GTNETチャレンジカップレポート 5/16 筑波サーキットコース1000 | 中古車検索・中古車情報はGTNET

2009　GTNETチャレンジカップ
オートポリス（レイクサイドコース）
10月25日　天候:雨

10月25日オートポリスは天気予報に反して早朝から小雨が続き、霧が立ち込めるというあいにくの天候のなか、GTNETチャレンジカップの九州ラウンドが開催した。今回の九州ラウンドで初の試みとして、レーシングスーツやグローブ、バケットシートなどの販売を手掛けるラストラーダとコラボレートし、両者の協力体制のもと開催が実現した。参加者は初心者からベテランまで走行経験の幅広いエントリーとなったが、中でもオートポリスの走行経験が豊富なS2000勢がグループで多数参加した。

出走前に霧は薄くなったが、雨は一段と強まり豪雨のコンディションに変化した。オートポリスを熟知している参加者でも今日のような極悪の天候での走行経験はないという人が多く、マシンの挙動を確かめながら慎重なスタートとなった。ブラインドコーナーの多いオートポリスでは、天候が良い日でもコーナーを曲がった直後にマシンがコースを塞いでいることが多い。危険と隣り合わせでしっかりアクセルを踏めないコンデションに、フラストレーションの溜まるドライブとなった参加者が多かったのではないだろうか。

希望者の一部だが、今回も現役GTドライバーの青木選手が精力的に同乗走行を行った。参加者のスキルに合わせて、ドライビングの基本から高度なテクニック、ライン取りやシフトワーク、車輌のセッティングなど、青木選手が説明を交えながら、時間のある限り参加者の車輌を運転していただいた。青木選手にどんなことに意識して同乗しているのか尋ねると「時間が限られるので人によって何を説明するか優先順位を考えますね。初心者の方には基本のライン取りやスムーズなドライビング。車がこれくらい走れるんだよというのを見てもらいます。全般に言えるのは、安全運転ができてサーキット走行を楽しめるようにアドバイスを考えますね」参加者の中には青木選手のドライビングを車載カメラで録画してインターバルで自分の走行と比較している熱心な参加者もいた。GTNETチャレンジカップに参加していただいた方には、このような経験ができるチャンスがあるのでぜひ奮って活用していただきたい。

走行時間最終まで降り続いた雨にも負けず、参加者はそれぞれのグループで楽しみながらバトルをしたり、運転の課題を克服することに集中したり、さまざまにスケジュールをこなしているようだった。マシントラブルは数台あったもののクラッシュなどの事故もなく、全車が完走を果たし大健闘の結果となった。走行会終了後にはS2000やZ33など各車輌グループごとに記念撮影をする光景もあり、いろいろな意味で有意義な一日を送っていただけたのではないだろうか。日程はまだ決まっていないが、今回のヘビーウエットでのフラストレーションは次回に参加していただいてしっかり発散していただきたい。