GTNETドライビングレッスンレポート 2008/5/31 オートポリス (レイクサイドコース)|

2008　GTNETドライビングレッスン　
大分県・オートポリス (レイクサイドコース)
5月31日　天候:雨のち曇り

　九州が誇る国際サーキットとしておなじみ、熊本県オートポリスのレイクサイドコース。そこに集まってきた参加者たちの愛車はワンメイクレースデビューを間近に控えたヴィッツからスポーツ走行を楽しむエボやインプ、そしてラグジュアリー仕様のソアラやメルセデスCLK……と多彩で、参加者も前回同様に幅広い年齢層だ。もちろん、「愛車をコントロールできるテクニックを身につけたい」という願いは皆共通で、九州でのレッスン開催を待ち望んでいたという声も聞かれたぞ。

　さて、当日は前日の雨が影響してのハーフウエット路面、またレイクサイドコースが約1.8㎞にも及ぶ本格派ショートコースということもあって、参加者たちは愛車の動き、またストリートとは違うサーキットの雰囲気を少しずつ確かめるように、スローペースでフリー走行一回目をスタート。
　これは「サーキットだからと気負うことなく、自分のペースで走っていこうね」という、青木選手のアドバイスもあったからだろう。ブレーキングやパイロンスラロームといった基本レッスンをこなし、路面が次第にドライへと変化していくにつれ、参加者たちの走行ペースもドラテク向上に呼応するかのように上がっていった。

今回のレッスンを担当したのは、スーパーGTなどで活躍する青木孝行選手。アグレッシブながらも安定した走りで定評高い、実力派レーシングドライバーだ。

レッスンとはいってもサーキットでのスポーツ走行となるだけに、走行前チェックは必須。もちろんGTNETスタッフがサポートするので不安は感じなくていい。

九州各地から集まってきた参加者たち。スポーツ走行はもちろん、ドライビングレッスン初体験というユーザーも多く、全員が走行前のアドバイスに聞き入っていた。

サーキットではコース状況をいち早く確実に知らせるため、各種フラッグを使う。レッスン前に使用時の状況や対処行動などが丁寧に説明されるので、ビギナーでも安心だ。

コースを使って各種レッスンを進めていくので、走行時の視線位置とリンクした各種操作を自然に学べる。これなら日常走行にもフィードバックしやすいだろう。

少人数でのレッスンゆえに、走行直後に講師から的確なアドバイスが受けられる。走ってアドバイスを受け、考えて走る……。この繰り返しが、ドラテク向上の近道なのだ。

休憩時間に講師へサインをお願いする参加者。神経を張りつめているレース時とは違い、気軽にコミュニケーションを図れる環境なので、積極的に話しかけていけるゾ。

今回から実施された、レッスン終了後の体験走行。ペースカー先導にはなるがインターナショナルレーシングコースを走ることができたため、参加者たちは満足げだった。

　実際、レッスン前のフリー走行とレッスン終了後のフリー走行では大半の参加者が5秒以上の大幅タイムアップ。「今まではなんとなく走らせていましたが、基本レッスンと青木選手のアドバイスで走りのポイントを考えられるようになりました」という声も多く、ドライビングのポイントを全員が無理なく学んでもらえたようだ。
　日常での運転技術向上、そして走ることの楽しさ認識。GTNETドライビングレッスンで学んだことをもとに、参加者たちには今後も快適で安全なカーライフを楽しんでもらいたい。

リザルト

順位	氏名	ベストラップ	車輛	計測日
1	潟野健志	1'12.33	ランサーエボリューション	2008/05/31
2	遠藤義仁	1'12.47	SLK	2008/05/31
3	山田拓一	1'18.01	ロードスター	2008/05/31
4	野田辰芳	1'18.22	トレノ	2008/05/31
5	秋山律貴	1'18.50	RX-8	2008/05/31
6	渡辺和喜	1'18.73	ヴィッツ	2008/05/31
7	伊藤豪	1'18.81	シビック	2008/05/31
8	西村大誠	01'18.91	インプレッサ	2008/05/31
9	手島寛	1'19.50	アコード	2008/05/31
10	遠藤靖和	1'22.65	ソアラ	2008/05/31
11	藤川晃	1'24.45	レガシィ	2008/05/31
12	西雄介	1'24.98	ロードスター	2008/05/31