GT-Rが50才に【最後のスカイライン 】 詳細ページ(15154) - イベント・レースレポート

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GT-Rが50才に【最後のスカイライン 】




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GTR50周年記念として第1世代のGT-R、革命的なR32GT-R、評価が低すぎるR33を特集してきた。まだ読んでいなかったら是非見てもらいたい。
 

今もそうだがR33デビュー同時の不人気に比べ、R34GT-Rの1999年デビューは全く逆だった。四角っぽいフロントとリヤ、アグレシブなフロントマスクとフロントバンパーは、今までのGT-Rにはなかった存在感を与えた。しかし、中身としてはR33とR32に比べ、R33とR34の違いは少ない。
 

噂によると、V6エンジンと搭載する設計図も存在したらしいが、同時の経済状況によりR34の後継車となる車に乗せることになった。R34ではエアロが完全に見直され、フロントリフトを大きく減らし、ダウンフォースを増やした。足回りの改善、ブレーキング効果アップ、優れたAWDとHICAS システム、優れた電子制御、ボディー剛性と補強パーツも足されたが、軽量化に重点を置いたので車重はR33より少ししか増えなかった。
 

当時はメーカーの「暗黙の了解」があったので、カタログデータを信じるなら現在のハッチバックよりも少ない276馬力しか出てなかった。日産は、低い数字を表記するので有名だったので実際は300-320馬力は出ていたと思われる。
これでR34の紹介は終わるのでここ数年このサイトで紹介した、我々が気に入っているトップ5を紹介しよう。
 

1.1999年 The Blitz Autobahn Project

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RUF Yellowbirdと対抗するために作られたBlitz R34GT-Rは、 1999にドイツのオートバーンで343km/h (213mph)の最高速をマークし、その瞬間パワステのベルトが千切れた。スカイラインは、なんとか安全なスピードまで減速したが、その後は何回かハイスピード走行を行い、リタイヤした。昨年、日本に返された前にTrevorは特徴的なオーバーフェンダーと当時の組み合わせのままアメリカで取材することができた。
 

2.1,000hp GT-RのWTACまでの長い道のり

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Matt Longhurstがタイムアタックを真剣に行なっていることは確実だ。彼の1,000馬力R34GT-Rもサーキットのモンスターマシンだ。10,00馬力を発生するビレットエンジン、R34では今までなかった大胆なボディーエアロを見れば大手メーカーやレーシングチームのプロジェクトだと思うかもしれない。しかし、これは実際一人の男が自分の夢を追いかける話であった。読んでみる価値はある。
 

3.Trustの現代 R34GT-R

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R34GT-Rも20年前の車であり、大手チューナーがまだデモカーを作っているということは車の人気とポテンシャルの証である。現在売られているR35、NEWスープラ、Toyota 86、Type R、370Zも今後90年代の車の様に愛されると思うか?それともJDM車のピークは過ぎたと思うか?

今回の車はトラストの手によって作られ、現在の基準に合う様にアップデートされたものだ。高出力仕様ではなく、行き過ぎたチューニングでもなく、市販パーツをたっぷり組み込んだGT-Rだ。自分から見て理想のR34スペックだ。
 

4.Endlessな役割: 海外で活躍するR34GT-R

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大手日本チューナーの元デモカーを海外で見つけることはとても貴重な瞬間だ。Paddyが2015年 Gatebilに訪れた時に実際にそれが起きた。Endlessの元デモカーがノルウェーで走っているのを発見した。北欧で活躍する有名JDM車両はこれだけじゃない。車が引退する地域としてノルウェーが意外と熱いかも!?
 

5.カナダ仕様Garage Saurus R34GT-R

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GT-Rに詳しい人ならGTRチューニングショップGarage Saurusは知っているはず。昔から斬新な車を作っており、成功している。
Dinoは去年日本のR’s Meetingでこのカナダ向けのGTRを見つけ、色々調べてみると、Garage Saurusが作った車だと知った。チューニングするため定期的に日本に送り返していたという。今回は国内の長距離ドライブ、サーキット走行もついでに楽しむと言う。めちゃくちゃクールだよね?

今回のGT-R特集でスカイライン時代はおしまいだが、あともう一台だけ推薦するなら…
そして最後はスカイラインの名前が付かなくなったGT-R…R35だ。
Jordan Butters
 
記事提供元:SPEEDHUNTERS
http://www.speedhunters.com/2019/03/the-gt-r-turns-50-the-final-skyline/










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