ル・マン24時間、予選1回目は一貴がトップタイムをマーク
6月13日、第86回ル・マン24時間耐久レースの予選1回目が行われた。前日まで降っては止み、を繰り返す不安定な雨模様に見舞われていたル・マンのサルト・サーキットだが、この日は朝から日差しに恵まれた。その中でNo.8 トヨタTS050ハイブリッドがトップタイムをマーク。アタックしたのは中嶋一貴だった。
サーキットでの実走行を迎えたル・マン。フリープラクティスが午後4時から4時間という長丁場で行われ、予選に向けての最終チェックを行った。2時間のインターバルを経て午後10時から予選1回目がスタート。日没前のタイムアタックに興じることとなった。
気温18度、路面温度17.2度と、フリープラクティス時より空気が冷たくなる中、早々にアタックラップへと突入する車両が続出。ピット出口から一番離れたピットに位置するトヨタ陣営はできるだけ早くコースインしようと、開始前にピットを出て待機していたため、「タイヤが冷えてしまった」と7号車の小林可夢偉。さらに、コース上のトラフィックもそれなりにあった模様だが、確実にタイムアップを果たした。同様に8号車もタイムアップに成功。結果、8号車のアタックを担当した中嶋一貴が3分17秒270をマークして暫定トップに立ち、そこから0.107秒遅れの3分17秒377で7号車が2番手につけている。
3番手には No.17 SMPレーシングがつけ、昨年までポルシェのワークスチームで参戦していたアンドレ・ロッテラーがドライブするNo.1 レベリオンレーシングはトップ8号車から2.3秒遅れの4番手に留まった。
PHOTO&TEXT : MOTOKO SHIMAMURA