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2016年 新型86インプレッション2016年9月14日更新

Gazoo86&BRZ race  KMS teamから現在も参戦中で、Nゼロ(ナンバー付き車両)を使用する為、標準車両の基本性能にレース結果が大きく影響します
その為、今回のマイナーチェンジにはとても興味があるインプレッションとなりました。
今回のインプレッションはレーサー、青木孝行選手を迎え86を軸に見ていきたいと思います。

  • gtnet 2016 86インプレッション
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まず、デザインです
前モデルに比べフロント開口部が後退して下部のリップが突き出したようなデザインになってます。
実際は突き出ているわけではないのですが、近年のレースカーのイメージに近いですね。
空力に関しては今回、ミニサーキットでのテストであった為、体感はできませんでした。

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リアウイングの作りは完成度が高く、通称GTウイングとまではいかないまでも、とても存在感がありますね。 フロント&テールランプの変更も新型になった感を演出されてます。

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エクステリアはグレードにもよりますが、素材や仕上げの方法などでとても質感が高くなってます。
中でもステアリングの変更はトヨタ最小径となって握った時に掌が吸いつく感じです。
だた、レーシンググローブを装着して握った時の吸いつきは前型のステアリングの方が相性が良かったです(使用するグローブにもよると思いますが)。

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メーターには新しくファンクションディスプレイが追加
遊び心がありますね。気になったトルクカーブの谷ですが、視覚的には谷があり錯覚しますが実際走行すると殆ど谷は感じなく、フラットなエンジン特性でしたね。

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そして、肝心の乗り味
新旧比較すると、走り出してすぐに違いを感じる事ができます。
街乗りのような場所ではリアのダンピングがソフトになり載り心地は良くなっています。
フロントは逆にハードになっていますが、前型より路面のギャップを乗り越えた時の車の揺れも早く収まります。ボディー剛性向上と前後のダンピングの見直しの効果ですね。
エンジンも低回転域でのトルクが増しており扱いやすくなっています。
一言でいうと、「長距離ドライブでも疲れにくい車になったと言えます」。

サーキット走行では、車両の剛性が高くなっていると感じられ、シャキッとしたハンドリングでした
だた、カタログ数値以上に車両重量が増した?ようにも感じ取れました。新旧ラップタイムの比較は出来なかったので、真相はわかりませんが、機会があればタイム比較もやってみたかったですね。

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【総評】
新型は正常進化していると言えます。スポーツカーらしく見えない部分にも数多くの改良点があり、前型を研究してしっかり改良をしてきたなと。
また、新型が出る事で前型の中古相場も下がるでしょうし、是非、若い人にライトウエイトFRの楽しさを味わってほしいですね。


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