第89回ル・マン24時間、18時間を経過。トップ不動の7号車に対し、8号車にトラブル発生 詳細ページ(18413) - イベント・レースレポート

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第89回ル・マン24時間、18時間を経過。トップ不動の7号車に対し、8号車にトラブル発生




第89回ル・マン24時間の戦いも、残すところ4分の1、6時間を切る事となった。夜の帳が下り、漆黒の闇を戦い抜いたチーム、ドライバーのもとに眩しい朝の光が差し込んだル・マン、サルテサーキット。トップは依然としてTOYOTA GAZOO RacingのNo.7 トヨタGR010ハイブリッド(M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス組)。僚友の8号車S.ブエミ/中嶋一貴/B.ハートレー組)ともに順調なレース運びを見せていることもあり、2台の差もほぼ変わらず、1分40秒前後という状況が続いている。
 

ともに大きくペースを崩すことなくレース運びを見せているTOYOTA GAZOO Racing。だが、実のところ、レース折返しの12時間を少し過ぎた頃、トップを快走する7号車では、ひやりとする場面があった。ステアリングを握っていたのは、小林可夢偉。インディアナポリスの左コーナー入口でオーバーランがあったのだ。フロントタイヤをロックさせ、肝を冷やすことになった上に2位8号車との差が大きく縮まってしまった。しかし、徐々にペースアップを果たし、8号車との差をじわりじわりと広げていく。一方、8号車はフロントカウル交換の作業がイレギュラーで発生。これを機に、再び2台の差が1分を超えるものになった。さらに、その後8号車は燃料タンクにトラブルが発生。ガソリンを存分に補給できない状況となったようで、自ずとピットインの回数が増えていくことになった。幸い、3位との差も開いていることから、逆転の可能性はまだ高くないが、7号車との攻防戦は事実上厳しいものになってしまった。
 

幸い、その1時間後にはコース上で緊急停止し、プログラム設定変更を実施。これによりトラブルが解決したようだが、その後は通常のスティントでの周回がこなせるようになった模様。しかしながら、トップ7号車との差はほぼ1周となってしまった。チェッカーまで残り6時間弱。午後4時のゴールに向け、このまま大きなトラブルなく各車走破できるか否か。緊迫の戦いはまだ続いている。
 

ル・マン24時間レース途中結果(午前10時・18時間経過/総合トップ3および各クラストップ)

<LMP1>
1.No.7 トヨタGR010ハイブリッド(M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス組)274周
2.No.8 トヨタGR010ハイブリッド(S.ブエミ/中嶋一貴/B.ハートレー組)273周
3.No.36 アルピーヌA480・ギブソン(A.ネグラオ/N.ラピエール/M.バキシビエール組)269周
 

<LMP2>
No.31 チームWRT(R.フラインス/F.ハプスブルク/C.ミレッシ組)268周
 

<LMGTE-Pro>
No.51 AFコルセ(A.ピエール・グイディ/J.カラド/C.レドガー組)254周
 

<LMGTE-Am>
No.83 AFコルセ(F.ペロード/N.ニールセン/A.ロベラ組)250周
 

(TEXT : Motoko SHIMAMURA)
 
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