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第88回ル・マン24時間、レース折返しの中、7号車がトップを快走




9月19日にスタートを切った第88回ル・マン24時間レース。スタート当初、心配されていた天候は一瞬雨になったものの、大きく崩れることなく比較的安定した状況のまま、時間を重ねることになった。
 

スタートから12時間、現地時間深夜2時30分時点でトップを走るのは、TOYOTA GAZOO Racing7号車トヨタTS050ハイブリッド。6時間の時点ではピット作業のタイミングの違いからシスターカーの7号車にリードを許していたが、その後、安定したレース運びを味方にトップを奪還。12時間を過ぎ、190周を終えた時点では、2番手の8号車に対し、2周の差を築いている。
 

一方のLMP2クラス。山下健太がスタートドライバーを務めたハイクラス・レーシング33号車オレカ07は、一時ポジションアップに成功したが、その後、5時間を経過したあたりでマシントラブルが発生。ピットインして長時間の作業に取り掛かる。原因はギアボックストラブル。50分近いピットイン後、コースに復帰したものの再びガレージへとクルマを戻し、作業を再開。結果、2時間超をピットで過ごすことになってしまった。その後、一旦コースに復帰したが、トラブルが解消されることはなく、結局チームはリタイヤを選択。残念ながら、山下のル・マン初挑戦は折返しを前に終ってしまった。また、序盤、クラストップ争いに加わり、スタートから6時間の時点でトップにいたジャッキー・チェンDCレーシング37号車オレカ07・ギブソンだが、トラブルでコースサイドにクルマを止めていた際に、チームスタッフから手渡されたツールを使用してピットに帰還したことが判明。これによりレース失格扱いとなり、戦列離脱となっている。
 

近年、24時間のほとんどを僅差でのポジション争いを繰り広げているLM-GTE Proクラス。とりわけ、AFコルセ51号車フェラーリ488 GTE Evoとアストンマーティン・レーシング97号車アストンマーティン・バンテージAMRのポジション争いは激戦となっている。また、LM-GTE AmクラスもProクラス同様に抜きつ抜かれつのバトルを展開。同一周回数での争いが続いている。
 

12時間経過後の総合トップ3、および描くクラストップは以下のとおり。
 

ル・マン24時間レース途中結果(現地午前2時30分・12時間経過/総合トップ3および各クラストップ)

 
<LMP1>
1.No.7 トヨタ・ガズー・レーシング(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)190周
2.No.8 トヨタ・ガズー・レーシング(S.ブエミ/中嶋一貴/B.ハートレー組)188周
3.No.1 レベリオン・レーシング(B.セナ/N.ナト/G.メネゼス組)187周
 

<LMP2>
No.32 ユナイテッド・オートスポーツ(W.オーウェン/A.ブランドル/J.バン・アウタート組)180周
 

<LMGTE-Pro>
No.51 AFコルセ(A.ピエール・グイディ/J.カラド/D.セラ組)169周
 

<LMGTE-Am>
No.98 アストンマーティン・レーシング(P.ダラ・ラナ/R.ガン/A.ファーフス組)165周
 

TEXT:Motoko SHIMAMURA
 
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