートポリス・予選結果 トップ3】
1.No.38 坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING)1’26.187
2.No.15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)1’26.361
3.No.39 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)1’26.474
 
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