ラグナセカサーキットにゴジラが登場
先週末はまたラグナセカサーキットにいた。2週間のうち2回目だった。
1回目は初めてサーキットで走ることができた。予想以上に楽しく、感動した。このサーキットは本当に素晴らしいと思い、今回の日産イベントにとっても最高のステージだと思った。
Skyline Syndicateも同じ考えだったから Northern California Racing Club の走行会イベントと同時にR’s Dayを開催した。
ラグナセカと同じく、GT-Rは世界的に尊敬されている存在だ。古いモデルは北米で売られていなかったため、この年式のオーナー達はかなり努力をして手に入れたはずだ。
他の国よりはマシだが、正式に販売されなかった車を輸入する事はかなり大変な作業だ。割に合わないくらい面倒だ。さらに購入前の車の選択・確認も難しい。厳しい連邦安全規制と法律にも対応しなければならないので簡単に輸入することはできない。
これを全てクリアしても今度は州の排ガス規制と検査もある。それを全てクリアして初めて公道で走らせることができる。
北米のスカイラインはバラバラな場所に存在し、それぞれのオーナーは自分の力で輸入し、規制に合う様にしている。
そのため、このオリジナルボディースタイル以外の年式モデルも遊びに来ていた。
サーキット仕様からLiberty Walk仕様まで,いろいろなR35モデルも大勢参加していた。
イベントは北カリフォルニアで開催されたが、参加者は全米から参加していた。アリゾナ、テキサス、ブリティッシュコロンビアからも来てた。もちろんロサンゼルスから参加していたオーナーも数々いた。
家族・親友みんなでこの素晴らしいサーキットに集まり、カリフォルニア の優しい冬を味わいながら Skyline Syndicate NCRCイベントでNissan GT-Rを楽しみに来ていた。
Chapter 2
全員参加
NCRCは長年走行会を開催して来たベテラン団体であり、今回も問題なくイベントが行われた。全ての車の音量を規制に合わせるお手伝いは少し大変だったが、自分もこのイベントに参加できて嬉しかった。
すでにご存知かもしれないが、ラグナセカサーキットは政府が所有しているため、少し変わったレギュレーションが適用されている。他のサーキットに比べ、近所に住むお金持ち住民の影響は大きい。
この住民はサーキットが完成した後に引っ越して来て、毎日レーシングカーが勢いよく走っている事も分かっていたはずだ。
しかしその住民の影響でサーキットとしては非常に厳しい92dBの音量規制がかかっている。ネットでも検索したが家庭用ブレンダーでさえ90dBだというからかなり厳しい条件だ。
しかし今回のGT-Rオーナーはそんな事を全く気にしていなかったようだ。
サーキットのオーナーは迷惑だったと思うが、サーキット中に響いていたフル加速中RBエンジン音は最高だった。
この車を含めた数台はターン5にある音量チェックポイントで爆音で通過したため、走行禁止となってしまった。さらに、音のせいでワンセッション丸ごと中止になってしまった。
それでもサーキットでもパドックでもみんな楽しんでいた。
日産好きが集まり、お互いの車を眺めていた。もちろん全モデルが代表されており、アメリカでは珍しいR33も数台来ていた。
Chapter 3
良くできました。
2007年以前のGT-Rは数少ないが、台数は最近増えている。アメリカ中に散らばっている。
今回のイベントでは人生で一番多くのNismo, V-Spec,とGT-Rエンブレムを見たと思う。
古い年式のGT-Rはあまりストリートで見かけないので発見すると特別感が湧いてくる。しかしこのイベントは違った。最初から最後までGT-Rだった。R’s Dayは本当にすごいと思った。
他のSpeedhunter編集者も言っていたが、すごいイベントに行くとどんなにすごい車があってもいずれは麻痺してしまう。しかし今回のクオリティは高く、そんなことはなかった。
NCRCとSkyline Syndicateイベントに参加した車のレベルはとにかく高かった。
興奮しながら1日中写真を撮っていた。エンジンルームを眺めたり、内装の写真を撮ったり、たまに車の下も覗いてみた。
そしてこれは僕だけじゃなかった。他のSpeedhunter達も色々見て質問していた。
日が暮れる寸前でもカメラは必死に働いていた。
そして最後に全員フロントストレートに集まり、グループ写真を撮った。
車両が並んでいる間に前を通って行ったのが一番良い思い出だった。
反省点として来年はもう少し上のアングルから撮れる様にしたい。
Final Chapter
一目惚れ
全員メインストレートに集まっていたが、R’s Dayはまだ終わっていなかった。みんなコーナーに集まり、ベストショットを撮ろうと必死だった。
パドック側でもみんな写真を撮っており、まだ会う人も多かった。
サンセットに並ぶ数々のGT-R。
もちろん、オープン走行会だったので他の車種も走っていた。
このサーキットはいつ来ても 86 Day か Miata Dayと間違えられる程その台数が多く、今回も多く走っていた。
さらに、他の日産・ダットサン車も参加していた。
そしてスカイラインを代表する素晴らしい40台が参加していた。一つの記事に全車を紹介するのも難しく、今後気になった車を細かく紹介して行くつもりだ。
スカイラインに対する情熱にまた火がついた1日だった。この気持ちは本物だ。自分の人生にスカイラインはもっと必要だ。
まずNCRC とSkyline Syndicateに素晴らしいイベントを開催してくれて感謝に気持ちを伝えたい。そして、その素晴らしいスポーツカーをしっかり取材できるように対応してくれた事も 感謝しています。
来年のイベントが楽しみでしょうがない。
Trevor Yale Ryan
http://www.speedhunters.com/2017/12/the-godzilla-takeover-at-laguna-seca-rs-day-2017/