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開催前にポツポツと降り出した雨も止み、降りそうで降らない曇り空のまま各走行をこなした。そのため路面温度がそれほど上がらなかったので、タイヤのグリップ力があまり落ちない車輌が多かった。結果、最終走行までほとんどの車輌が全開走行できたため参加者も満足げだった。
今回は参加者が少人数だったため、講師の藤井選手が参加車輌を運転して参加者が助手席に乗る同乗走行が、全車輌でできるというラッキーな内容になった。中でもRX8で参加の佐藤さんは全3回の走行枠で3回とも同乗走行を希望し、講師から「目を見張るほどのレベルアップを果たした」と大絶賛を受けた。佐藤さんは平均のアベレージラップに安定がなく51秒くらいのタイムだった。それを見て藤井選手は「1回目の同乗走行では、佐藤さんのスキルに合わせて、ライン取りを運転しながら説明し、絶対通らなければいけないクリップを説明し、してはいけないことを説明しました。2回目の同乗走行では、タイヤの限界を使うアドバイスと、ブレーキ、ステアリング、アクセルのメリハリをつける説明をしました。佐藤さんは、素直に聞いてくれて、実践してくれて、説明を理解して、わからないところは質問もしてくれました。ここですでに会話のレベルが変わっていたのを感じましたね。3回目の同乗走行では、アクセルとブレーキの踏みすぎ、踏まなさすぎなどの説明をしました。最終的にはタイヤ音が安定してきて、誰が見てもレベルアップしたとわかるほど運転が変化していましたね」結果、藤井選手が佐藤さんの車輌を運転して44秒7のベストタイムに対して、3回目の同乗走行が終わって45秒台をコンスタントに出せるようになった。
今回はいいコンディションに少人数が重なり、参加者はほぼクリアラップの状況でタイムアタックをしながら、講師から内容の濃い指導も受けることができた。参加者はベストタイムの更新を狙いつつ、指導にあわせて様々なことを試しながらサーキット走行ができ充実度の高い一日となったのではなかろうか。
同乗走行を終えて参加者に細かくアドバイスをする藤井選手。参加者のスキルに合わせて的確な指摘でわかりやすい。参加者からは「教え方が上手なだけでなく、教えようという熱意がすごく伝わってきてうれしかった」と評判も良かった。 |
何度もピットインして空気圧をチェック、変更していた参加者。数本タイムアタックをしては空気圧の変更を繰り返していた。空気圧によってグリップの高い所を探していた。 |
順位 | 氏名 | 車輛 | type | ベストタイム | 路面 |
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1 | 中村智夫 | ユーノスロードスター | NB8C | 00分43秒129 | ドライ |
2 | 斉藤 隆 | ランサーエボリューション | CT9A | 00分43秒628 | ドライ |
3 | 太郎 | シビック | FD2 | 00分44秒128 | ドライ |
4 | 佐藤良平 | RX-8 | SE3P | 00分44秒394 | ドライ |
5 | 渡邊暁浩 | RX-7 | FD3S | 00分46秒126 | ドライ |
6 | 鹿 京子 | フェアレディZ | Z33 | 00分46秒213 | ドライ |
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