ル・マン24時間レース、6時間を経過し、6号車トヨタがトップに 詳細ページ(10262) - イベント・レースレポート

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ル・マン24時間レース、6時間を経過し、6号車トヨタがトップに




6月18日、現地時間午後3時にスタートを切った第84回ル・マン24時間レース。60台の参戦車両がグリッドに整列してセレモニーが行われる中、いわかに雲が上空を覆い始め、あっという間に本降りの雨に。通常のローリングスタートではなく、セーフティカー先導による戦いの幕開けを迎えることになった。

スタートフラッグを振る予定だったブラッド・ピット、さらにはチームオーナーのジャッキー・チェンやパトリック・デンプシーなどセレブが顔を揃えても、雨を回避することができなかった今年のスタート。結局、セーフティカーは1周14km弱のコースをまるまる7周、ほぼ53分近くを走ることになり、8周からようやくレースモードに切り替わった。

水しぶきを上げて車両が走る中、早くも6号車のトヨタが果敢に攻めの走りを見せてポジションアップに成功。その一方で、あっという間に天候は回復の兆しを見せて、薄日が挿すようになった。これに合わせるように各車がタイムアップ、1号車のポルシェを先頭に、6号車、8号車のアウディと続いた。一方、思わぬトラブルに見舞われたのが、5号車のトヨタと7号車のアウディ。5号車はステアリング系のトラブルで序盤にペースが上がらず、さらに7号車はターボ交換を強いられ、遅れを取った。

その後は大きなハプニングもなく、確実に周回を重ねる中での戦いが進み、レースから3時間が経過した時点でトップは1号車、2番手には6号車、3番手に8号車という形となった。一方、ピットインのルーティンワークに目をやると、ポルシェ勢が13周であるのに対し、トヨタは1周多い14周で周回。一方、アウディは12周、13周と安定さを欠き、ライバルから遅れを取っていった。

結果、6時間を過ぎて逆転に成功した6号車がレースをリード、100周の時点ではそこから5秒強遅れて1号車が追随し、2号車が3番手で続き、アウディは8号車が番手につけている。

◎ル・マン24時間レース途中結果(21時・6時間経過/総合トップ3および各クラストップ)


1.No.6 トヨタTS050ハイブリッド(S.サラザン/M.コンウエィ/小林可夢偉)94周
2.No.1 ポルシェ919ハイブリッド(T.ベルンハルト/M.ウェーバー/B.ハートレー)+1‘01.841
3.No.5 トヨタTS050ハイブリッド(A.デビッドソン/S.ブエミ/中嶋一貴)+1’25.615

LMP2
No.46 オレカ05・ニッサン(P.ティリエ/M.ベッシェ/平川亮)87周

LMGTE Pro
No.82 フェラーリ488GTE(G.フィジケラ/T.バイランダー/M.マルセリ)83周

LMGTE Am
No.88 ポルシェ911RSR(K.アル-クバイシ/D.H.ハンソン/P.ロング)82周

 

(Text&Photos:Motoko SHIMAMURA)










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