NISMO FESTIVAL 2022イベントレポート
2022年12月4日に富士スピードウェイにて、2019年から3年ぶりとなるニスモ フェスティバルが開催された。日産、ニスモファンにとって待ちに待った開催に前夜から、入場ゲート前に車中泊で入場を待つファンが列をなした!今シーズンは日産、ニスモにとってGT500クラス、GT300クラス、スーパー耐久シリーズで総合優勝という偉業を成し遂げたこともあり、ファンのテンションは爆上がり!
今回で23回目の開催となる歴史あるニスモ フェスティバルは、今までの歴代のレース車両の展示はもちろん、多数のブース出店があり、チューニングショップやユーザーの車両が多数展示された。カメラで車両の撮影をしたり、レーシングカー好きの子供が目を輝かせて、ミニカーや展示車両に興味津々で会場を走り回った。
NISSAN ヒストリックカー エキシビジョンレース
最初に行われたレースイベントは、NISSAN ヒストリックカー エキシビジョンレース。往年の日産車両「S30フェアレディZ、サニー、ブルーバード、32GT-R」などをフルチューンした車両が熱いバトルを繰り広げた。スーパー耐久に参戦するTEAM DAISHINは、3台体制で参戦。SUPER GT 300クラスに参戦する坂口 夏月氏も参戦。
NISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUN 〜Z is back in the race〜
キーイベントの一つである、歴代のZが走行するNISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUNでは、過去にGTに参戦したXANAVI NISMO ZやMOTUL AUTECH Zなどの走りを繰り広げた。また歴代マシンのハンドルを握るレーシングドライバーは、NISMO名誉顧問の本山 哲氏を筆頭に、ミハエル・クルム氏、松田 次生氏、柳田 真考氏など豪華なメンバーが努めた。シリーズチャンピオンドライバーはファンサービスに大忙し!
高橋国光 メモリアルガレージ&メモリアルラン
今年の2022年3月にお亡くなりになられた故 高橋 国光氏が、モーターツポーツ界に多大なる貢献をされた敬意を込め23番ピットにゆかりある車両や、高橋氏の功績や経歴がわかるパネルを展示したメモリアルガレージが設置された。また今回のニスモ フェスティバルのキーイベントとなる高橋国光メモリアルランイベントでは、高橋氏と深い関わりのあるハセミモータースポーツ代表の長谷見 昌弘氏が幻のGT-Rと言われる「SKYLINE 2000GT GT-R RACINGコンセプト」をドライブ、ゲストドライバーの土屋 圭市氏が「STP TAISAN GT-R」をドライブし感無量のお二人。サーキット走行ド後はホームストレートで高橋氏の懐かしいエピソードトークに会場は盛り上がりを見せた。
NISMO GP 2022
NISMO FESTIVASLメインレースとなるNISMO GP 2022では、SUPER GTとスーパー耐久に参戦する車両が、カテゴリーの垣根を超えた熱いバトルを繰り広げた。スーパー耐久シリーズ2022に参戦した、GTNET MOTOR SPORTSチームの「DAISHIN GT3 GT-R」も参戦。
イベントのフィナーレは、2023年フォーミュラEに参戦ドライバー発表があり、SUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍するサッシャ・フェネストラズが登場しライシーズンの意気込みを語った。その後2022シリーズで総合優勝祝福セレモニーが行われた。GT500クラスは、CALSONIC IMPUL Z チーム監督の星野 一義氏とドライバーの平峰 一貴氏、ベルトラン・バケット氏。GT300クラスは、REALIZE MECHANIC CHALLENGE GT-R チーム監督の近藤 真彦氏、ドライバーの藤波 清斗氏、ジョアオ・バオロ・デ・オリベイラ氏。スーパー耐久シリーズからは、HELM MOTORSPORTS GTR GT3チームドライバーの鳥羽 豊氏、平木 湧也氏、平木 玲次氏の3名。来シーズンの活躍に期待がかかる。
1日を通して、とても充実したイベントのニスモフェスティバル、ファンとの交流などモータースポーツの発展につながるイベントに今後も期待したい。