Super Street プロジェクト カー 詳細ページ(13113) - イベント・レースレポート

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Super Street プロジェクト カー




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ラチェット バニー FR-Sの伝説

どんなプロジェクト カーにでもストーリーはある。

完成させるまでの様々なトラブル、予想もしなかった受賞、無理だったはずのラップ タイム。思い出になる良いストーリーは絶対あるはず。うちの場合、このScion FR-SはSuper Streetの歴史でも重要なプロジェクトだった。1番早い車ではなかったが、編集スタッフと読者にとって1番思い出深い車だったはず。その愛車「ラチェット バニー」が今年5歳になるので今までの思い出を振り返ることにした。

2012
我々は2012年にローカル ディーラーでこのScion FR-Sを1台手に入れた。この頃はワイド ボディやスーパーチャージャー キットも存在しなかった。車はRaven Black色でフル ノーマル状態だった。早速ボルト オン パーツとSSRのホイールを取りつけた。

チューニング第一弾は数ヶ月で終わったがSEMA Showも近づいており、うちの会社 (当時Source Interlink) のブースにスペースがあったため、シスター マガジンのImport TunerとModified Magazineとコラボして北米で初めてのRocket Bunnyエアロ付きの車を作った。今でもAston Martinグリーンと白いBBS Motorsport E 88ホイールを履いてるFR-Sはうちだけだ。

2013

当初SEMA Showのプランは過給器 を使ってブースト掛ける予定だったが、物事がなかなか思うように進まなかった。SEMAプロジェクト車でよくあること。

結局SEMAが終わって間もなく、HKSがラチェット バニーにスーパーチャージャー システムを開発用に付けてくれた。数年間のテストを重ね、細かいセッティングも行い、最終的にうちの2リッターは324馬力をE85ガソリンで発生し、91オクタンでは 255馬力をマークした。エンジン本体がノーマルの割には良い数字だった。

その年、ラチェット バニーは南カリフォルニアのカー ショーとストリート ミーティングに参加し始めた。Auto Con, Formula D, Wekfest, and SpoCoに参加し、ラチェットバニーの存在感をアピールした。そしてパワーも出ていたのでTarga Trophyとパートナーし、ストリートでもいっぱい走った。

2014

プロジェクト カーは絶対ガレージに眠らせてはいけないと思ってるので、積極的にラチェット バニーを乗り回し、マイレージもどんどん増やした。2014年にはTarga Trophyイベントを2つも完走した。その中にはMega Runという3日間に渡る1,100マイルラリーもあり、San Diego→Phoenix→ Las Vegas、そしてまたLos Angelesに戻るという強烈なルートだった。

2015
ラチェット バニーは峠道でもM3、R8とLamborghiniと肩を並べることができた。しかし最強のテストはサーキットで行われることになり、Continental Tire Show Car Shoot Outに参加した時だった。Auto Club Speedwayで行われたこのイベントは2011年Formula DチャンピオンとSpoon Sportsワークス ドライバーのDai Yoshihara に運転してもらい、1 分18.512 秒のラップタイムでタイム アタック イベントを終了した。このタイムは一位 とわずか2秒差であり、その車は2倍の馬力を持っていたので素晴らしい結果だった。結局3位で終わり、いい実績を残すことができた。

2017

5年も経てばどんなプロジェクト カーでも古く感じてくる。ラチェット バニーもそうだった。しかし大胆なリメイクをする前にもう一度旅をすることにした。今回はこの車をまだ見てない場所を選び、Wekfest Seattleのイベントに行った。

ロサンゼルスからシアトルまでの1,324マイルを走り、途中でマフラーとセッティング問題で車が高速の横で止まってしまう事件もあった。その時はさすがに引き返そうと思ったが、何とかねばり、34時間で目的に到着した。

ラチェット バニーの将来は不明だ。2JZエンジンを載せる可能性もある。しかし今まで乗ったきた走行距離、道路の横で止まってしまった数々の事件、毎回必要だった修理はすべていい思い出となった。

この車で学んだことは…プロジェクト カーにはリミットがない、そして自分が行けるところにもリミットがない。

ラチェット バニーはそれを教えてくれた。
 
Tuning Menu
オーナー: Super Street
出身: Los Angeles, CA
職業: くだらない雑誌作り
パワー: 324 whp (E85); 255 whp (91 octane)
エンジン: 2.0L 4気筒 ボクサー 4U-GSE; HKS社 GT スーパーチャージャー キット、 Hi-Power Spec-L マフラー、ステンレス エキマニ、ステンレス フロント パイプ; Cusco社 オイル キャッチ カン; Koyo社 ラジエーター
足回り・シャーシ: Eibach社 Multi-Pro R2 車高調整+リザーバー タンク、 25mm フロント 19mm リヤ スタビライザー バー; Cusco社 Type OS フロント・リヤ タワー バー、エンジン ルーム パワー ブレース; SPC 社 リヤ トー・キャンバー アーム
ブレーキ :
Stillen/AP Racing社6ピストン フロント・4ピストン リヤ キャリパー、2pcビッグ ブレーキ キット
ホイール・タイヤ:
18×10″ +3 フロント 18×11.5″ -4 リヤ BBS E88 ホイール+JDM レッド センター キャップ; 245/40R18 フロント, 275/35R18 リヤ Continental 社ExtremeContactSport タイヤ; ARP社 延長 ホイール スタッド; Buddy Club 社 レーシング ラグ ナット; H&R TRAK+ 15mm リヤ ホイール スペーサー
外装: Rocket Bunny Version 1 エアロ キット; JDM Toyota 86 LED ヘッド ライト、クリア サイド マーカー ライト、サイド エンブレム; Grazio & Co. レッド テール ランプ; Beat-Sonic社 アンテナ; The Shop Automotive社 カスタム British Racing green 塗装
内装:Safety 21社 左 ハンドル5点式ロール バー ; TRD社 シフトノブ; Recaro 社 Profi SPG シート; Nagisa Auto 社 シートレール; MOMO 社 Mod 78 ステアリング ホイール ; Splash社 ステアリング ボス

 
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■詳細記事

http://www.superstreetonline.com/features/1710-2013-scion-fr-s-once-upon-a-time/










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