GTNETチャレンジカップレポート 3/23(日)岡山国際サーキット本コース | 中古車検索・中古車情報はGTNET

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戸惑いのウエット路面を制したのはやはりトラクションに有利なインプ! 戸惑いのウエット路面を制したのはやはりトラクションに有利なインプ!

2008 GTNETドチャレンジカップ 岡山国際サーキット
3月23日 天候:曇り後雨

模擬レースなどのレース形式ではなく、決められた時間内で各マシンがタイムアタックするという形式で順位付けを行っているのが、GTNETのチャレンジカップ。「自分のペースでサーキット走行できるから走りやすいんですよね」とリピーターの多い走行会が、今年も岡山国際サーキットを皮切りにスタートしている。

さて、コース幅の広い国際サーキットということで数多くのエントラントが集まった第一回だが、昼前から降り出してきた雨で走行時はあいにくのウエット路面。タイムを削ろうとコーナーにアプローチすればマシンが安定しないといった状態で、6、7割程度のペースで走っていたエントラントが大半の様子だった。

実際、各車様子見で走行していた1回目のアタック走行は平均タイムが2分23秒前後と比較的おとなしめ。おそらく、路面コンディションやマシンの挙動を見極め、アタックは2回目にかけようとする作戦だったのだろう。


ただ、そんなコンディションでも気を吐いていたのは、走行経験豊富なベテラン勢だ。リザルトを紹介すると、クラス3の小林RX-8がトラクションに有利なクラス2の藤原インプに0.6秒近くの差をつける2分13秒075をマークし、総合トップを獲得。2分13秒641で迫るクラス2の藤原インプ、ウエットをものともしないアグレッシブな走りを見せたクラス4の安田ランティスが2分13秒834と続き、総合4位以下を3秒以上引き離す快挙を見せる。

ちなみにドライ路面なら圧倒的な速さを見せたであろうクラス1勢は、スリッピーな路面にハイパワーを持てあまして撃沈・・・。2分19秒553でクラス1トップをマークしてきた尾崎GT-Rは、「とにかくアクセルを踏めばホイールスピンの嵐です。ストレートでも満足にグリップしませんでした」とのコメントだった。

そして、路面コンディションは回復しないまま、2回目のアタック走行へコースイン。4輪駆動でトラクションに有利なインプ2台がハイペースで周回を重ねていることに刺激されたこと、またスリッピーな路面にも慣れてきたことで各車が順調に大幅タイムアップを果たしていく。

GTNETチャレンジカップは4クラスに分けての混合走行となっている。今回は総勢25台がエントリーしており、四国など遠方からやってきたユーザーも多かった。
GTNETチャレンジカップは4クラスに分けての混合走行となっている。今回は総勢25台がエントリーしており、四国など遠方からやってきたユーザーも多かった。
コンディション
当日は断続的に降り続いた雨のせいで、あいにくのウェットコンディションとなってしまった。そのため、タイムを削ろうとしてオーバーステアと闘うマシンも続出……。
サーキット走行
サーキット走行といえば敷居の高いイメージも強いだろうが、GTNETチャレンジカップでは走行前に各フラッグの説明も丁寧に行うのでビギナーでも安心して参加できる。

慣熟走行
彼女や友達などがヘルメットやグローブなしでサーキット走行を同乗体験できる慣熟走行が用意されている。参加を迷っているビギナーは慣熟走行への同乗からスタートしよう。
サーキット走行を兼ねたオフ会などにぜひ活用して欲しい
今回はRX-8以外に、ランティスのグループ参加もいた。パドックが広く、グループ割引も用意しているので、サーキット走行を兼ねたオフ会などにぜひ活用して欲しい。
クラス1
GT-Rやポルシェで構成されるクラス1は上位を占めると思われたが、スリッピーなウェット路面ではハイパワーが諸刃の剣。思うようなタイムがマークできなかったようだ。
チャレンジカップのエントラントは多種多様
チャレンジカップのエントラントは多種多様。シビックやインプ、GT-Rなどのサーキット定番マシンだけでなく、カローラ・フィールダーなどもエントリーしている。
クラス1表彰台
GT-Rやポルシェなどで構成されるクラス1は、尾崎GT-Rがクラストップを獲得。村田スープラ、杉田ボクスターが後ろに続いた。
クラス2表彰台
ランエボやインプ、レガシィなどで構成されるクラス2は、優れたトラクション性能を活かして総合優勝も獲得した藤原インプがクラストップ。青山インプが後ろに続いた。
クラス3表彰台
多数のRX-8が参加して、激戦区となっていたクラス3。終始アグレッシブな走りを見せた小林RX-8がトップを獲得し、横山Z33、森嵜RX-8が後ろに続いた。
クラス4表彰台
シビックやS2000などで構成されるクラス4は、安定した速さを見せつけた安田ランティスがクラストップ。以下、末金ロードスター、広瀬カプチーノと後ろに続いた。

では、気になる2回目のリザルトだが、1回目で2位につけていたクラス2の藤原インプが2分11秒811と2秒近くのタイムアップを果たして総合トップをマーク。以下、クラス4の安田ランティスが2分13秒439、クラス3の小林RX-8が2分13秒824と続いていった。

結果的に栄えある08年の総合優勝を飾ったのは、唯一2分11秒台をマークしてきた藤原インプ。小林RX-8は2回目でタイムアップが果たせなかったものの、1回目のアタックで健闘を見せたマージンを守り抜き総合2位を獲得する。そして、コンパクトなボディを自在に操って総合3位にくい込んだのは、安田ランティス。以下、クラス3の横山Z33、クラス2の青山インプ、クラス3の森嵜RX-8、藤信RX-8というリザルトとなった。
今回はあいにくのコンディションだったが、ピットでの様子を見ていて印象に残ったのが総勢10台のエントリーで終始盛り上がっていたRX-8たち。聞けばネット仲間で盛り上がろうとエントリーしたそうで、走行経験豊富なドライバーが走り方やセッティングを仲間にアドバイスするといったシーンも見られ、全員がサーキットを満喫している様子だった。

少し余談になるが、スポーツ走行を快適に楽しんでもらおうと考えているGTNETではGTNETチャレンジカップにリピート割引だけでなく、グループ割引も用意している。今回エントリーしていたRX-8勢のように、同一車種ならではのライバル心も燃やしてスポーツ走行を楽しむといった盛り上がり方はおおいにありだろう。

次回、岡山国際サーキットでのGTNETチャレンジカップは最終ラウンドとなる11月24日を予定。天候も涼しくなり、絶好のアタック日和になると予想されるので、エントリーに向けてマシン、ドライバーともに早い段階から準備を進めてもらいたい。


タイムアタック総合

順位 クラス順位 氏名 車輛 type 1回目 2回目
1 2-1 藤原 インプレッサ STI GDB E型 2'13.641 2'11.811
2 3-1 小林 学 RX-8 SE3P 2'13.075 2'13.824
3 4-1 安田 裕 ランティスクーペ CBAEP 2'13.834 2'13.439
4 3-2 横山 憲一郎 フェアレディZ UA-Z33 2'20.782 2'14.461
5 2-2 青山 英二 インプレッサ GDB 2'19.086 2'15.125
6 3-3 森嵜 直樹 RX-8 SE3P 2'18.617 2'16.454
7 3-4 藤信 尊文 RX-8 SE3P 2'17.018 2'19.865
8 3-5 夏 恒治 RX-7 FD3S 2'22.932 2'17.041
9 3-6 島田 幸士 RX-8 SE3P 2'22.274 2'17.431
10 3-7 川崎 敏一 RX-8 SE3P 2'23.098 2'18.537
11 1-1 尾崎 浩次 スカイラインGT-R BCNR33 2'19.553 2'18.940
12 1-2 村田 博也 スープラ JZA80 2'27.572 2'20.721
13 4-2 末金 孝夫 ロードスター NCEC 2'24.456 2'20.952
14 3-8 白方 陽介 RX-8 SE3P 2'22.251 2'20.970
15 4-3 広瀬 佐登志 カプチーノ EA11R 2'22.466 2'20.979
16 4-4 今本 誠孝 ランティスセダン CBAEP 2'24.908 2'21.661
17 3-9 新熊 章 RX-8 SE3P 2'23.060 2'22.383
18 4-5 金子 貴充 スプリンタートレノ AE86 2'22.608 2'22.977
19 4-6 森田 秀継 カローラフィルダー ZZE122 2'24.689 2'22.779
20 4-7 林 宗宏 ロードスターRHT NCNE 2'27.207 2'24.198
21 3-10 林 哲也 RX-8 SE3P 2'29.455 2'26.621
22 1-3 杉田 博樹 ボクスター 987 2'32.635 2'31.160
23 3-11 小西 由浩 RX-8 SE3P 2'35.712 2'32.626
24 3-12 鳥井 宏治 RX-8 SE3P 2'36.376 2'40.470
25 4-8 若尾 真彦 ヴィッツ NCP91 2'43.202 2'40.565

左の表の各参加者名をクリックすると、下の図のような各参加者詳細ページが別ウインドウで開きます。

参加者詳細ページ

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