数十台の日産スカイラインがカリフォルニアのサーキットに侵入
ライター: Rodrez
フォトグラファー: Cyril Soliman
記事提供元: Super Street Online
Instagramを見て何を信じさせるかは別として、北米の道路を走る日産スカイラインはそれほど多くはない。もちろん、カーショーやカーミート、またはローカルサーキットイベントなどで見かけることもあるが、全体像としては、国内で販売されているスポーツカーに比べればほんの一握りで、それが彼らを特別な存在にしている一因だ。
そこでJack Yiは、多くのオーナーを集めてスカイラインの祭典を開催しようと考えたのである。2016年にラグナセカでR’s Dayを成功させた後、彼はさらに多くの参加者を集めることに成功した。2022年、このイベントは4月30日に南カリフォルニアのStreets of Willowサーキットで開催されたKing of Kaiju Battleと、5月1日にTop Rank Importersを訪れた。
Falken Tires, Top Rank, Cuscoなどがスポンサーとなり、日産の全モデルが参加できるサーキットイベントだったが、参加者の大半はもちろんスカイラインだった。この日の参加者の多くは、友人と再会し、前回のイベント以降に取り組んできたことを発表しあいながら、デジタル名と本人を重ね合わせていた。
このR33は、まさに90年代への “スローバック “だ。光沢のある塗装とツートンカラーのインテリアは、1995年に組み立てられたものであることを物語っている。私たちの友人であり、GReddy Performance Productsの社長であるKenji Suminoは、当時GReddyでのキャリアを始めたばかりで、TRUSTに6ヶ月間の研修に出され、Option Video Speed Challengeイベントのためにこの車を作るのを手伝った。
それから数十年、日本人コレクターの元やパラグアイでも過ごした後、南カリフォルニアに戻り、Kenjiは個人的にも関わりのある、歴史的なデモカーのアップデートチューニングを施している。
このR34は、わずか55台しか生産されなかったN1モデル。量産されたR34のなかではもっとも軽量で、もっとも速い。マインズとのタイアップはカラーリングだけでなく、ドライブトレインもマインズデモカーから流用されている。
トップランクインポーターが持ち込んだのは、誰もが目を奪われるほどの逸品。Craft Sports Japanが所有していた1996年式の400Rは、コレクターを通じてカナダに渡り、昨年トップランク社によってアメリカに持ち込まれた。
40台〜44台が生産されたそうだが、このモデルはそのうちの29台目。ラジオとインテークマニホールド以外はすべてオリジナルで、内外装ともにきれいな状態だ。
Garage BomberのAkiさんのR32。元々はドラッグレース用に作られたものだが、R’s Dayに何度も参加し、コーナリング性を高めるために適切なチューニングを施してきた。彼のGT-Rは2017年に紹介し、そのディテールを間近で見ることができたが、今でも私たちのお気に入りのスカイラインビルドのひとつとなっている。
R34に追いかけられるこの300ZXもR’s Dayに迎えられた。